この記事は新歓ブログリレー 2025 37日目の記事です。
はじめに
「イラストを描きたいけどどう始めればいいかわからない」「大学から始めるのは遅すぎないか」
そんな悩みがある人はいないでしょうか。そんな皆さんがイラストを始めるハードルをほんの少しでも下げれればと思っています。
僕がイラストを描き始めたのは大学からですが、今一番時間を割いている趣味になっています。traPには気軽にアドバイスを聞ける先輩がたくさんいます。お絵描きは初心者であろうと何も心配はいらないし、とても楽しいです。
みんな、俺と一緒に絵を描こう!!!
初動
まずなにから始めればいいかわからないという人は下を参考にしてみてください。
模写を含め、イラストを描いたことがない、模写ができない
→ トレス
何を描けばいいかわからない、デジタルイラスト環境がない
→ 模写
描きたいものが決まっている、今すぐ描きたい
→ イラストを描いてみる
それぞれについて、さらに解説していきます。
トレス
トレスとは、参考元のイラストの線を上からなぞることを言います。全くイラストを描いたことがない場合、模写をすることも難しく感じられるかもしれませんから、トレスから入るのもいいと思います。
絵を描くうえでの感覚や線の引き方が身に付きますし、描き終わったときにはしっかり達成感があると思います。
やり方(デジタルの場合)
トレス元の画像をキャンバスに読み込みます。

取り込んだ画像のレイヤーの不透明度を下げます。(透けた感じになります)

レイヤーを追加して、そのレイヤーに線をなぞっていきます。ブラシはGペンがいいかと思います。

やり方(アナログの場合)
トレーシングペーパーという少し透けている紙があり、これを用いることでアナログでもトレスをすることが出来ます。印刷などしたトレス元を下に重ねましょう。
模写
「これを描きたい!」というものがない場合は個人的には模写から入ることをオススメします。模写はものすごい集中力を要求し、とても難しいです(初めてで難しいときは無理せずトレスをやってみましょう)。が、観察力が鍛えられますし、出来上がった時の達成感がすごいです。絵が上手い人であってもすることのある練習なので、みなさんもやってみましょう!
やり方
模写元のイラストを見ながら描きましょう。デジタルの場合はサブビューという機能があり、参考資料が閲覧しやすくなっています。難しい場合はキャンバスに直接読み込んで、すぐ隣において描くのもいいと思います。


また、模写はアナログでかなりやりやすい練習になっています。デジタルイラストの環境がないうちはアナログ模写をするといいと思います。
イラストを描いてみる
描きたいものが浮かんでいる、決まっている場合は実際に描いてみることをオススメします。頭の中のイメージを形にするのは非常に難しいですが、挑戦してみることで課題点も見え、成長の大きな糧になると思います。
やり方
細かい描き方については、自分に合うものを探したり、調べてみるのがいいと思います。今回は自分のやり方をざっくり紹介します。
1,ラフ
頭の中のイメージを雑な線や塊からおいていきましょう。だんだんイメージを細かくなるように描きこんでいきます。


ほぼ線画くらいまで描いておくほうがいいらしいです。自分は面倒でそこまでできない
2,線画
線だけで構成されている絵になります。たぶん。ラフの線を整えるイメージで線を引いていきます。きれいな線を引くことに集中したいので、線を引く位置を考える必要がないくらいまでラフを描いておく方が楽です。

3,塗り
線画レイヤーの下に色を塗っていきます。バケツツールやGペンなどでベタっと色を塗ります。なお、ラフ段階で色を置いてみたり、背景のイメージを描いておくと全体像をイメージしやすく、ここら辺の工程が楽になったりします。

下塗りのレイヤーに新規レイヤーをクリッピングをして影や光などを描きこんでいきます。

4,仕上げ
色トレスや色味の調整等をします。正直ここら辺は自分にはよくわからないです。色トレスは線画の色を周辺の色に近いものにすることを言います。多分。しておくと見合えがだいぶ良くなります。

完成したイラストの疑問点等は周囲の絵描きにどんどん相談してみましょう。疑問点を持ってから添削等をしてもらうと飲み込みが早くなると思います。
機材・ソフト周り
iPadとapple pencilを持っている人はiPadで描き始めるといいと思います。アイビスペイントというアプリは無料にも関わらず非常に使い勝手がいいです。部内でも人気の高いソフトなので、これを使うことをオススメします。
PCで描きたい人は液タブもしくは板タブを買いましょう。
液タブは画面に直接描く感じなので描きやすいです。一番安いので3万いかないくらいですかね。
板タブは液晶のついていないペンタブレットです。姿勢が悪くなりづらいといったメリットがありますが、ペン先を直接見ながら描くわけではない(マウスみたいな感じ)ので、慣れるまでは難しいと思います。5000~1万くらいで買えるみたいです。
PCで描くときはclip studio paintというソフトが人気です。有料ソフトですが、買い切り版もありますし、初めての利用時は3か月無料です。
終わりに
いかがでしたか?だいぶダラダラ描いてしまいましたが、これを見てイラストを描いてみようという人が一人でも増えてくれたら嬉しいです。
またtraPで絵を描こうと思ってくれている人は、ぜひお互いに高め合っていきましょう。
次回は@Hueterさんの記事です!お楽しみに!