こちらは、新刊ブログリレー20日目、Hgame班リレーは7日目の記事です。
3度目に
みなさま、インターネッツの果てからこんにちは。また会いましたね。YHz / イキリ虻です。
前回終わりを匂わせたのでもう書かないのかと思いきや、noc7tが潤んだ目で期待を込めてこちらを睨みつけていたので、もう一本記事を錬成することと相成りました。そんなに立て続けに記事を書いて話題は尽きないのかと思われる方もいらっしゃるかと存じますが、ご安心ください。我々、Hgame班のキモオタクたちは無から無限を錬成する能力を数多の分野について持っております。それを遺憾無く文章の分野について発揮しますと、私やもう1人の3つの記事を錬成した彼のようにブログリレーに命を懸けているみたいな人間が出来上がるわけです。愉快ですね。
さて、ここらでこれまでは省いてきた自己紹介の方をさせて頂きとうございます。私、名をYHz / イキリ虻と申し、traPではHgame班、ゲーム班、サウンド班に所属させていただいております。しかし、Hgame班としての活動を除いて他の部員としての活動を見てみますと、いちばん長い時間やっている仕事はなんとフロントエンド、主にwebデザインの仕事であることが発覚してしまいます。このように、この世界には怪奇現象が溢れております。他に私がぱっと思い当たる怪奇現象といたしましては、長い時間文章に触れることが出来ない軟弱なオタクが増えたことや、アニメを倍速で見るような不敬なオタクが増えたことなどが挙げられます。
なんということでしょう、ここまでの例を見てわかる通り、この世で起こる怪奇現象というものには我々に都合の良いものがほとんどないのでございます。要は、よく漫画やラノベ、アニメなどにいる、ラッキースケベに頻繁に遭遇する主人公のような怪奇現象というのはこの世界で観測することは出来ないということです。もしもこの世界にそのような人間がいるのであれば、それは女の子側の意図したラッキースケベ、要はインテンデッドスケベである可能性が非常に高いのでとっととハニートラップに乗るかくっついて差しあげてください。もしそうでなければあまりにも女の子との接点がなさすぎるオタクの皆様が無意識のうちに生み出してしまった幻覚でしょう。病院に行ってください。さて、これらの事実を提示しただけで一部の人間の脳が破裂し、周りの一般人の方々に非常にグロテスクな光景を晒しているものかと思われますので、一旦再生してください。それと、周りの被害者の皆様に謝っておきましょう。
閑話休題、これらの、現実世界では到底遭遇することもないような怪奇現象にお目見えすることが出来る手段が、なんとこの世界には存在しております。そう、ノベルゲームです。ほとんどのノベルゲームでは、主人公は頻繁にラッキースケベに遭遇し、しかも何度目でも新鮮な反応をしてくれます。これによって、私たちは初めてラッキースケベに遭遇したあの時のような無垢な気持ちでラッキースケベと向き合うことが出来るわけです。
はてさて、ここまでを読んで、「ノベルゲームは一生に一度やるべきである」という命題が自明に真であることは、聡明な読者の皆様なら理解していただけたかと思います。
そこで、今回の記事では、その命題に内包されるところの、一生に一度やるべきノベルゲームの存在について議論していこうかと思います。ここまで全部前置きだったんですよ?
結論
結論から申し上げますと、一生に一度やるべきノベルゲームは、存在します。おわり。
…とはいかないのがブログというものでございます。存在を証明する方法といたしましては、それを実際に出してみるのが一番簡単です。というわけで、お察しの通り今回は一生に一度はやるべきエロゲを紹介していく会になります。昨日のnoc7tの記事と一部かぶりがございますが、許してください。実は前置きで力尽きたっていう話がある。
1. Summer Pockets REFLECTION BLUE
たびたび紹介していますね。それほどこのゲームが魅力的なんです。
このゲームは、何度も紹介しているように、私たちが失ってしまった夏をもう一度取り戻すことができる、そんなシナリオになっています。
なんといってもこのゲームで魅力的なのは、完成度の低いシナリオがないことです。
共通ルート中のどの分岐でもあの日の夏休みを思い出せるような、そんなシナリオになっています。
そして、全てのルートにおいて、やはりさすが我らがKeyといったところで、展開のあげ方、落とし方、なきの演出まで神がかっています。特に3つくらいのルートはガチ泣きした。
こちらのゲームは、一生に一度はやって、あの夏への郷愁とKeyの素晴らしい世界観を浴びてください。
僕はちょっと鳥白島まで行ってきます。
2. 穢翼のユースティア
これをやっていない人は人生の90割くらいを損しています。
このゲームの魅力は大体昨日の記事に書いているのでそちらを参照していただくとして、このゲームの一生に一度やるべきポイントは私たちにかなり重い問いを投げかけておきながら、その問いの重さをそこまで感じさせてこないそのシナリオにあります。
やっぱり、台詞回しが秀逸なんですよね。あとカイムがかっこいい。そして世界観がすごく良い。あとはすごくカイムがかっこいい。そう、そしてヒロイン、特にティアとコレットがかわいいんですよね。そしてやっぱり一番大きいのは、カイムがかっこいいことだと思います。
ざっくりとしたテーマをここで話すことすら私はしたくないので、穢翼のユースティア義務教育化推進協議会名誉会員であるところの私は、とにかくやれ!で終わらせたいと思います。noc7t、ネタパクってごめん。
あと、カイムの下で働きたいんですけど、いい職場あります?ないかぁ…
3. 創作彼女の恋愛公式
さてさて、ここまでは過去の私の記事や直近の記事とのネタ被りがあったりして私のオタク語りが今一歩勢いを発揮していなかった感じがありますが、このゲームは結構前に21Bのmeraさんが紹介して以降ほとんど紹介のなかったゲームでございます。
まず、体験版要素だけで言っても、共通ルートがほかのエロゲとは一線を隔するほど完成度が高い。というのも、共通ルートが8話構成になっているんですが、どのエピソードをとっても起承転結がしっかりしているんですね。共通で8冊のラノベ読んだくらいの満足感がありました。しかもこの後個別ルートが待っているわけです。殺す気か?しかも個別ルートのどれにも唸らされるような展開があり、グランドルートでは物語のすべてが腑に落ちるような、きれいなシナリオになっています。
まあ、このゲームをやるべきである理由は明白で、そのきれいな展開の中で、明快な主題が、これも押しつけがましくなく、自然な形で投げかけられている、という点にあります。
このゲームも本当に微塵もネタバレをしたくないほど素晴らしいゲームなので、とにかくやってください。このゲームの評価の高さ、というか素晴らしさは、私が保証します。
最近、エロゲで泣けないおじいちゃんになってきたこの私が、久しぶりに涙を流した作品です。
ところでゆめみ僕の妹と替えない?ダメかぁ…
最後に
以上の3作品が、私が一生に一度はやるべきであると考えているゲームです。実はこれの3倍くらい一生に一度はやるべきゲームとしてあげたいゲームのストックはあるのですが、これ以上書くとさしもの私もキモオタパワーが不足して胸についているランプが点滅してしまいそうです。私は実は一記事につき3作品しか紹介を書けません。これによって割愛されてしまったゲームたちは、またの機会に紹介させていただくか、すでに紹介しています。