feature image

2019年12月21日 | ブログ記事

WSL2を導入した話

前置き

自己紹介

まずは、今回の話にも関係するので、軽い自己紹介から始めさせていただきます。
現在はSysAd班でroom(QonnPass)の開発に参加させていただいています。OSとしては工学院ということもあり、Windowsを使っています。

経緯

グループとして活動していくなかで、OSが違うと困るということがいくつかあります。そのうちの一つが、VScodeの改行コードです。実際、僕(の所属するグループ)もそれに陥って時間がかかりました。もしかするとこねくり回せばうまく設定をして問題を解決できるのかもしれませんが、今後もOSによるトラブルが連発するかもしれないし、以前にdockerをうまく入れられなかったということもあり、WSL2を導入しようということになりました。

前提

はっきり言うと、僕も公式のサイトに加えてQiitaをはじめほかのブログを参考にしましたし、ググってもらえばいくらでも方法は出ると思いますし、僕よりも詳しい人はtraP内外にいると思うので、今回はやり方の解説というより僕の体験談という捉え方をしていただければと思います。

基本的なやり方と注意

基本的には、WSLを導入し、バージョンを2に上げることをします
また、のちに述べますが、Windows Inseder Programというものに登録し、開発中(?)のバージョンを使用します。したがって、頻繁にバージョンアップが訪れますし、なおかつデータが失われるみたいなこともあります。心配な人はバックアップを取るようにしましょう。

導入方法

最新のバージョンにする

①左下のスタート→設定→更新とセキュリティ→Windows Insider Programの順に開来ます
②「Pick your Insider settings」のところからProgramを選んでWindows Inseder Programに登録します。この際、ファストリングとスローリングの選択肢がありますが、よほど理由がない限りスローリングにするべきです。
③Windows Updateから更新します。この過程はとても時間がかかるので気長に待ちましょう。
④バージョンの確認をします。コマンドプロンプトを立ち上げてverコマンドを打ち込みます。18917以降になっていれば成功です。

WSLを有効化する

windowsの仮想化プラットフォーム及びWSLを有効化します。
左下の「ここに入力して検索」に「powershell」を打ち込み、「管理者として実行」を選びます
開いたら、
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
の二つのコマンドを実行します。これで完了です。

Ubuntuをインストールする

Linuxディストリビューションをインストールします。正直、このディストリビューションはなんでもいいのですが、ここではUbuntuを紹介させていただきます。
①Microsoft Storeを開き、Ubuntuと検索します。
②「Ubuntu 18.04 LTS」を選んでインストールします。
③Ubuntuを起動する。ユーザー名を一回、パスワードを二回入力するように求められますので、入力します。この際のユーザー名はwindowsのユーザー名などとのかかわりはないので自由に決めて大丈夫です。
sudo apt update``sudo apt upgradeをしてアップグレートします。

Ubuntuのバージョンを2に上げる

いよいよWSL2になります。
再びpowershellを管理者として実行し、wsl --set-version Ubuntu-18.04 2のコマンドを打ち込みます。
完了したら、wsl -l -vでバージョンを確認します。

NAME            STATE           VERSION`
* Ubuntu-18.04    Running         2

こんな感じの文が表示されたら成功です。

その他注意点

当然のごとく別のOS(?)ですのでNode.jsなど入れなおす必要があります。
また、VSCodeを使用する際は、一度、WSL側にファイルを作ってからそれを開かないと、WindowsのファイルをLinuxで見に行くという謎の状況が発生して処理がとてつもなく遅くなるので必ずWSLから開きましょう。もし、すでにWindows側にあるのならもう一度作りなおしましょう。

終わりに

まだまだ僕もよくわかっていないところがあるので教えていただけると幸いです。

you10 icon
この記事を書いた人
you10

まだまだひよっこですがよろしくお願いします

この記事をシェア

このエントリーをはてなブックマークに追加
共有

関連する記事

2019年12月21日
モデリングを始めてみたい君へ、MagicaVoxelのススメ
isak icon isak
2019年12月13日
ゲーム紹介「League of Legends」【AdC2019 44日目】
Yataka_ML icon Yataka_ML
2019年12月25日
TensorFlow.jsでwasmを使ってみるためにコントリビュートした【AdC2019 56日目】
sappi_red icon sappi_red
2019年12月25日
無料でDTM環境構築 電子音系編
liquid1224 icon liquid1224
2019年12月4日
部内製チャットサービス「traQ」UIのこれまで 【AdC2019 35日目】
spa icon spa
2019年12月23日
無料でDTM環境構築 生音系編
kashiwade icon kashiwade
記事一覧 タグ一覧 Google アナリティクスについて 特定商取引法に基づく表記