おはようございます。16のwhiteonionまたはうぃにおんと申します。
普段は絵を描いています。
特に背景を描いています。
今回はそれについて描いていきます。
背景ってなに
普段あんまり考えたことはないですが、一応厳密に定義するならば
「絵・写真の題材の、背後の景色(や様子)。また、舞台の奥に描いた景色」
だそうです。検索したらそう言ってました。
ですが、私の中での「背景」は「世界観」に近いものと考えています。
背景を描く
背景を描くモチベ、きっかけは色々あります。
- キャラに合うような背景を描きたい
- 綺麗な景色を描きたい
- 世界を作って、その風景を切り取りたい
などが挙げられます。
私は3番目の部類に属する人です。
特にファンタジー、非日常な世界を一人で想像して、一人で再現するのが楽しいと思ってしまいます。
逆に、背景というものは一般的にどうしても情報量が多いので大変です。
- 背景を描けるようになりたい
というモチベは中々最後まで描き上げるのが難しくなってしまいます。
それでは背景を描くにあたって体系的に考察します。
背景を描くために必要なもの
- 環境
- 世界観
- 構図
- 技術
と考えます。
以下に登場するツリーは一部の例です。
1.環境
これは言わずもがなという感じです。
- アナログ
- シャーペン
- コピック
- デジタル
- 機材
- PC+ペンタブレット
- 液晶タブレット(iPad)
- スマートフォン
- ソフト
- Adobe Photoshop
- CLIP STUDIO PAINT
- ibisPaint
- etc...
- ブラシ
- エアブラシ
- 水彩・油彩ブラシ
- ペン
- テクスチャブラシ
- ブラシ
- 機材
必須ではないのですが、テクスチャブラシはこの中で特に背景を描くうえで重要になってきます。
背景を描くうえで木や石、雲など一つ一つ描くのが大変なものが沢山あります。
模様や質感を再現できる能力があるのはとてもいいことですが、やはりそれでも描くだけで時間がとてもかかってしまいます。
そこで、写真から作ったブラシや他人が時間をかけた作ったブラシを利用することで手軽にクオリティの高いものを作ることができます。
自分に合った環境を見つけ、用意しましょう。
2. 世界観
- 現代もの
- ホラー
- ファンタジー
- SF
- スチームパンク
- サイバーパンク
また、
- 一次創作
- 二次創作
でも分かれたりします。
自分が描きたい世界観を考えましょう。
3.構図
- アイレベル
- 透視図法
- 一点透視図法
- 二点透視図法
- 三点透視図法
- 魚眼パース
- キャラの有無
- いない
- いる
- 奥行の配置
- 近景
- 中景
- 遠景
- 縦横の配置
- 3分の1構図
- 日の丸構図
- 黄金比
- 奥行の配置
アイレベルとは目の高さのことを意味します。
厳密には違うこととなっていますが、遠くを見たときはアイレベルは地平線に近似していいと思っています(間違ってたら申し訳ないです)。
つまり俯瞰(見下ろし)なら相対的にアイレベルは画面の中では上部に、
煽り(見上げ)ならアイレベルは画面の中で下部に移動するはずです。
また、自分が自分と全く同じ身長のキャラクターを、同じ姿勢で立ってたり座ってたりしたら、キャラクターの目の高さはアイレベルと同じになるはずです。
透視図法とは、遠近感を持った表現をするときに用いる図法のことです。
俯瞰や煽りなどの視点や、場所によってもっともふさわしい消失点の数の透視図法を利用します。
アイレベルと透視図法を適切に理解して利用することで、絵の説得力を高めることができます。
逆に言えばいくら質感をうまく表現できても、これらがしっかりしていないとおかしな絵になってしまいます。
また、これが難しいところでもあるのですが、透視図法に単純に沿いすぎても単調な面白味のない絵になってしまうということがあります。
しかしこれを考慮するのはとても難しいので、始める段階では考えなくていいと思います。
三点透視図法の絵の例(アイレベルは画面より下にある想定)
4.技術
- 入り抜き
- レイヤー効果
- フィルター
- 画法
- 線画
- グリザイユ
入りとは細かく描き込む場所のことを、抜きとはあまり描き込まない場所のことを指します。
これができれば見る人に見て欲しいものを視線誘導することができ、絵としての完成度が上がります。
レイヤーの合成モードは、レイヤーごとに下のレイヤーに対して行う演算の種類のことです。
実際は色々合成モードを試してみてよいと思ったものにすればいいと思っていて、知識としては暗くしたいときはこれ、明るくしたいときはこれということだけ知っていればある程度は十分だと思います。
まとめ
上に述べたようなことが何言ってるかなんとなくわかる人は、背景を描ける人です。
何言ってるかわからないという人は、google先生に聞けば色々教えてくれるので、調べてみるといいと思います。
明日はopferさんとninjaさんです。
お楽しみに。