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2025年4月4日 | ブログ記事

デザインを始めよう

この記事は新歓ブログリレー2025 29日目の記事です

はじめに

初めましての人は初めまして。それ以外の人はこんにちは。主にグラフィック班デザイン部で活動している24Bのch4tlaです。Xでは猫月という名前で活動しています。よかったら見て行ってください。

デザインをメインで活動している私ですが、デザイン関連で最近悩んでいることがあります。

「デザインをやっている人、少なくない?」

そうです。少ないです。どれくらい少ないかというと、デザイン部のprogressチャンネル(traP内の、創作物をみんなに共有できる場所)に2024年度に投稿したことがある人は18人でした。
ちなみにこのブログを書いている4/3日18:00時点の全部員数は339人です。約5.3%です。しかもこれ、直前に最上級生の卒業や継続所属しなかった人のアカウント凍結などがあったため2024年度開始時点ではもっといました。記憶では700人くらい。デザイン人間少な~~~

ということで、このブログは皆さんにデザインの楽しさ面白さを知ってもらい、デザイン人間を増やそうという思いでお送りしたいと思います。

デザインって何?

そもそもデザインって何をするの?と思われる方は多いと思います。Oxford Languagesによると、

「設計。図案。意匠。また、製品の機能や美的造形を考慮した意匠計画。」

らしいです。なんかかっこいい。でもよく分かりませんね。簡単に言うと、「美しく物を見せるための技術」でしょうか。

創作のジャンルとしてのデザインになるとまた意味が変わってきます。

これは文章で説明するよりもX等で#GraphicDesignなどで調べてもらった方が早いです。
あえて言うならば、「あるテーマに沿って情報を美しく整理した芸術作品」という感じですかね。

デザインを学ぶと、情報のバランスを取る力(私はセンスと呼んでいます)を鍛えることが出来るので、イラストなど他の分野にも活かせるのもデザインのいい所です。

デザインを始めよう

ここから今回の本題です。デザインを始めてください。

...なんて言われても何をすればいいか分からないですよね。デザインと一口に言ってもグラフィックデザイン、ロゴデザイン、タイポグラフィ、アンビグラム、書体設計...などなどいろんな分野があります。

まずはあなたが気になる・やってみたい分野を探してみましょう。私はタイポグラフィ(作字)から入りました。
タイポグラフィは技術的なハードルも低く作業量も比較的少ないので初めての人におすすめです。

またデザインを始めるのには専用のソフトが必要だと思っている人がいるかもしれません。
確かにデザインを作るのに便利なソフトはありますが、必須というわけではありません。
やる気さえあれば紙とペンだけで作れるわけです。必要なのはやる気とアイデアだけです。

強いて言うのならばInkscapeとFigmaはフリーで使えるソフトなので、やってみたいという人はこれらを使うといいと思います。traPではこれらのソフトの使い方の講習会も開かれています。

今回はタイポグラフィとグラフィックデザインに焦点を当てたいと思います。

タイポグラフィ(作字)を始めよう

タイポグラフィは文章を読みやすく見せるデザインの手法と、文字で一つのデザインを作る手法という二つの意味を持っています。ここでは後者の意味で使っています。

やり方としてはシンプルで、

①デザインしたい文字とデザインの方向性を決める
②決めた方向性に沿って文字を構築する。

これだけです。もちろんテクニックや手法はいくつかありますが、根底はこれになっています。
そもそもテクニックなどはよりレベルの高いものを目指すうえで必要になるものなので、初めにテクニックを覚える必要などは全くないのです。逆に覚えたテクニックが自由な発想の邪魔をすることさえあります。
創作というものは自由なものなので、ルールや固定観念に縛られるのは本末転倒です。

私も始めたての頃に参考にしたサイトがあるので、そちらもぜひ見てみてください。
作字ってどうやるの?すぐ真似できるテクニックと学生クリエイターの作品アカウント

タイポグラフィをお勧めする理由は先ほどのもの以外にもあり、他ジャンルへの応用がしやすいということです。タイポグラフィでデザインの楽しさを知ったら、他ジャンルにも手を出してみるのもいいですね。

グラフィックデザインを始めよう

グラフィックデザインとは、文字や色彩、図形、写真など、さまざまな視覚的要素を組み合わせて表現を行うジャンルです。

やり方は、

①表現したいテーマを決める
②テーマに沿った要素を考える
③考えた要素を美しく配置する

という感じです。
②や③は少し難しいですが、これは経験値とインプットの量がものを言います。
グラフィックデザインはデザインの総合芸術みたいなもので、自分の技術・知識がすべて自分の武器になります。これが個性ということですね。
私はデザインを始めたての頃に出会った作品の作風に憧れて、似た作風のものを大量に漁っていました。

最初からすごい作品を作れる人なんていない

いません。これは断言できます。
SNSですごい作品をポンポン作っている人がいたとして、その人も最初のうちはそのレベルのものを作ることも、短時間で制作することもできなかったわけです。
同様に、デザインをやったことがない人がプロのデザイナー顔負けのデザインを作れるわけもないのです。

私は今でこそある程度の評価を受け、依頼もぼちぼち頂いていますが、ここまで来るのに5年かかりました。本ブログのヘッダーは学士1年の間に作成したものをまとめたものですが、このクオリティのものを最初から作れたわけじゃないんです。
以下は私が始めたての頃に制作したものです。

knowledge
sodhist-1
king

このころはソフトの使い方も少ししかわからず、できる表現も少なかったです。
ですがソフトの使い方やデザインのアイデアを勉強し続けて今のレベルまで来れたわけです。

最初はこの程度の物だっていいんです。
いいものが作れないからと言ってデザインをやめてしまえば、一生いいものは作れないんです。
大事なのは継続です。継続は力なりとは陳腐ではありますが、真理でもあるんです。

私の場合は独学でデザインをやっていましたが、traPには先人たちが積み上げてきたノウハウや講習会があります。独学よりもずっと早くレベルアップできるはずです。
traPに入った人はぜひデザインを始めてみましょう。

さいごに

いかがだったでしょうか。このブログを機にデザインを始める人が増えたら幸いです。
このブログからデザインを始めた新入生がいれば、ぜひ教えてください。

明日のブログリレーは@nzt3による「謎言語で競プロ or プロデルでABC-A or kenkoooo Boot camp for Beginners のすすめ」です。お楽しみに!

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