この記事は新歓ブログリレー2020 4日目の記事です。
はじめに(mazrean)
新入生の皆さんの中には入学に向けてパソコンの購入を考えている方も多いと思います。「音楽作りたいけどどのぐらいのスペックが必要?」「Web開発やってみたいけどOS何がいいの?」などの疑問もあるかもしれません。うっかり間違ったパソコンを買ってしまうと、タイトルの画像のようになってしまうかも[1]。この記事では、そのようなことがないよう、疑問にお答えします。traPのメンバーがそれぞれの活動分野に適したパソコンのスペック・OSなどを紹介していきます。自分のやりたい分野と照らし合わせてパソコンを選ぶ参考にしてみてください(各章の隣の括弧内に書かれているメンバーがそれぞれの章の執筆者です)。
ゲーム開発 (Fogrex)
基本的にゲームをするよりゲームを開発する方が当然要求スペックは上がります。自分の作りたいゲームの大体の要求を確認して、それよりも数段スペックの良いものを選びましょう。コードから書く人はSysAdと要求そんな変わらないので、今回はUnityとかUIメインのゲームエンジンを使う人の話をします。
- CPU : コンパイルにかかわってきます。ゲーム開発では実際にビルドしないと動きがわからなかったりもするので、強い方がいいです。i5以上かなぁ。Unityはi5でも絶妙にスクリプト更新が重い。
- メモリ : 統合開発環境(IDE)やゲームエンジンの実行時には多くのメモリを消費します。Unityの起動時に大量のファイルを読み込んだりするので立ち上がり速度とかもかかってくると思います。メイン開発機なら16GB以上。サブ機なら8GBでもいいと思います。
- ストレージ : SSDは大前提です。容量についてですが、ゲームも入れてゲームエンジンも入れて、プロジェクトファイルも入れてとやっているとなんだかんだ256GBでも埋まることがあります。使い終わったやつを適切にバックアップに逃がしておけばいけるかなという感じ。エンジン自体はUnityは数GBだけどUnrealEngineの場合は数十GBぐらい使った気がする。ただしUEを使ってる人はtraPにはほとんど居ないです。
- OS : 基本的にゲームエンジンはどのOSにも対応していたりする。ただしプレーしてくれる人はWinが多数派なので、デバッグとかは多少有利かも。macはiOSとかmacOS向けのゲームで有利。Winのほうが多少優勢かもしれない。あくまで個人的な感覚だけどUIを使う系のゲームエンジンはWin優先で対応しがちかも。Unityに関してLinuxはベータ版でなんかいろいろ揉めてたので使うならLinux以外で。ChromeOSは論外。
ゲームエンジンを使って開発をする人
パーツ | 最低 | 推奨 | 備考 |
---|---|---|---|
CPU | Core i5 / Ryzen 5 | Core i7 / Ryzen 7 | i5/Ryzen5でも微妙にテストにラグが発生する。 |
メモリ | 8GB | 16GB | 多い方がいい。 |
ストレージ | SSD 256GB | SSD 512GB | ゲームを普通にやる人なら256は足りないかも? |
OS | --- | Windows or macOS | Linuxは少々面倒。ChromeOSはない。 |
SysAd班 (sappi_red)
SysAd班はtraPに必要なサービスの開発・運用を行っている班です(もっと詳しく)。
ここでは普段大学へもっていくノートパソコンの話をします。デスクトップパソコンはとにかくつよつよなものを買おう
SysAd班ではDocker[2]というコンテナ仮想化技術を用いて開発を行うことが多く、そこがおそらく一番PCスペックに影響される箇所だと思われます。
このDockerでメモリを2~4GB程度は使用されるので、それと同時に統合開発環境(IDE)などを使用するためには最低限でもメモリ8GBは必要でしょう。できれば16GBあるとサクサク動作すると思います[3]。
また、インターネットから使用するライブラリを自動でダウンロードすることが多い都合上、ストレージには書き込み/読み込み速度の速いSSDであるとよいです[4]。
OSはmacのほうが環境を整えやすい点とiOSアプリの開発ができる点[5]とmac用のデバッグができる点から有利です。ただし、同じスペックでもWindowsの1.5倍~2倍程度の金額になります。
今ではWindowsにもWSL[6]という機能も存在し、SysAd班では前述の通りDockerという仮想化技術を利用することが多いことから、Windowsでも多少の苦はありますが開発できます。
Linuxとデュアルブート[7]をするのも一つの手でしょう。
パーツ | 最低 | 推奨 | 備考 |
---|---|---|---|
CPU | Core i3 / Ryzen 3 | Core i5 / Ryzen 5 | i7 / Ryzen 7だと少し快適かも |
メモリ | 8GB | 16GB | 8GBでも問題はないと思います |
ストレージ | SSD 256GB | SSD 512GB | 256GBだと多少やりくりに苦労するかもしれません |
OS | --- | mac | WindowsでもLinuxでも |
参考までにこれを書いている人の普段持って行っているPCのスペックは下記の通りです。
CPU: Core i7-8550U / メモリ: 8GB / ストレージ: SSD 512GB / OS: Windows / ディスプレイ: 13.3inch
班内でのアンケート
班内に対してPCに関していくつかのアンケートを取りました。
今使っているPC
パーツ | 回答 |
---|---|
OS | 7割がmacOS、残りがWindows |
CPU | 8割がi5~i7 |
メモリ | 半分以上が16GB、残りが8GB |
ストレージ | ほぼSSD、256GBと512GBが半々程度 |
ディスプレイ | ほぼ13inch |
買い替えるとしたら買うPC
7割方がMacBook Proと回答していました。現行のMacBook Proには存在しませんが、touch barがないものが欲しいという回答もそこそこありました。特定のPCではない回答としては、メモリ16GBを積んでいるPCという回答が多かったです。
今のPCに対する不満とか
- かなり豪勢に使ってるからですが若干ストレージが足りないです。 整理が足りないとも言う。不便はないけど、メモリがもっと多かったら楽しいだろうなあって思う (MacBook Pro 2017: ストレージ256GB、メモリ8GB)
- Dockerをつかうにあたって、WindowsではLinuxとファイルシステムなどが異なるため、そのままでは問題が起きることがあります。このため、あまりおすすめはしません。 (HP Spectre x360 11)
vim
コマンドで操作してるときにESCキーがtouch barに出現しなくて詰みかけたことがある。Dockerコンテナ立てながらコーディングしてると本体がめっちゃ熱くなる (MacBook Pro 2018)- ネックになっているところがあるとしたら、Docker動かしたり重いコンパイル走らせたりするとき。正直今のスペックで不便なところはあまり無いが、今後買い替えるならばもうちょっと良いものを買っておきたい。なお今の所mac以外眼中にない (MacBook Pro Late 2012: i5-3210M)
- SSDはあまり足りないと感じたことはない。Dockerを起動時に動く様にしてるとめちゃ重い。タッチバーいらない (MacBook Pro 2017: ストレージ256GB)
- SysAdの活動で困ったことはないです。Sidecarを使えないのが残念。やりたいゲームがwin版しか出ていなくて悲しい (MacBook Air 2017)
- Windowsはやはり手元の環境がやばくなりがち (Dell Inspiron 13)
- Escが物理キーじゃない!!! (MacBook Pro 2019)
- VScodeの拡張機能が落ちまくること (MacBook 2017: 1.2GHz Core m3、メモリ8GB)
- ゲーミングノートなのでめっちゃ重い。GTX960M乗ってるけど普通にデスクトップのほうが良いと思う。Windowsはカスなのでめっちゃ重いけど、Ubuntuなら普通に快適。ただトラックパッド本来の性能が出せないかもしれん (NEXTGEAR-NOTE i5510)
- メモリ8GBだけど普通に快適なのでMacBookほしいけどあんまりお金ないって人はこっちにすればいいと思う。ストレージは最低256GBあったほうが良いと思う (MacBook Air 2019)
- windows向けのものが使えないこと? (MacBook Pro Early 2015)
- 開発する上では重いビルドを走らせない限り特に問題ない。ストレージ256GBでもギリギリ耐えてるけど余裕をみて512GBのほうが良いと思う。優先すべきはCPU(i5 / r5)、メモリ16GB、512GBストレージ、CPU(i7~ / r7~)の順 (MacBook Pro 2016: Core i5、メモリ16GB、ストレージ256GB)
- メモリもストレージも足りない (Let's note: Core i5、メモリ8GB、ストレージ256GB)
- WindowsとUbuntuでデュアルブートしているが、Win使う場面がほぼないので自宅にWinがあれば(あるけど)消してもいいかも(ストレージ容量実質半分になってるし)。あと軽いのは重要 (Swift5: 14インチ、i5 8250U、、メモリ8GB、ストレージ512GB)
サウンド班 (kashiwade&liquid1224)
お気持ち
まず、サウンド班での活動に必要なPCがどんなものかを知る必要があります。別に知りたくない、結論だけ見せろ、という人は読み飛ばしてください。
デスクトップPCのほうが快適
身も蓋もないですが、やっぱりデスクトップPCのほうが快適です。本格的にDTMをしたいと思ったら、それなりに強いデスクトップPCの導入を検討しましょう。[8]
ジャンルによって必要なスペックが違う
サウンド班での活動には、主に以下のようなソフトが必須です。
- DAW
- ソフトウェア・シンセサイザー
- サンプラー系の音源
- エフェクトプラグイン
これらのソフトウェアは、PCに対して必要とする機能がそれぞれ違います。1と4についてはどんな音楽を作るにしても使うことが大半なので良いですが、問題は2と3です。
2は読んで字のごとくシンセサイザーなので、クラブミュージックなどを作りたい人にとって重要です。3は少しわかりにくいですが、平たく言えば生楽器の音源[9]のことですので、オーケストラやバンドサウンドなどを作りたい人に必要なものです。
それぞれがPCに対してどのような機能を求めるかを見てみましょう。
- DAW
コレ自体が大きなマシンパワーを必要とすることはあまりないですが、あまりにも弱いPCだとクラッシュします。 - ソフトウェア・シンセサイザー
波形を合成することで音を鳴らすソフトウェアですので、CPUの演算能力が求められます。SerumやMassiveなどといったモダンなシンセを使いたいなら、Core i7・ryzen7相当のパワーが必要でしょう。 - サンプラー系の音源
収録した音源を再生するタイプのソフトウェアですので、RAMの容量・速度やストレージの容量・速度が重要です。生楽器の音を鳴らしたい人はこっちが大事です。どれだけ大規模な音源を使うかにもよりますが、RAM16GB以上・SSDもしくは7200rpmのHDDを搭載すべきだと思います。 - エフェクトプラグイン
DAW同様にコレ自体が大きなマシンパワーを必要とすることはあまりないです。音声加工を担うものなのでCPUの演算能力が求められますがそこまで重要視する必要はありません。
というわけで、以下の2点を自分で考えてから、後の内容を読み進めてください。
- ノートPC・デスクトップPCのどちらを使いたいか
- シンセサイザーと生楽器
それでは、サウンド班が推奨するPCのスペックを見ていきましょう!
「ノートPC」で「シンセを多用する」予定
パーツ | 最低 | 推奨 | 備考 |
---|---|---|---|
CPU | Core i7 / Ryzen 7 | Core i7 / Ryzen 7 | ここが一番重要です |
メモリ | 8GB | 16GB | 8GBでもなんとかなるかもしれません |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB | 扱うのは音声だけですが、結構な量になります |
「ノートPC」で「生楽器を多用する」予定
パーツ | 最低 | 推奨 | 備考 |
---|---|---|---|
CPU | Core i5 / Ryzen 5 | Core i7 / Ryzen 7 | なんだかんだシンセも使いたくなるから、良いのを選ぶべきではあります |
メモリ | 16GB | 32GB | 予算の許す限り大量に積みましょう |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB | 規模にもよりますが多いに越したことはないです |
「デスクトップPC」で「シンセを多用する」予定
パーツ | 最低 | 推奨 | 備考 |
---|---|---|---|
CPU | Core i5 / Ryzen 5 | Core i7 / Ryzen 7 | どうせなら一番いいやつ積みましょう[10] |
メモリ | 8GB | 16GB | ケチケチしても良いことないですよ |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB | 安物買いのなんとやらとも言いますし |
「デスクトップPC」で「生楽器を多用する」予定
パーツ | 最低 | 推奨 | 備考 |
---|---|---|---|
CPU | Core i5 / Ryzen 5 | Core i7 / Ryzen 7 | 予算の許す限りで構わないから一番いいやつを[10:1] |
メモリ | 16GB | 32GB | 筆者二人は64GB積んでます |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB | 音源だけで680GBの物もあるのでCドライブとは別に音源用ストレージを用意することを強く推奨します |
参考 : 筆者のDTM用PCのスペック
リキッド(デスクトップPC)[11]
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 7 3700X |
メモリ | 64GB(16GBx4) |
ストレージ | SATA SSD 960GB+512GB,M.2 SSD 2TB |
カシワデ(デスクトップPC)[11:1]
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Ryzen 9 3900X |
メモリ | 64GB(32GBx2) |
ストレージ | M.2 SSD 1TB(Cドライブ), SATA SSD 1TB(音源用), HDD 1.8TB 5400rpm(バックアップ用) |
おまけ : OSはどうするべきか
OSによって動くソフト・動かないソフトがあるせいで、「完全に好み」とも言い切れないのがDTMにおけるOS論争です。[12]
自分の使いたいDAWが動くOS、という観点で選びましょう。以下に例を挙げておきます。
DAW | Windows | OS X | Linux |
---|---|---|---|
Cubase | ○ | ○ | × |
Studio One | ○ | ○ | × |
FLstudio | ○ | ○ | × |
Logic Pro X | × | ○ | × |
Reaper | ○ | ○ | △ |
アルゴリズム班 (xxpoxx)
アルゴリズム班は主に競技プログラミングに関する活動を行っています。
ここでは、競技プログラミングに取り組む際におすすめのパソコンについて話をします。
競技プログラミングとは
そもそも競技プログラミングとは、与えられた問題を解くプログラムを素早く書く競技です。プログラミング能力だけでなく、計算機やアルゴリズムなどに対する高度な知識を学習します。
簡単に言うとプログラムを書いて問題を解く正確さ、速さを競う競技です。
おすすめのPC
まず最初に、競プロに取り組むのはどんなPCでも大丈夫です。どのようなPCでもプログラミングができるように環境構築をすれば競プロに取り組むことができます。なので、ここではより楽に環境構築ができるようなPC(OS)を紹介します。
競プロで使用するプログラミング言語は、主にC++やC#、JavaやPythonといったようなものが人気です。これらの言語[13]が最初から使用できるようなOSは主にmacOS(Mac)とLinuxです。Windowsでは、例えばC++を使用したい場合、MinGWのインストール、またはVisual C++ Compilerなどといったもののインストール作業が必要となるため、手順が少し増えます[14]。しかし、C#に関してはWindowsのほうが使いやすく、macOSやLinuxだと環境構築が少し大変なので、使いたい言語を考えてOSを選んでみても良いかもしれません。[15]
OSが決まったら、スペックは最低でも以下のものがあれば競プロでよく用いられるテキストエディタであるVisual Studio Codeが起動するようです。
パーツ | スペック |
---|---|
CPU | Core 2 Duo |
メモリ | 2GB |
グラフィックボード | なし |
ストレージ | 2GB |
あくまで最低スペックです。市販のPCは全てこれをクリアしていると言っても過言ではありません。本当にどんなPCでも大丈夫だと思います。しかし、競プロは問題を解く時間も競います。少しでも早くしたい!という方は少し良いスペックのPCを買うと良いでしょう。参考に筆者が競プロに取り組む際に使用しているPCのスペックは以下の通りです。[16]
CPU: Core i7-8850H / メモリ: 16GB / ストレージ: SSD 512GB / OS: macOS / ディスプレイ: 15.4inch
グラフィック班 (Komichi&Yataka_ML)
グラフィック班ではデジタルイラストはもちろん、デザインやロゴ、モデリングをやっている人もいます。部内アンケートツールanke-toを用いて部員にアンケートを取りました。
イラスト
おすすめのPCというのは特にありません。あまりにも古かったり、性能が低いPCとかではなければ
動作に困ることはないと思います。ただ、性能が高いほうが処理が早く、快適なのは間違いありません。
OSに関しては既に使用したいソフトが決まっていたりしなければWindowsとMacどちらでもいいと思います。
マウスでイラストが描ける強者以外にはPCのほかにペンタブや液タブが必要になります。
traP内ではWacom社のペンタブ、液タブが人気があるようです。
ペンタブか液タブがおすすめですが、どちらが合うかは人によるので、両方体験してから選ぶ事をおすすめします。
また、PCのほかに、iPadで描く人も多いです。ポイントとしては
- 軽くて持ち運びやすい
- 出先でも即座に描きだせる
- 大きい方が描きやすい
また、このような意見もありました。
変に中華産の安い液タブ買うよりかはWacomの方がいいと思うけど、それ買うんだったら値段的にもiPadがおすすめです。
実際に店頭に行って体験するのをおすすめします。
なんかマウスで描いている人もいるらしいです。
マウスは握りやすさ、机の滑りやすさが命です。店頭で重さや滑り止めの数、大きさをしっかり確かめましょう。
慣れてない机で描く時のためにマウスパッドがあったほうがいいです。
使用しているソフトはCLIP STUDIO PAINT(通称:クリスタ)が大多数を占めています。
ポイントは
- イラストを描くうえで大抵の機能は網羅している
- アニメーションを作ることもできる
- ブラシ素材を無料でダウンロードできる
- プロが使っているイラストや雲が描けるブラシなんかも
- 自分で作ったブラシも配布できる
クリスタは無料体験期間もあるので是非試してみることをお勧めします。
モデリング
モデリングに関してはCPU、GPU共にそれなりにいいものをかった方がいいです。
(CPUならCore i7の最近のやつとGPUはGeforceのGTX、RTXどちらでも?)
メモリは16GB以上が推奨です。ストレージはSSDの方がいいです、データ保存の速度がHDDに比べ圧倒的に早いです。
デザイン
デザインはあまりPCの性能を選ばないと思います。どちらかというとソフトやフォントにお金をかける人が多いです。
マウスがあると曲線の制御やカメラの移動が楽になります。
全体に言えることとして資料を見るのにデュアルディスプレイがあったほうがいいです。
いかがでしたか?少しでも興味を持っていただけたら幸いです。大学生でデジタルイラストデビューを果たしてみるのもいいかもしれませんね。最初はみんな初心者です。traPにはプロがたくさんいるので、あなたもぜひ圧倒的成長しましょう。
CTF班 (Altair626)
CTFでは、主にブラウザの使用、プログラムの記述・実行、ファイルの解析(をしてくれるアプリケーションの使用)の用途でPCを使います。
ブラウザの使用、プログラムの記述・実行については、アルゴリズム班と大体同じで、どんなPCでも大丈夫です。
ファイルの解析ですが、Windows、Mac問わずVirtualBox、VMware等を用いてLinuxの仮想マシンを構築できれば問題ありません。CPUについては最低でも2コア、メモリについては4GBだと辛うじて動く、といったところだと思います。
また、基本的にMacの場合はそのままで、Windowsの場合はWSL(Windows Subsystem for Linux)を使えば大抵のことはできます。Macを使っていてWindowsバイナリを解きたくなったりWindowsでしか動かせないツールを使いたくなった場合は、VirtualBox、VMwareなどを用いてWindowsの仮想マシンを立てればいいと思います。
最後に
いかがだったでしょうか?「はじめに」で書いたようにこの記事ではtraPの活動の各分野に適したパソコンを書いています。そのため、すべての記述に従う必要はありません[17]。自分のやりたい分野についての記述を主に参考にするのが良いと思います。
この記事が新入生の皆さんのパソコン選びに役立つことを願っています。
明日は、nariさん、NWSさんの記事です。お楽しみに。
(パソコン選びに失敗したわけではありませんが)実際に部員のパソコンがなったときの絵です ↩︎
くじらのロゴかわいい ↩︎
アプリ開発(Android/iOSともに)をしたい場合は開発環境的に16GBあったほうがよいです ↩︎
たぶんHDDだと発狂してしまう… ↩︎
とはいってもSysAd班でiOSアプリに触れることはそんなにないです ↩︎
Windows上でLinuxを動作させられるWindowsの機能 ↩︎
OSを二つ入れること(起動時にどっちを使うか選択できる)。ただ、選んだPCによってはできない可能性もある… ↩︎
ノートPCで作っている人もたくさんいます。 ↩︎
あくまで記録された生楽器の音声を再生するソフトであって、自分の演奏を録音するためのものではありません。 ↩︎
ただ1つ言えるのはLinuxでDTMは無理ということだけです。ちなみに筆者はLinuxでしていました。 ↩︎
C#を除く。 ↩︎
様々な方法があるのでやるときは調べるといいと思います。そこまで大変ではないです。先輩に聞けば優しく教えてもらえると思います。 ↩︎
ちなみに学部1年のコンピュータサイエンスという授業ではPythonを使います。 ↩︎
他にも開発などをしているためスペックが良いです。あくまで参考にしてください。 ↩︎
そもそもOSなどの関係上すべてを満たすパソコンが存在しないと思います ↩︎