1.はじめに
はじめまして、23Bの猫柳です。traPに入って自分の性癖を詰め込んだ絵を描くために東工大を志した奇人です。普段はキモオタとしてソシャゲや漫画を眺めては鼻息荒く早口で独り言をぶちまけています。
この記事では今後traP、特にグラフィック班で活動する見込みの人に向けて、このサークル(特にグラフィック班)の魅力や入った後の立ち回り方などについて、自分の体験を振り返りながら語っていきます。
そしてこれから語ることはあくまで私個人の経験に基づいた感想や自戒であり、traPで活動する人全員にとって適用可能な一般性は担保されていないということを断っておきます。
2.traPグラフィック班について
traPとは「東京工業大学デジタル創作同好会」のことであり当然デジタル環境で創作をするわけですが、その中でもグラフィック班はキャラクタのイラストやロゴ、3Dモデルや動画などの視覚的に楽しむコンテンツを制作する活動に勤しむ班です。
グラフィック班のここがいい
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同志と切磋琢磨できる
グラフィック班には人が沢山いて、何人もの同期や先輩が自分の作りたいものを形にしようと日々進捗を産んでいます。
お互いに描いた絵を認め合って楽しむ空気が形成されているのでモチベーションの向上につながります。
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初心者にやさしい
誰だって初めから上手く描けるわけじゃない、ということは全員が理解しているので、技術が足りなくても恥じる必要はありません。まず絵を描いていることが偉いのです。滅茶苦茶上手い人は何人もいますが、その人たちが知見を共有してくれたりするので毎日が上達チャンスです。
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オタクにやさしい
これは読んで字の通りオタクであることが普通な環境なので、唐突に限界オタクと化して語り始めても受け入れてもらえます。
3.主な活動内容
筆者はひたすら絵を描いていた、わけではないです。実は。
勿論絵をメインにはしていましたが、イベントのパンフレット制作を引き受けたりプロジェクトに参加したりしていたので。
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Graphics chance!
Graphics chance!とは、グラフィック班内で1~2ヶ月に一度開催されるイベントで、予め決められたテーマに沿って描いた絵を持ち寄り、お菓子やジュースを食べながらお互いの絵を見る、懇親会のようなものです。他人の描いたイラストの説明を聞いたり、逆に自分のイラストを人に説明したりする機会はとても貴重です。自分の上達具合を確認する機会にもなるのでグラフィック班で絵を描くのなら参加を推奨します。
参考までに以下に拙作を掲示しておきます。
5月の絵(制作時間12時間)
7月の絵(制作時間19時間)
8月の絵(制作時間11時間)
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プロジェクト(frenz2023)
提出する映像作品の背景で使う3Dモデル素材を制作しました。資料集めのために先輩と出かけたり、新しいソフトをゼロから勉強するのは新鮮で楽しかったです。(終盤の制作作業はかなり逼迫していて大変でしたが)
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パンフレット制作(gamecube)
gamecubeというtraP主催のゲーム開発者交流会があるのですが、そのパンフレットを制作しました。ソフトに少々癖があり慣れるのが大変でしたがなんとか間に合わせました。
4.振り返り
現状、ゆっくりだとはいえ確実に絵が上手くなっている実感が得られており満足しています。今後はもっと上達するように精進を重ねます。
そしてtraPで活動するにあたって、大体のことは積極性があればなんとかなります。わからないことがあった時、訊けば誰かが助けてくれるので。
ただ、だからといって興味のあること全てに首を突っ込むのはお勧めしません。私はそれで忙殺された結果数回の徹夜を強いられ、一時的に生活習慣が崩壊しました。やりたいことを見つけたらそこに優先順位をつけるといいでしょう。
5.おわりに
長々と語ってきましたが、要するに反省点こそあれど私はこのサークルを心底楽しんでいます。traPで絵を描くことに関心ある全ての方、皆さんとグラフィック班で絵を描ける日を私私は心待ちにしています。
明日は超絵上手人こと冒涜くんの記事です、お楽しみに。