2018年8月17日 | ブログ記事

【夏のブログリレー】日刊「作曲入門」Chapt.6:有名なコード進行

OrangeStar

オレスタです。前回に引き続きコード進行のお話です。
前回の内容が分からないと、謎のローマ数字の羅列が登場するだけで訳が分からないと思います。ダイアトニックコードとかトニックとかカデンツといった単語に覚えがなければChapt.5をご覧ください。そもそも和音が分からんという場合にはChapt.4からご覧ください。というか、読んでないならChapt.1から読んでくださいお願いします(懇願)

今回は、有名なコード進行を紹介していきます! ここからかなり実践的になるよ!

Chapt.6:有名なコード進行

6-1 有名なコード進行

ここでは、作曲において用いることの出来る、有名なコード進行をいくつか紹介する。これら以外にもたくさんのコード進行が存在するし、自分で作ることも可能である。
参考:コード進行パターン表
色々な曲のコード進行をまとめて検索できるサービス。

カノン進行

Ⅰ→Ⅴ→Ⅳ→Ⅲm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅳ→Ⅴ

パッヘルベルの"カノン"で用いられているコード進行。
ZARDの「負けないで」、SEKAI NO OWARIの「Dragon Night」など、様々なJ-POPにも用いられている、おそらく世界で一番有名なコード進行の1つである。

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王道進行

ⅣM7→Ⅴ7→Ⅲm7→Ⅵm

セブンスコードが多く分かりづらいが、コチラもかなり有名なコード進行。
平井堅「瞳を閉じて」、スピッツ「ロビンソン」などに用いられている。

小室進行

Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ
音楽プロデューサー・小室哲哉が多用していたことから名が付いたコード進行。
AKB48「フライングゲット」、新世紀エヴァンゲリヲンの「残酷な天使のテーゼ」などに用いられている。わりと現代的?

★練習9
(1) 変ロ長調でのカノン進行を打ち込んでみよう。変ロ長調でのダイアトニック・コードは以下の通り。

数字表記 Ⅱm Ⅲm Ⅵm Ⅶdim
コード B♭ Cm Dm E♭ F Gm Adim

(2) コード進行でももちろんアレンジが可能。カノン進行の3番目をⅣからⅥmに、ⅢmをⅤに変更してみよう。
(3) 各和音の長さを4分音符にしてそれぞれ2回ずつ鳴らし、4小節分を続けて聴いてみよう。

(こんな感じになるはず)

これは「Dragon Night / SEKAI NO OWARI」のサビ部分のコード進行です。
コード進行には著作権が存在しないので、好きな曲の進行はパクってみよう! 勉強になります。

※ただし、著作権の都合により、練習の"答え"はup出来ません…。自分でやってみてください。

そういえば、「コード進行」や「コード譜」には著作権が無いそうなんですが、「楽譜」には著作権があるそうです。ってJA○RACが言ってました。
ピアノロールのスクリーンショットは…どうなるんだ? まあ、上の画像は「Dragon Nightを演奏するのに十分な情報」ではないと思うので、問題ないでしょう。多分。

6-2 短調でのコード進行

例えば、イ短調のコード進行を考えてみよう。
イ短調は「A・B・C・D・E・F・G」という音階である。

イ短調でのダイアトニック・コードは以下の通り。

数字表記 Ⅰm Ⅱdim Ⅳm Ⅴm
イ短調 Am Bdim C Dm Em F G

★練習10(やや難)
(1) ニ短調での小室進行を打ち込んでみよう。ニ短調でのダイアトニック・コードは以下の通り。

数字表記 Ⅰm Ⅱdim Ⅳm Ⅴm
コード Dm Edim F Gm Am B♭ C
  • 長調での小室進行はⅥm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰだったが、短調では「Ⅰm→Ⅵ→Ⅶ→Ⅲ」となる。
  • 各和音、2分音符1つずつにすると後々丁度良い。

(2) (1)で作ったコード進行を、コピー&ペーストして3回繰り返そう。
(3) さらに、Ⅵ・Ⅴm7・Ⅵ|Ⅶ・Ⅰmと続けよう。

  • Ⅵ|Ⅶとは、長さを2等分して前半をⅥ、後半をⅦにするという意味。今は2分音符1個刻みで表記しているから、それぞれ4分音符1個分で書けば良い。
  • 下図のようになる。

(4) 続けて聴いてみよう(BPMは154にすると良い)。この曲は何でしょうか?

答えはこの曲です。多分、ほとんどの人が知っているんじゃないかな、特にこういうブログを見る程度にネット慣れしている人なら。

終わりに

J-POPのヒット曲からネット上のヒット曲に至るまで、有名なコード進行ってかなり使われているんですね。調べれば山のように出てきます。作曲初めてでコード進行がよく分からん…なんて人には、とっつきやすいカノン進行がオススメ。慣れてきたら他のものを使ったり、あるいは自分で考えてみたり…なんてこともやってみましょう!

この記事を書いた人
OrangeStar

traPのサウンド班で作曲をしています! また、個人製作で音楽ゲーム「アイシューター」を制作しています! tw→@hapdap

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