この記事は、traPアドベントカレンダー8日目の記事です。
皆さんはじめまして!19のK_10p16です。
今日は1台のパソコンに2つのOSを入れる「デュアルブート」についてお話したいと思います。
ってかOSとかデュアルブートって何さ?
OS(オペレーティングシステム)は、コンピューターの動作の中枢を担うソフトです。代表的なもので言えば、WindowsやmacOSがありますね。
こういったソフトは、パソコンを買ったときには基本的に1つしか入っていませんが、自分の手でさらに別のものを入れて、用途に応じてOSを選ぶことができます。この複数のOSを同時に使える環境がマルチブートで、2つの場合をデュアルブートと言います。人によっては3つ以上OSを入れることもあるとか・・・?
私自身、以前までWindowsとUbuntu(LinuxというOSの一種、無料)のデュアルブートを使用していました。次はその中で感じたデュアルブートの良い面・悪い面を、お話しようと思います。
メリット
使っていて特に便利だと感じていたのは、 使うファイルがごちゃまぜにならないこと。 プログラミングはUbuntuで、それ以外の普段遣いはWindowsでやるといった感じで用途を分けると、「あのファイルどこにあったっけ?」と探す手間が省けます。
また、どちらのOSでもメモリを十分に使えるため、 動作は軽い です。仮想環境で重たいと思ったなら、ぜひお試しを。
なんとUbuntuはインストールしないでも使えるんです。
何より 響きがかっこいい。 そもそもデュアルブートを始めたのもこれです。
あとUbuntuのほうがより多くバッテリーを消費しても電源が落ちないので、スマホの充電にも重宝しました。
デメリット
とはいえ、デメリットもつきものです。
まず、導入する時点で 自己責任 です。失敗したら最悪OSまでデータが飛ぶそうです。導入前にはバックアップをきっちりとっておきましょう。
また、一つのパソコンに複数OSを入れるということは、限りあるストレージを複数のOSに割くことになります。そしてOS間でフォルダーを共有しない限り、当然ながら 1つのOSが使える容量は減ります。 逆に言えばフォルダーを共有する方法もあるのですが、元の容量が大きいほうが安心ですね。
さて、いざソフトが上手くいったとして、ハードが壊れれば元も子もありません。実は、私が今デュアルブートをやっていないのは、やっていたパソコンが壊れたからなんです。ストレージは無事でしたが、 データの取り出しが結構大変 でした。なんと別のパソコンにもUbuntuを入れ、両方のOSからデータを取り出したのです。この手しかなかった。いくらインストールしないでもUbuntuを使えるとはいえ、相当な覚悟が必要でした。万が一これで他のパソコンも壊したら大変ですから。
そんなにヤバいのにやってて楽しいの?
楽しい。(断言)
利便性ももちろんですが、OSの違いが直接感じられるというのがとても大きいです。Windowsはたしかに操作しやすいし対応しているソフトも多いのですが、UbuntuおよびLinuxではかなりの頻度でコマンドを打ち込むので、自分の手でパソコンを動かしているとより強く感じられるでしょう。
そんなわけで、デュアルブートはリスクも高いけどその分パソコンをさらに楽しめるよ、というお話でした。
- いつもとは違う環境に触れてみたい人
- 響きの良さにひかれて挑戦してみたい人
- ストレージの容量を持て余している人
- コマンドでパソコンを動かしたい人
などはぜひお試しください。
ていうかみんなLinuxやりましょう。タダですよ。
明日はtokiさんの記事です。お楽しみに!