traP AdventCalendar2016の二日目を担当します、sigmaです。
traPではtiteQuestのプロジェクトでドット絵を描いていたり、サークルでちょこちょこデザインをやらせてもらっています。
さて、
突然ですが、
買っちゃいました。
変なデザインですよね。
これがSteamコントローラーです。
みなさんSteamはご存知でしょうか。
SteamとはPC向けゲームのダウンロード販売プラットフォームで、とにかく大量のタイトルがラインナップされています。
そのSteamの運営会社Valveが、コントローラーでの操作を想定していないゲームでのプレイも可能にするという触れ込みで発売したデバイスです。
マウスとキーボード前提のFPSなんかも強引に一つのコントローラーで遊べるようにしちゃうなんて面白い! とガジェット好きの精神が疼いて購入してしまいました。
Steam Controllerはマウスが融合したような設計をしています。
右側の円形部分がトラックパッドになっていて、親指を使ってノートPCライクなマウス操作ができるのです。
デフォルト設定だとトラックパッドには慣性が効いていて、感覚的にはトラックボールの方が近いかもしれません。
そしてこれが本題なのですが、なんとこのコントローラーはSteamゲーム外でも使えるんです。
こんな感じに、右でマウス操作、左でスクロールが可能です。
またLRに左右クリック、背面のLRグリップに「進む」「戻る」などなど割り当てられています。
ブラウジングもできます。
ということは・・・?
このコントローラーだけでお絵かきができる??
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ダメです。
うろ覚えでアンパンマン描こうとしたら交換した古い方の顔みたいになりました。
というかマウスでも描けないのに。
とにかくマウス同様、曲線はムリ。
円の集合体みたいな子供に愛されるキャラクターはおよそ描けそうにありません。
解像度が高すぎます。
やっぱりドットでやってみることにしました。
こちらはAsepriteというSteamで売られているドット絵エディターです。
Steamで売っているのはゲームだけじゃないんですね。
Windows、Mac両対応でアニメーションも書きやすいのでみんなも使おう(ダイレクト布教)。
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うーん??
やはり手がぷるぷるします。
ちなみにこれは目下制作中のゲームtiteQuestに登場するパイくんです。
ここでコントローラー設定の中に「ジャイロ」を発見しました。
とりあえずマウスに割り当ててみると・・・
こんな感じに
スプラトゥーンのジャイロ操作みたいですね。
これを使えば微妙な操作ができそうです。
あとトラックパッドの摩擦を強めにして精度を上げました。
さらにペン、範囲選択などのツールショートカットをボタンに割り当てます。
結果・・・
少しはましになりました。
いや、16×16まで落とせばそれはそうかもしれないですが。
しかしだいぶ快適になった気がします。
特にツールの切り替えが迷わず一瞬でできるのが気持ちいい。
まとめ
Steamコントローラーは絵を描く道具ではない
こんな結論に達する予定ではなかったのですが残念です。
メリットと言えば、手元ですべての操作ができるので楽な姿勢が取れることくらいです。
とはいえあらゆるゲームをリラックスした体勢で遊べるのは楽しいですね。
ひたすら慣れが必要なので万人に勧められるものではないですが、相当柔軟に設定できるとこもいいです。
今までは個人輸入しか入手する手段がありませんでしたが、つい先日デジカさんで国内販売が決定しました。
この独特の操作感を体験したい方は是非。
楽しめると思います。
今回は残念でしたが、他にも応用できないか研究していく所存です。