今年も各漫画業界の企業様によりDIGI-CON HACKATHONを開催していただき、東大TSG、京大KMC、東工大traPの3サークルで参加させていただきました!このブログでは、概要や各チームの制作物、受賞チームと景品を紹介していきます。
去年の様子は以下のブログをご覧下さい!
概要
以下のような日程で行われました。
9/22: 開会式・パネルディスカッション
9/22~9/28: 開発期間
9/28: クロージング・表彰
ルールは以下の通りです。
- 学生1-5名チームを作り、1週間でデモとして紹介可能なプロダクトを作る
- 事前に、審査員(業界人)ごとにテーマが公開されている
- 各チームDiscord上で業界人(PdM・編集者)からアドバイスを受けることができる
- 最終審査で、一切スコアリングは行わず、業界人がセンス(独断と偏見)で入賞者を決める
- 審査員と各企業ごとに賞があり、各社が独自に準備したノベルティを賞品として提供する
テーマは以下の通りです。ただし、必ずしもテーマに沿って開発しなければならないわけではありません。
- 畑健二郎先生: 漫画制作の資料集めを手助けしてくれるなにか
- 集英社: ジャンプ+の課題を解決する、新しいジャンプ+のアイデア
- KODANSHAtech: 縦読み(WEBTOON)の次の漫画の読み方とは何か
今回『ハヤテのごとく!』『それが声優!』『トニカクカワイイ』などの作品を描かれている、漫画家の畑健二郎先生がオープニング・クロージング共に参加してくださり、大きな盛り上がりを見せました。
賞については、他3つの企業からの企業賞と合わせて、最後に紹介します。
制作物
各チームの制作物は以下の通りです。
東大TSG team1
漫画の世界に自分を重ねることができるAR・VRのサービスが提案されました。
京大KMC team1
版権漫画を集めてセリフでの検索も可能にするデータベースと、EyeTrackingができて目の動きによってページ遷移ができるような漫画ビューワーを作りました。
京大KMC team2
Youtubeにアップロードされている反応集動画を、著作権的にも使いやすさ的にも改善して、ショート動画のような形でジャンプ+の新しい機能として盛り込もうという制作物でした。
京大KMC team3 『Super Synopsis』
漫画のあらすじを生成し、文字をクリックすることでその内容に対応するページにジャンプすることができるという制作物でした。
東工大traP team1(Qart) 『Comic doQ』
漫画制作のための資料を読者が自由に投稿でき、漫画家はそれを参考にし、参考にしたものは漫画のコマに紐付けることができるというツールでした。
東工大traP team2(cat-crosswalk) 『Mikage』
3D Gaussian Splattingという技術を使い、撮影した空間を3D空間に変換して好きな角度から眺められるようにし、漫画制作の参考にすることができるというものでした。
東工大traP team3 『図書館ガドク』
図書館のように落ち着いた雰囲気で、誰にも邪魔されず一人で漫画を選び読みふけり、感じたことを一人で紙にぶつける。ということを可能にしたサービスでした。
賞
畑健二郎賞
- 盾
- 『トニカクカワイイ(小学館・サンデーコミックス)』サイン入り本(チーム人数分)
東工大traP team2(cat-crosswalk) 『Mikage』が受賞しました!
少年ジャンプ+賞
- 盾
- 少年ジャンプ+人気作品のグッズ詰め合わせ
京大KMC team2が受賞しました!
KODANSHAtech賞
- 盾
- 『創刊60周年限定!「ブルーバックスオリジナルグッズ」』
京大KMC team3 『Super Synopsis』が受賞しました!
はてな賞
- 盾
- はてなノベルティ詰め合わせ
東工大traP team3 『図書館ガドク』が受賞しました!
ナンバーナイン賞
- 盾
- 漫画詰め合わせ
京大KMC team3 『Super Synopsis』が受賞しました!
メディアドゥ賞
- 盾
東工大traP team2(cat-crosswalk) 『Mikage』が受賞しました!
まとめ
去年に引き続きこのようなハッカソンを開催していただき、関係企業の方々ありがとうございました!去年はtraP内のみだったのですが、今年は東大・京大のサークルの巻き込んでの開催となり、とても盛り上がったと感じています。
また来年の開催も検討してくださるとのことなので、楽しみにしています!