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2025年3月31日 | ブログ記事

科学大デジタル創作同好会traPでの6年間実際どうだったのって話

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この記事は新歓ブログリレー2025 25日目の記事です。
前回の記事は@YHz_ikiriさんの「アイドル」ゲームのすゝめです
明日の投稿者は@METCH722, @lemon, @sumire0517です

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。初めまして、@d_etteiu8383です。最近は@eyemono.moeとも名乗ってます。

25年度入学の皆さんは今後"25B"と呼ばれることになるかと思いますが(25年度Bachelor(学士))、私は"19B"として東工大に入学しました。学士1年生の5月から、この東京科学大学デジタル創作同好会traPに入部し、はや6年が経ちました。そんなtraPからも本日で卒業となります。

本記事では、traPに入部してからの6年間を振り返り、traP部員が具体的に何を経験してきたのかをご紹介できればと思います。サークル選びに悩んでいる方、traPへの入部を検討している方の参考になれば幸いです。
この記事では私個人の経験を中心に挙げるため、内容に偏りがあります。あくまで一個人の経験談としてお読みください。
traPでの活動についてより詳細かつ多角的に知りたい方は是非新入生向け特設ページをご覧ください

【3/7更新】2025年度 新入生歓迎 特設ページ
新入生の皆さんへ!私たちtraPの活動について知ってもらうためのページを用意しました。新入生の皆さんと一緒に活動できる日を楽しみにしております!

入部前

traPの存在自体は入学後に知りました。

上記の理由から、traPへの入部を決意しました。

当時は新歓として「花道」と呼ばれるイベントが開催されていました。これは各サークルがウッドデッキ上で活動紹介などを行うイベントで、traPもビラの頒布と簡単な説明会を行っていました。

本日4月3日、13:30よりtraPは花道でビラの配布を行います!
本館入口近くのブースでは、traPのメンバーが皆さんをお待ちしています!
飲み物やお菓子もありますので、お気軽にお越しください! pic.twitter.com/1zsS3Y6mTW

— 東京科学大学デジタル創作同好会traP (@traPisct) April 3, 2019

生命系じゃダメですか?

A. いいです。

この説明会で「生命理工学院の部員はいるか」と聞いたところ、質問に答えてくれた先輩が生命理工学院の部員でした。正直入部前は情報系の人しか居ないのかな...と不安でしたが全然そんなことありませんでした。もちろん工学院, 情報理工学院の学生の所属数が多いことも事実ですが、全学院の部員がそろっており、一番少ない環境・社会理工学院でも26人が所属しています(2025年3月時点)。

数字で見るtraP 2024
デジタル創作同好会traPにまつわる情報を、数字で紹介します!サークルの構成や、活動、コミュニケーションに関することなど、traPについてもっと詳しく知ってみませんか?画像をクリックすると過去のデータと比較して数字を確認できます。
2024年のデータですが部員の統計情報がまとまったブログが公開されています

実際6年間を通して「生命理工学院だからこの部内イベントに馴染めなかった」みたいなことは一切ありませんでした。学院関係なく、デジタル創作に興味のある学生全員を受け入れる雰囲気がtraPにはあります。

あとこの花道で印象に残っていることと言えば、肩にロボットを載せた部員の方が居たことです。「3DCGとかVRに興味あります」と伝えたらその方に「なら東大のUT-virtualってところがいいよ」と言われました。traPの宣伝しろや。

やったもの・つくったもの・身についたもの

ここからは実際にtraPで行ったこと, 制作したもの, そしてこれらを通じて身についたものについて紹介します。

ハッカソン

traPでは年に2回、春と冬にハッカソンが開催されます。ハッカソンとは、4,5人で班を組んで短期間で作品を作り上げるイベントです("hack"+"marathon")。ゲームを作ることが多いですが、近年はwebアプリケーションやプログラミング言語、映像作品を作る班もあります。部員ほぼ全員が参加する、traPの中で最も盛り上がるイベントの一つです。
特に春に開催されるハッカソンは、新入生向けに経験者・未経験者をバランスよく配置した班が組まれるため、1年生の内から参加してもなにも問題ありません。そもそも新入生が楽しくハッカソンに参加できるようにプログラミング講習会などのスケジュールが組まれます。

2024年 春ハッカソンを開催しました!!
6/15,16の二日間にかけて部内春ハッカソンを実施しました 今回の春ハッカソンは過去最高規模、186人33班の参加となりました!! テーマを”さい”,”えん”,”す”と設定し、後述するテーマ賞に見られるように上手く絡めた作品が多く誕生しました。加えて賞の数も増強し、ユニークな賞も数種類新たに設けられています。 現在も製作に取り組んでいる班もあり、続々と完成報告が届いています。受賞作品の中にも製作進行中といった作品もあるので続報もお待ちください!! (一部作品は部内限定公開となっております) なお、今回のハッカソンは“Engineer Guild”様の協賛を受けております。この場を借りてお礼申し上げます。 Engineer Guildポテンシャルを持ったエンジニア志望の学生を、Googleをはじめとする最難関の外資IT企業などへ導くためのコミュニティ外資系・日系のトップ企業を志望する学生に向けた就活イベント|外資就活ドットコム 最優秀賞 (24班)「発火村」 * 絶対に炎上する新世代の最高のSNS 生成AIを用いて”とにかく炎上するような発言として投稿
2020春ハッカソン 10班「Make sure the Pressure」
本記事は2020年7月13日~19日に開催された部内ハッカソンの報告記事です。今回私たちの班は「Make sure the Pressure」というパズルゲームを作成しました。

↑1年の頃はあまり活動に参加できず、2年生で初めてハッカソンに参加しました。めちゃくちゃ力業でスプライトを作ったことを覚えています。

2020冬ハッカソン9班「JankenSimulator」
本記事はtraP夏のブログリレー8月14日の記事、そして2020年12月6日~13日に開催された部内ハッカソンの報告記事です。今回私たちの班は「Janken Simulator」という3Dじゃんけんゲームを作成しました。

↑1週間で3体分のキャラモデルを作りました。今の体力ではもうできないかも。

2021 春ハッカソン 07班 「プラズシ」
北海道生まれ北海道育ちの主人公、エビ。彼はその大きく育った身を美味しくいただいてもらうことを夢見て、遠路はるばる東京の大人気寿司チェーン店『ぷら寿司』にたどり着いた。その身をぜひとも生で食べて欲しかったエビだが、彼が投入されたのはなんと揚げ物鍋。”天ぷらにはなりたくない、俺は裸一貫で寿司になるんだ!”迫りくる油の海、立ちふさがる天ぷら、彼は寿司になれるのか――。頂上のすし飯を目指し、今、一匹のエビが跳躍する。>> https://purazushi.trap.games から今すぐプレイ プラズシTAKI PLAZAの頂上を目指せ [https://purazushi.trap.games]-------------------------------------------------------------------------------- 本記事は6/14~20にかけて行われた部内ハッカソンの報告記事です。 チームメンバー * [19B] @d_etteiu8383 [/author/d_etteiu8383/] (TA, グラフィック) * [21B] @

↑訳分からんテーマから生みだされた名作です。この頃から上級生としてプロジェクトマネージャー的な立ち回りをし始めました。

2021年 冬ハッカソン 16班 「Draw World」
2021年 冬ハッカソン 16班 「Draw World」本記事は12/4~12にかけて行われた部内ハッカソンの16班の報告記事です。 ハッカソン全体の開催報告記事は以下をご覧ください! 2021冬ハッカソンが開催されました!みなさんこんにちは。2021冬ハッカソン担当のこみちです。2021冬ハッカソンが12/4(土)~12/12(日)の期間で行われました。 今回はあのpixivでおなじみのピクシブ株式会社様の協賛のもと行われました!Vroid SDKやメンター相談、pixiv賞の選定や作品の講評など様々なご協力を頂きました。ありがとうございました!今回のテーマは「draw」でした。非常にレベルの高い作品が数多く制作され、運営も全部に賞をあげたい!という気持ちでした。では作品の紹介・記事を見てみましょう。作品 作品のブログが公開されるとリンクが貼られます!お楽しみに 01 『描画行動』…東京工業大学デジタル創作同好会traPKomichi[https://trap.jp/post/1454/]チーム紹介チームメンバー * [19B] @d_etteiu8383 [

↑なんとピクシブさんとのコラボ回です。チームマネジメントって難しいな...と強く学んだ回でした。でも一番開発が楽しかったかも。

2023 春ハッカソン 24班 『THE SEEKER』
この記事は2023年春ハッカソンの参加記事です。 6/17,18(土,日)に開催された春ハッカソンに参加しました! 制作物2Dシューティングゲーム『THE SEEKER』を制作しました。以下のリンクから遊ぶことができます。(PC上で動作) THE SEEKER | 東京工業大学デジタル創作同好会traP2023春ハッカソン24班作品 | 人の心を取り戻すための Seeker の物語 |シューティングゲームTHE SEEKER | 東京工業大学デジタル創作同好会traP [https://seeker.trap.games/]チームメンバー1日目に全員で18時に帰宅することに成功したので、チーム名は「定時帰宅」です。23M @d_etteiu8383 [https://trap.jp/author/d_etteiu8383] (プログラミング、グラフィック)23B @Qro [https://trap.jp/author/Qro]

↑改めてゲーム向けのコード設計についてちゃんと勉強して取り組んだ回でした。発表本番でバグらせました。

2023冬ハッカソン10班 「staQoverflow」
この記事は2023年冬ハッカソンの参加記事です。10班はWebアプリ「staQoverflow」を作成し、アイディア賞をいただくことができました!

↑初めてのWebアプリ開発での参加でした。後輩の自走力に驚いた記憶があります。

ハッカソン20班 百合の間に挟まりたい!
メンバー eyemono.moe(リーダー、プログラム) sase(プログラム) つくね(プログラム) HRT(プログラム) isanan(グラフィック) 制作物 ――仲良し2人の魔法使い、そこに百合の間に挟まりたい男 襲来―― 今回のテーマは「サイ」「エン」「ス」 「サイ」は「最」、「エン」は「縁」 最も尊い縁といえば... というわけで、私たちの班は、「百合の間に挟まりたい!」という、1人対2人の対戦ゲームを作りました。 こちらのリンクから遊べます。 https://yuri.trap.games/ 百合の間に挟まりたい!traP 24 spring hackathon team 20によるゲーム『百合の間に挟まりたい!』です百合の間に挟まりたい!- traP

↑traP内ではこれが最後のハッカソンでしたが、6年間の集大成としてふさわしいいい作品ができたと思っています。

実際にハッカソンで行う作業としては、1,2年生の内はイラストや音声素材の作成, コーディングがメインになると思います。短期間でとにかく動くモノ,見せられるモノを作り上げる必要があるため、嫌でも技術力が身に付きます。「チームで何かを完成させる」という経験を積むことができるのも大きなポイントです。
また、上級生になるとチームマネージャーとして立ちまわることが多くなるため、自然とマネジメントスキルが身につきます

部員数が多く、手厚いサポートがあるtraPならではのイベントだと思います。


traPにはの概念があり、自身の興味分野を示す目的で班に所属します。班について詳しくは新入生歓迎 特設ページを確認してください。

私はグラフィック班, SysAd班, ゲーム班に所属していました。特に印象に残っている活動を挙げていきます。

グラフィック班3DCG部

グラフィック班はさらにイラスト部, 3DCG部, デザイン部, ドット絵部に細分化しています。分かれているとはいえゆるいコミュニティみたいなもので、こちらもまた興味分野にとりあえず所属しておくと吉といった感じです。

グラフィック班
traPグラフィック班では、デジタルイラスト制作、アナログイラスト制作、ドット絵制作、3DCG、ロゴデザイン等を行っています。 制作した作品はチームで制作するゲームに使用されたり、イベント等の広告やポスターに使用されたりしています。 グラフィック班は仕事の依頼が多く、イベントやプロジェクト等で重宝されています。 また、創作活動を大学から始めた人も多いので 経験がなくても全く問題ありません。 好きなアニメ/ゲームのキャラクターを描けるようになったり、描いたイラストや制作したモデルが実際にゲームで使用されるのは非常に嬉しく、達成感があります。 部内チャットツールには制作に行き詰まった方が相談するチャンネルや自分の進捗を載せることができるチャンネルなどもあり、同期や他学年と共に成長できます! 皆さんも是非グラフィック班で創作活動を始めましょう! 作例 イラスト すみ auru nemlos Piyo 3DCG kaitoyama aruze_

元々3DCGに興味があったのですが、入部当時traP内で3DCGをやっている人は多くなく、ハッカソンやプロジェクトでも2Dゲームが作られることが多かったです。
traPでは新歓において"○○体験会"と称して各班の活動を体験できるイベントが開催されますが、3DCG体験会は僕の入部直後に引き継ぐ人がおらず開催されていませんでした。これはどのサークルにも言えることだと思いますが、サークルの維持に最も重要なのは"引継ぎ作業"です。

ということで一度途絶えたtraPの3DCG文化を僕の代で再起させることに全力を注ぎました。まずは散乱していた3DCG体験会の資料をまとめ・再構築し、3DCG体験会を開催しました。

【4/28開催】モデリング体験会の案内
この記事は 4/28 (水) 14:00~ にオンラインで実施される新入生向けモデリング体験会についての概要を記したものです。 体験会の概要前半は3DCGとは何か、何ができるのか、何が必要なのかについて簡単に説明を行います。後半はBlenderという3DCG制作ソフトを用い、キャラクターのモデリングからアニメーションの作成までを実際に体験してもらいます。最終的には下のようなアニメーションを作成します!途中参加や途中退場も自由ですので、気軽にご参加ください。 場所YouTubeLiveを用いたオンラインでの開催となります。 また、質疑応答は新歓Discordサーバーで受け付けます。 後半の演習は配信を観ながら各自のPCで行ってもらいます。後述する事前準備を済ませておくと、当日スムーズに体験会に参加していただけます。 日時YouTubeLive配信:4/28 (水) 14:00~17:30 YouTubeLiveのアーカイブを残すので、この時間に参加することができない方もご安心ください。配信後も新歓Discordサーバーにて質問を受け付けます。 参加方法・事前準備事

また、"3DCG基礎概念講習会"と称して、3DCGの基礎概念を浅く広く, 網羅的に学ぶ場を設けました。この講習会の資料は一般公開しています。力作なのでぜひご覧ください。

3DCG基礎概念講習会
東京工業大学デジタル創作同好会traP内で行った3DCG基礎概念講習会の資料です

そんなこんなで3DCG部の部長をやったりもしました。

誕生ッ!3DCG部
こんにちは。19Bの@d_etteiu8383 [/author/d_etteiu8383/]です。この記事ではtraPの3DCG部についてゆるゆる紹介します。 -------------------------------------------------------------------------------- 突然ですが本日7月12日が何の日だかご存じでしょうか?そうです、桃山みらいさんの誕生日ですね。 キラッとプリ☆チャン 第1話「キラッとプリ☆チャンやってみた!」 [https://www.nicovideo.jp/watch/1523243902]彼女はアニメ『キラッとプリ☆チャン』の主人公の一人ですが、このアニメは3DCGを利用したライブシーンが特徴的ですよね。ということで本記事は3DCGに関するお話です。 traP グラフィック班 モデリング部についてtraPにはアルゴリズム(競プロ)班、グラフィック班、ゲーム班、サウンド班、CTF班、SysAd班の6つの班が設けられていますが、グラフィック班にはさらにイラスト部、デザイン部、ドット絵部、モデリン

現在も3DCG部は活発に活動しており、継続的な講習会が実施されています。講習会資料はgit管理されるようになり、今後の引継ぎも安心です。

3DCG体験会
2024年度3DCG体験会

実際に作成した3DCG作品としては、特に新歓ビライラスト用に作成したものが強く記憶に残っています。本ブログのメイン画像にもいる子です。

本日から31日まで、traPは正門付近でビラの配布を行います!新入生の皆様、健康診断の帰りにぜひお受取りください!! pic.twitter.com/O7ZYYpk46m

— 東京科学大学デジタル創作同好会traP (@traPisct) March 27, 2021

自分の作品が印刷され、多くの新入生の目に触れることはとても嬉しい経験でした。

グラフィック班デザイン部

3DCG部の他にも、デザイン部として、ロゴデザインも少しやりました。実は現在のゲーム班とCTF班のロゴは私がデザインしたものです。

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他にデザインしたロゴや、ロゴデザインから学んだことについては、以下のブログをご覧ください。

traPでロゴデザインをした話
この記事はtraP新歓ブログリレー2023 [https://trap.jp/tag/welcome-relay-2023/] 32日目(4/9)の記事です。 こんにちは、@d_etteiu8383 [https://trap.jp/author/d_etteiu8383/]です。traPではグラフィック班[https://trap.jp/graphics/]でデザインや3DCGをやっていたり、ゲーム班 [https://trap.jp/game/]でゲームを作る素振りを見せていたりしています。 この記事では、僕が最近行ったロゴデザインについてお話します。 宣伝traPグラフィック班デザイン部では、新歓活動の一環として初心者・未経験者向けのロゴデザイン体験会を行います。4/20(木)にオンライン会場(Figma)で開催予定です。詳細は2023年度 traP新歓日程のご案内[https://trap.jp/post/

SysAd班 NeoShowcase

SysAd班
このページではtraPのSysAd班について紹介します。 SysAdとは “System Administrator” の略語で、直訳するとシステム管理人のことです。この言葉から分かるように、SysAd班は主にサークル内での交流や開発を支援するための活動を行なっています。‌‌まずはSysAd班で開発している主なサービスや利用しているアプリケーションについて紹介していきたいと思います。 SysAd班で開発しているサービス ここでは、SysAd班が一から制作し、運用しているサービスについて紹介します。 traQ traQは、slackライクなコミュニケーションツールです。traP内部での会話や連絡は基本的にこのツールを介して行われています。現在投稿されたメッセージ数は600万件を超えています。(2025/02/01現在) 関連リンク traPtitech/traQtraQ - traP Internal Messenger Application Backend - traPtitech/traQGitHubtraPtitechtraPtitech/traQ_S-UIt

SysAd班としては、特にNeoShowcaseという部内向けアプリケーションの開発に携わっていました。このアプリはめちゃくちゃ簡単に説明すると、部員なら誰でもお手軽にアプリをリリース・公開できるプラットフォームです。

さて、これはハッカソンやプロジェクトで制作された作品を公開する場所のおはなしです。

素晴らしい作品であれば、より多くの人に見てもらいたいし遊んでもらいたいので、アクセスしやすい場所で公開したいですよね。

世の中には、VercelやAWSのような便利で高機能な「PaaS」や「IaaS」が存在しており、これらのサービスでWebアプリやゲームをインターネット上で公開することができます。
しかし、これらを使うにはサーバーの知識が必要だったり、高機能なあまり設定やドキュメントが難解だったり...

創作を行うすべてのメンバーがこれらのサービスを扱えるとは限りません。
そこで、作品を公開するハードルを下げ、より創作活動を活発に行えるようにする基盤である「NeoShowcase」がtraPには存在します。
【NeoShowcase】traPには内製の作品公開プラットフォームがあります | 東京科学大学デジタル創作同好会traP

【NeoShowcase】traPには内製の作品公開プラットフォームがあります
はじめに | 『デジタル創作』同好会traPとは 私たち『デジタル創作同好会traP』は、Webアプリやゲームの制作を中心に活動する、デジタル創作・プログラミングの総合サークルです。 traPについて東京工業大学デジタル創作同好会traPは、東京工業大学・大岡山キャンパスを拠点に活動する創作・プログラミングの総合サークルです。アプリ・ゲームの制作を中心に、音楽(DTM)、グラフィック(イラスト、3DCG、ドット絵、動画)などの創作活動に加え、Webインフラや競技プログラミング・サイバーセキュリティ(CTF)、機械学習(Kaggle)などに関する活動も行っています。 こうした創作活動のほかにも、大学サークル間の交流イベントの主催や、中高生向けプログラミング教室などといった社会貢献活動も行っています。 traPの班 * アルゴリズム(競プロ)班 * グラフィック班 * ゲーム班 * サウンド班 * CTF班 * SysAd班 * Kaggle班 traPには大きく分けてこの7つの班が設けられており、自分の興味に合わせて所属することができます。ここでは各班の活動を簡単に紹介します。よ

詳細な説明は上記ブログ記事に譲りますが、traPの作品を公開するためのプラットフォームとして、部内の多くの人に利用されています(公開した作品を外部の人が触るという意味で部内外問わず多くの人が利用しているとも言える)。私はこのアプリの開発において、フロントエンドの実装を担当しました。

2024年はSolid.jsを使いませんか?【部内PaaS基盤 NeoShowcase フロント開発ログ】
この記事はtraPアドベントカレンダー2023 24日目(12/24)の記事です。 こんにちは@d_etteiu8383です。@eyemono.moeでもあります。めりくり~ 2週間ほど前、部内PaaS基盤であるNeoShowcaseのv1.0.0がリリースされました(現在はv1.1.2がリリースされています)。 このリリースではフロントエンドの実装が一新され、新UIが導入されました。 このフロントエンドの実装の大半を私と@tokiが担当しました。本記事ではそのフロントエンドの開発で使用した技術についてご紹介します。 なお、NeoShowcaseについての詳細な紹介は後日別の記事として投稿予定です。しばしお待ちを。 ↓技育展2023でNeoShowcaseを紹介した際のスライド↓ 使用技術 フロントのpackage.json:NeoShowcase/dashboard/package.json at main · traPtitech/NeoShowcase Solid solidjs.com GitHub - solidjs/solid:

SysAd班で管理しているアプリケーション全般に言えることですが、距離感の近い部内のメンバーからのバグ報告やUXに関する活発なフィードバックを受けて、実際にアプリを運用・改善していくことができるのはとても良い経験でした。数百人単位の部員が利用するアプリケーションを運用するというのは、なかなかできる経験ではありません。NeoShowcaseのフロント開発を通してWebアプリケーションの開発に必要な技術を学ぶことができました。

らん☆ぷろ

部内ショートプレゼン会「らん☆ぷろ」の紹介【新歓ブログリレー12日目】
こんにちは、@d_etteiu8383 [https://trap.jp/author/d_etteiu8383/]です。この記事はtraP新歓ブログリレー2022 [https://trap.jp/tag/welcome-relay-2022/] 12日目(3/20)の記事です。 この記事では、traPのメンバー集会で行われている「らん☆ぷろ」という部内ショートプレゼン会をご紹介します。 メンバー集会traPでは月1回から2回のペースでメンバー集会が行われます。ここでは事務的な連絡をはじめ、各班[1]やプロジェクト[2]の進捗報告会、そしてらん☆ぷろなどが行われます。 らん☆ぷろとはらん☆ぷろとは、部員が各々、興味のあるトピックや勉強したりやってみたりしたことについて5-10分くらいで発表する会です。 この名称は部内で運用されているSNS「traQ」のチャンネルの一つである”#random/progress”の略に由来しています。このチャンネルには部員のいろんな進捗が投稿されており、

traPでは月1回のペースでメンバー集会が行われています。ここでは事務的な連絡をはじめ、各班やプロジェクトの進捗報告会、そしてらん☆ぷろなどが行われています。
らん☆ぷろとは、部員が各々、興味のあるトピックや勉強したりやってみたりしたことについて5-10分くらいで発表する会です。

この名称は部内で運用されているSNS「traQ」のチャンネルの一つである"#random/progress"の略に由来しています。このチャンネルには部員のいろんな進捗が投稿されており、それと同じ場をメンバー集会にも設けようというアレです。
部内ショートプレゼン会「らん☆ぷろ」の紹介【新歓ブログリレー12日目】 | 東京科学大学デジタル創作同好会traP

このらんぷろで、私は計20回ほど発表しました。

らんぷろの面白いところは、メンバー集会というtraP部員ほぼ全員が参加する場で発表する部分だと思います。特定の班やプロジェクトのメンバーだけでなく、様々な分野の人が集まる場での発表となるため、

というメリットがあります。この「様々な分野の人が大量に集まっている」状態を、traPではよく"知の交差点"と表現しています。ハッカソンなんかもそうですね。人が多いtraPだからこその強みだと思っています。

らんぷろを通した発表スキルの向上はもちろん、他の人の発表を聞くことで新しい知識を得たり、他の人の発表に触発されて新しいアイデアが生まれたりと、非常に良い経験でした。

ブログ

今読んでくださっているこれです。https://trap.jp/です。共著も含め、計55本のブログを執筆しました。現状部員内最多らしいです。

traQの投稿内容はもちろんハッカソンの作品発表など、traPの活動の多くはtraP内に"閉じている"ため、ブログなどの形で外部に発信しないと外部の人に知ってもらうことができません(traPが何やってるのかよくわからないとたまに言われる所以ですね)。
そこで役員会(traP内の運営組織)で広報担当になっていた私は、特にブログの利用を活発化させることに力を入れていました。具体的には、ブログの執筆方法の説明を詳細にWikiにまとめたり、ブログのタグ整備を行いました。そして言い出しっぺである私がブログを執筆し続けることで、他の部員にも「ブログを書くことは当たり前」という文化を根付かせ(ようと努力し)ました。

traPの公式ブログは結構いろんな人に読まれており、先述の技育展でも初対面の方に「traPのブログで見たことある」と言われたことがありました。実際に広報効果があることを実感できたのは嬉しかったです。

そして何より、文章を書く力が身についたと思います。らんぷろでの発表スキル向上とも関連していますが、大学生ほぼ全員が通る道である「自分の考えを他人に伝える(論文, 学会発表)」というスキルを、traPでの活動を通して身につけることができました。(私は諸事情あって論文を書いていないし学会発表もしていないのは秘密)

手前味噌ですが、お気に入りの記事をいくつか挙げておきます。

traPの読み方
この記事はtraP新歓ブログリレー2021 [/tag/xin-huan-burogurire2021/] 25日目の記事です。 -------------------------------------------------------------------------------- traPの読み方新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。初めまして、19Bの@d_etteiu8383(でっていう) [/author/d_etteiu8383/]と申します。traP内では広く浅く自由に活動しています。 ...今『traP内では広く浅く自由に活動しています。』の『traP』の部分を読んだとき、どう発音しましたか?とらっぷ?とらっぴー?てぃー あーる えーぴー?皆さんはtraPの正しい発音をご存じでしょうか?僕はご存じです。traPの正式名称は... 東京工業大学デジタル創作同好会traPトウキョウコウギョウダイガクデジタルソウサクドウコウカイ トラップ です。 トラップ です。”東京工業大学デジタル創作同好会”の部分で韻を踏んでいてクールですね。
【Blender】1ポリゴンで(大嘘)ポリゴン2を作る【Vector Displacement】
こんにちは、@d_etteiu8383 [https://trap.jp/author/d_etteiu8383/]です。この記事はtraP夏のブログリレー[https://trap.jp/tag/summer-blog-relay/]9月6日の記事です。この記事ではBlenderにおけるVectorDisplacementとその悪用を紹介します(悪用がメインですので前半は飛ばしていただいても構いません)。 -------------------------------------------------------------------------------- 突然ですが本日9月6日が何の日だかご存じでしょうか?そうです、つい先日NonSugarとしての初のアルバム『TastingNonSugar』を発売したことでも有名な [https://avex.jp/pripara/news/detail.php?id=1090028]真中のんさんの誕生日ですね。 プリパラ 第1話「アイドル始めちゃいました!」 [https://www.nicovideo.jp/watch
Spotifyで今年聴いた曲全部見る
はじめにこの記事はtraPアドベントカレンダー2021 [https://trap.jp/tag/advent-calendar-2021/] 43日目(12/25)の記事です。 こんにちは、@d_etteiu8383 [https://trap.jp/author/d_etteiu8383]です。最近は研究室で大腸菌とかDNAをこねこねしてます。@Uzaki [https://trap.jp/author/uzaki]さんが「今年のプレイリストを作って、1年を振り返ってみよう」という面白そうな企画をやってたので乗っかります。 今年のプレイリストを作って、1年を振り返ってみようtraP部員が自分の好きな曲を詰め込んだ「今年のプレイリスト」を紹介します。東京工業大学デジタル創作同好会traPUzaki [https://trap.jp/post/1457/]で、「今年のプレイリスト」ということで、2021年を振り返りながらプレイリストを作ってみようと思ったのですが、これがなかなか難しかったので私は徹底的にデータに頼ることにしました。本記事ではSpotifyでの楽曲データに
ライフゲームで盆栽
BlenderではPythonによるスクリプティングが可能です。これにより、オリジナルの機能を持ったアドオンを作成したり、オブジェクトの動的な追加等を行うことができます。本記事では、「過去の状態がわかりやすい、3Dでのライフゲーム表示」を、BlenderとPythonを用いて実現します。
名取さなになりたくてOBSと連携する配信画面を作った
この記事はtraP 夏のブログリレー 1日目の記事です。夏、はじまれ。 こんにちは、@d_etteiu8383です。最近は@eyemono.moeと名乗ったりしてます。 名取さなになりたくて配信画面を作ったので、名取さなになりたくて配信画面を作った話をします。 ↑今回作成した配信画面の動作デモ ブラウザで動作するウェブページとして作成し、OBSにウィンドウキャプチャで表示することで配信画面として利用できます。WebSocketによるOBSとの通信により、OBSの音量調整・OBS上のアイテムの位置調整といった操作も可能になっています。 背景 名取さな さんというVtuberがいます。この方の最近の雑談配信における配信画面はウィンドウシステムを模したデザインになっています。 ウィンドウを模したフレームがかわいくてかっこいい。いいな~~ 私もこんな配信画面が欲しくなったので作りました。特に配信をする予定はありませんが、いざという時のために配信画面の一つや二つは持っておきたいですね。 デスクトップを模した配信画面を作るということで、せっかくなので
@propertyを使ってCSSだけでエビを揉む
この記事はtraP 夏のブログリレー 14日目の記事です。 エビ揉め エビ揉め エビ揉め自体が何であるかは説明しません CSSだけでエビを揉む 本家の動きを観察すると、エビ部分と手部分がそれぞれ円運動していることがわかります。 cssにおいては、cos()とsin()を用いて #hand,#shrimp { /* --angle を定義 */ --angle: 0deg; /* --angle と --radius から位置を計算 */ transform: translate3d( calc(var(--radius) * cos(var(--angle))), calc(-1 * var(--radius) * sin(var(--angle))), 0 ); /* --angle を変化させる */ animation: 0.53s linear momi infinite;} /* --angle を 0deg

できなかったこと

ここまで やったこと に焦点を当ててきましたが、「やりたかったけどできなかったこと」もたくさんありました。

でも改めてこうやって振り返ってみると、できた・できない以前に、いろんなことを「やってみようと」してきたことに気付かされます。できるかどうかわからないけど、とりあえずやってみる、という姿勢が一番大事だと思います。やらなかったことは価値にならないかもしれませんが、やってみたことは価値になります。「できなかった」も収穫です。

既に引退されているのですが、以前先輩の@oribeさんが私のことを

アイデアをガンガン形にしていく馬力は見習いたいと思い続けてる, 「やってみたいと思ったことはガンガンやろう!」と意思を固めたのはやっぱり@d_etteiu8383くんの影響が大きいです

と評価してくださったことがありました。これもtraPの"知の交差点"の力だと思います。とにかくいろんな人がいる、いろんなことが行われている、誰かの創作が誰かの創作を刺激する、traPはそういう場だと思います。

総括

ここに挙げた以外にもいろんなことをしてきました。徹夜でアプリ作って英語第一の期末試験を寝ブッチした結果ホットケーキがバズったりとか。Wiiリモコンを使ってVtuberになろうとしたりとか。爆発したtraQを救ったりとか。
細かいものを挙げるとキリが無いので、ここらで締めます。詩的になりすぎましたが最後なので許してください。

traPは、日々成長し、広がり続ける"知の道"です。
部内Wikiや講習会で積み上げられた知が、traQでの対話によって知の流れとなり、部内を巡っていきます。
そこには、ハッカソンやプロジェクト、らん☆ぷろといったイベントで交わる、学年や専門分野を超えたつながりもあります。
この高速道路と交差点は、次の世代の走り出しを後押しし、traPという"知のインフラ"をより活気あるものにしていく──そんな好循環が、ここにはあります。

traPでの6年間は、私にとって非常に貴重な経験でした。traPでの活動を通して、様々な技術を学び、様々な人と出会い、様々な経験をすることができました。前を走ってくれた先輩、隣で走ってくれた同期、背中を追ってきてくれた後輩に、心から感謝しています。
また同時に、役員会や3DCG部の部長としてtraPの運営に関われたことを嬉しく思います。私の活動が少しでも知の交通整備に貢献できていれば幸いです。
そして、これからこの知の道に足を踏み入れる新入生たちが、それぞれの車輪を走らせ、思い思いの道を駆け抜けていくことを願っています。
私が走ってきたこの高速道路が、少しでもその旅をより遠くへ運び、私が辿ってきたこの交差点が、少しでもその行き先を広げるヒントになってくれたら嬉しいです。

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d_etteiu8383

グラフィック班とゲーム班とSysAd班所属 いろいろ活動してました (24年度卒業)

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