AdC2019、18日目の記事です。
本記事では実際の事の流れとは全く逆向きの時間流が発生しています。予めご容赦ください。
あとタイトルが575です。
事故の紹介
サウンド藩のリキッドです。周りのみんなが強いので、僕は強いフリをして頑張っています。
こうして皆さんとお会いするのは、夏のブログリレーぶりですね!読んでいただけましたか?
...え?マダ読んでない?
読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め読め
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それはそれとして
音楽制作には良い音響機器が必須です。細かいノイズを聞き取ったり、微妙な音質の変化を生み出したりするには相応の投資が必要なのです。
一番凄いところだとサウンド藩の久石譲ことカシワデ先生で、1台15万円ほどもする入出力機を使って日々音楽制作に励んでいます。恐ろしいですね。
かくいう私も据え置き環境にはだいぶ気を配っています。ちょっと覗いてみましょう。
なんとも物々しい雰囲気ですね(他人事)。これでも中古で揃えたので2万円程度で済んでいます(今調べてみたら、定価で揃えると8万円ほどかかるみたいです)。
そんなにお金と手間をかけても音なんて変わりっこないさ、という人も多いのですが、やはり良いものは良いです(語彙)。
音楽制作はもちろんのこと、
敬愛する平沢進尊師の音楽を聞いたり
YoutubeでASMR動画を見たり、
とにかく日々のリスニングは全てこの環境で行います。
そうするとだんだん...スマホで聴く音楽が...
スマホで聴く音楽が物足りなくなってくる
スマホの音質カッッッッッッッッッッッッッッッス!聴ければいいだろ、みたいな無味乾燥さが如実に出ています。
なんというかですね、音がカサカサなんですよ。冬の朝の唇みたいな。
これが据え置き環境だと、潤いとハリのある音に聴こえます。リップ塗りました!って感じです。
ちなみに私の使っているスマホは「Xperia X Performance」。SONYさんは何年も†ハイレゾ†を売りにしていますが、個人的にはそんなことよりもハードレベルでの音質強化を図ったほうが良いのではないかと思います。
それはさておき、外で聴く音楽が良く聴こえないというのはQoLを大きく低下させます。
???「ならばお外にも、据え置きクラスの最強環境を持ち出せば良いのでは?」
はいドン
こちらが私の普段持ち歩いている再生環境です。
見るからにゴツいですが、ちょっとサイズを比べてみましょう。
どこの家庭にも1本はある魔剤の缶と比べてみました。縦 × 横 × 高さがだいたい1 × 2 × 1.5[魔剤]くらいです。ちょっと大きいですね。
ちなみに重さは、手で持った感じ大体2[魔剤]くらいです。ちょっと重たいですね。
一体コレがどんな機能を果たしているのか順に見てみましょう。
(長々と戯言が書いてありますが、オタク特有の説明なので読み飛ばしていただいて結構です...)
プレーヤー : iPod Classic 120GB
引用元 : amazon.co.jp
プレーヤーとはその名の通り音楽を再生する機械です。私はかなり古いですが、iPod Classic(第6世代) を使用しています。
通常は、以下に紹介する機械が行う工程をすべてこの機械が担っており、コレ1台で完結させることができます。スマートフォンもそうです。
しかしこういった機械はサイズの制約上、用いるパーツの選定や回路の設計に制限が生まれてしまい、その結果として音質を犠牲にしている場合があります。
したがって、このプレーヤーが行っている段取りをそれぞれ別の専用の機械に担わせることで音質を向上させる 、というのが私の環境のコンセプトです。
DAC : Fostex HP-P1
引用元 : Fostex
この機械は、DA変換(デジタル-アナログ変換)という工程を担当する機械です。
DA変換とはざっくりいうと以下のような工程です。
音楽を聴くには、最終的にデジタルデータである音楽ファイルを、現実のアナログな空気振動に変換する必要があります。空気振動自体は回路上で電圧の変化として扱われるため、電気的にはデジタル信号をアナログ信号に変換する処理としてコレを達成します。これがDA変換です。
で、このDA変換をする変換器のことをDAC(Digital Analog Converter)といいます。
詳しいスペックなど気になる方は上のリンクを踏んでみてほしいのですが、要は旭化成のAK4480というDACチップを搭載しているので音がいいってことです!
Amp : Fostex HP-V1
引用元 : Fostex
この機械は音の増幅を行います。アンプですね。
要は音量を大きくする機械なのですが、音量を大きくする方式にも色々あります。現在スマートフォンなどで採用されているのは、オペアンプと呼ばれる小さな素子を用いた増幅方式です。安く小型化できるので広く用いられています。
一方このアンプが採用しているのは真空管です。真空管はトランジスタが生まれる以前に広く用いられていた素子ですが、一般に大きく、ガラスでできているため壊れやすく、発熱もします。今となっては日常的に使われる代物ではないのですが、音響の世界では未だに広く用いられています。
なんでかってそりゃもう、音がいいからなんですけども。
真空管アンプはトランジスタアンプに比べて、一般に、ふくよかで広がりのある音を出すと言われています。実際に聞いたことのある人なら分かると思いますが、スマートフォンなどに比べて左右の広がりが大きく、低域の豊かさには感動させられます。
このアンプにはその真空管を搭載し、なおかつバッテリーで駆動するように設計したものです。もともと持ち出して使うことを想定されているんですね。
じつは最初に出しました据え置きの環境もコレとほとんど同じ事になっています。画像最上段に鎮座しているのが、真空管アンプです。僕好きなんです、真空管の音。
でも、お高いんでしょう?
そんな事はありませんよ奥様ぁ~。
私の環境はもうかなり古い(5年以上前の製品で構成されている)ので、中古で揃えようと思えばかなり安く手に入れられます。素子の状態やバッテリー持ちなどで不安が残りますが、e☆イヤホンやフジヤエービックなどのお店では、信頼できる中古品が多数販売されています。
ここでそれぞれの定価と私が買ったときの価格、ついでに現在のe☆イヤホンでの価格を見てみましょう!
品名 | 定価 | 購入価格 | 現在価格 |
---|---|---|---|
iPod Classic(第6世代120GB) | \29,800 | \8,360 | \8,990 |
HP-P1 | \65,000 | \15,000 | \9,900 |
HP-V1 | \58,000 | \20,000 | \24,000 |
合計 | \152,800 | \43,360 | \42,890 |
ね?お買い得でしょう?なんと今なら72%OFF!
まとめ
実はコレでも持ち運ぶ量を削減しているんです。ちょっと前まではこんなでした。
明日はkegraさんの記事です!楽しみ~。