新歓ブログリレー26日目の記事です。何でも許せる人向けです。
※※※ネタバレ注意!!!※※※
前書き
ドラえもんの映画がめっちゃ良かったのでつい感想が書きたくてまた新歓ブログリレーに顔を出してしまいました、21Bのイルネス(@say_illness)と申します。
このブログの内容は『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』のネタバレを多大に含んでいるため注意してください。まだ見ていなくてネタバレを踏みたくない!という人は今すぐこの記事を閉じて映画館に向かってください。言いましたよ、ネタバレあるから気をつけろって言いましたからね。かなりガッツリとネタバレありますからね。
あとこのブログに掲載している画像は全て公式の予告動画、またはホームページのみから取ってきてるってのを言っておきますね。一応映画泥棒ではないって主張しておきます。
この記事は私が映画を見た時の記憶で書かれているため一部異なる内容があるかもしれません。そちらも注意していただければ。
以上を踏まえて、問題ないよという方はどうぞ楽しんでお読みください。
ここからネタバレありの映画感想
まずは映画全体を踏まえて
ソーニャ、好きだっっっっっ!!!!!!!
おっと失礼、つい感情が溢れてしまいました。
はい。ご覧の通り、めっちゃソーニャくんに感情を掻き乱されました。
このブログでは一応空の理想郷の感想を書くつもりなんですが、もしかしたら私のソーニャくんへの感情まとめブログになってしまうかもしれません。まぁ、その時はその時です。
ということで……はい、ソーニャくんです。
かっこかわいい外見で、CV永瀬廉の声がめっちゃかっこよくて、何より映画の中での彼の行動がこれ以上なくらいかっこよくて完璧に惚れてしまいました。いやぁぁぁ、クライマックスであんなん見せられたら惚れちゃうってぇぇぇぇぇ……
作中のそれぞれの場面での彼への感想は後でゆっくり書いていきます。
とりあえず私が映画終わってから「ソーニャぁ、ソーニャぁぁぁ……」って呻いてたことは心に留めておいてください。
呻き声を上げながらグッズ売り場に行きました。ソーニャグッズ全然ありませんでした。どうして。
人気過ぎて売り切れちゃったのか……?
わかりました、ソーニャ以外の話もします。
さて、真面目に映画の感想を書きますか。
この作品は空をテーマにしてるだけあって演出がとても綺麗でしたね。
パラダピアのワープシーンとか、月やパラダピア自身の発する光とか、あとオーロラとか。
10年前とかと比べて、キャラの画風とかは大きく変わったわけではないけど、細やかな演出とかが綺麗になってて時代の変化を感じますね。
え、10年前はひみつ道具博物館だって? 嘘をつくな。ひみつ道具博物館は5年前くらいでしょうが。
あとは戦闘シーンのアクションとか空を飛ぶときのアングルとかも躍動感あって良かったですが、何よりも映画館の巨大なスクリーンで見ると臨場感があるなぁと思いましたね。
実は私DVDとかで映画ドラえもんをちょこちょこ見てはいたのですが、久しく映画館には行っておらず、正直あの大迫力スクリーンのことを舐めていましたね。
映像と音声の臨場感はあるだろうけど所詮は画面デカいだけでしょって思ってた節は少なからずありました。でも撤回します、あの臨場感ヤバイ、ほんまヤバイ。
かなり涙腺にキましたもん。家のテレビとかじゃあそこまで感動しなかったと思うし、こうしてブログ書くようなこともなかったと思います。来年の映画ドラえもんも映画館で見に行こうって決めてしまいました。
なんでしょう、ドラえもんは映画館の使い方が上手いんですかねぇ。なんにしろあの臨場感はたまりませんでした。
それぞれの場面を踏まえて
それではストーリーの確認をしながら、映画で流れた内容を順番に語っていきましょうかね。
まず出木杉くんが月の形をした島という神話のユートピアの話をして、のび太がユートピアに行きたいと言うお決まりの流れ。
裏山で昼寝をしているところを虫に起こされ、ちょうどそのタイミングで偶然にも空に浮かぶ三日月型の島を見つけてユートピアは実在するんだとドラえもんに道具を出してもらい、いつもの5人で探しに行くといういかにも映画ドラえもんみたいな導入から物語は始まりました。
『映画ドラえもん のび太の宝島』に似た始まり方だなと思いましたね。あの時は船で今回は飛行船でしたけど。
タイム新聞の記事を頼りに三日月型の島とやらを探して世界中のあらゆる時代を飛び回り、もう諦めようといったところでドラえもんとのび太がお目当てのものを見つけます。
ようやく見つけた三日月型の島に近づくと何者かから雷のような攻撃を受けてしまい全員ダウン。
ここで! そう、このシーンで! なんとソーニャくんが初登場です!
敵対勢力に警戒してるソーニャくんのあの顔はいくらでも見れますねぇ。
実はのび太たちは敵対勢力なんかではないんですけどね。
ソーニャくんたちの攻撃で見事撃墜されたドラえもんたち。
目が覚めたら全く知らない場所にいて、困惑してる中いきなりネコ型ロボットが出てきたらこんな反応にもなります。
キャー! ソーニャくん出た!
この時はまだここまでソーニャくんが好きだったわけじゃないんですけどね。
お、なんか顔と声のいいネコ型ロボット出てきたなってくらいの認識でした。
彼が今作の友人枠か~って感じ。
まあこんな感じで今回の舞台──パラダピアの登場です。
本当に綺麗な場所で、さらに高度な科学技術もあって、自然豊かな楽園と未来的な要素が合わさってかなりロマンがありますねぇ。
あと三賢人も紹介されました。うわっこいつら胡散臭いな。
いかにもって感じはあるけれどひとまずは気にせず飲み込みましょう。うん。
ここからパラダピアがどんな場所なのか紹介されていくんですが、まあこのブログでは詳細を省きましょうかね。
大人も子供も礼儀正しくて頭が良くて住民の心も綺麗で、『理想郷』の名前は伊達じゃなかったですね。
俺もパーフェクト小学生になりてえ~!!!
ところで算数体育ってなんなんですかね。
さて、ここからじわじわとパラダピアの恐ろしさが垣間見えてくるんですが、それより先にあれに言及したいですね。
そう──ソーニャくんが声上げて笑ったシーン!
普段は冷静で落ち着いてて優しそうな大人しい雰囲気のあるソーニャくんが珍しく感情を露わにして爆笑するシーンです。やっぱりこのシーンについては言及したい。
とても可愛い。たまらない。
ソーニャくん本人も、ここまで心から笑ったのはずいぶん久しぶりなことらしくて、これまたパラダピアの恐ろしさを感じさせる話なんですが。
このシーンはソーニャくんだけじゃなく、ドラえもんとのび太の友情にも注目ですね。
表ではお互いバカにしあってますけど、本心ではお互いの「らしさ」が好きなんですよね。
ダメなところが「らしさ」なのはどうなんだってところはあるけど、そういったダメなところもその人を構成する要素なんだよなぁって。
そんなダメなところもひっくるめて相手のことが好きなんだなっていう友情は良いものですね。
ただ、のび太をしっかりした人間に育てるって役目があるドラえもんがそういうことを言っちゃうのはいいんですかね……。
おい! なんだその顔は!
良い表情すぎるだろ! 可愛いな! おい!
あとソーニャくんの過去についても。
今でこそパーフェクトネコ型ロボットとして客人の案内や住民の手助け、パラダピアの警護などなんでもこなしていますが、元は失敗ばかりのダメロボットだったらしいと。
うーん、私はそういうキャラに弱いんだよな。ズルいぞ製作陣。
そんなダメロボットを三賢人が拾って改造して、こうしてソーニャくんはパーフェクトロボットになったと。
ありがとう三賢人、ソーニャくんを拾ってくれて。
(そういえばこの過去編のシーン、確かに四次元ポケットがついてるな。映画見てるときは気づかなかったけど。)
よし、それではパラダピアの話をしていきましょうかね。
ここら辺からパラダピアの怖さが出てくるんですよね。
スネ夫とジャイアンは優しくなって、しずかは強情なところがなくなってると。のび太はあまり変化を見せなかったが、この3人は明確に変わっていると。
勉強ができるようになったのはまだしも、スネ夫とジャイアンが優しくなって敬語すらも使ってるのはどことなく気味が悪いですね。
なんとなく洗脳されてるんだなって感じはします。
私は洗脳って子供にとってかなり怖いものだと思ってるので、この時点でこの作品は結構怖い作品だなと評価しましたね。映画ドラえもんは宇宙漂流記とかちょこちょこ怖い要素をぶっこんできますけど、この『空の理想郷』もそれなりに怖いなと思いました。
まあ、この時点ではまだ本領を発揮していませんでしたけどね。
いよいよ戦闘シーンです。
どう見ても悪役みたいな謎多き女性──マリンバとの戦闘です。
このシーンのアクションは本当にアツかったですね。巨大スクリーンでの臨場感が本当にすごかったです。
戦うソーニャくんがかっこいいのなんの! 惚れてまうやろ!
あと、ちょっと話が変わるんですが、ソーニャくんの両隣にいるこのクリオネ型ロボットのクリオネラ──モチーフがいいと思いませんか?
クリオネはその綺麗な見た目から流氷の天使と呼ばれていますが、捕食するときはまるで悪魔のような恐ろしい姿を見せるという二面性を持っている動物だということはよく知られていますね。
このクリオネラもここでは味方として共闘していますが、後に敵対して厄介な相手となり、なるほど確かにクリオネみたいな二面性があるなと。
一見平和で理想的なパラダピアもその実態はとても恐ろしい実験を行っている場所であり、そう考えるとクリオネをモチーフにしたのは素晴らしいなと思いましたね。
そしてソーニャくんのピンチを助けるドラえもん!
定番の流れながらやっぱりテンション上がっちゃいますね。
えっ、ピンチのソーニャくんの表情ヤバイ……
おっと、せっかくの激アツシーンに不純な感想が混じってしまいましたね。
まだ私はパラダピアに適応できてないかもしれません。
ちなみに、ドラえもんとのび太が乱入してくるこの場面で私が一番好きなシーンは地面に落ちたマリンバの銃をのび太が手に取って、銃撃をマリンバに当てるところですね。
ここでしっかりと当てるのはとっても主人公らしいし、銃が得意なのび太らしさがさりげなく描写されていました。
あと、命を狙われているはずの三賢人がまるで動じていなかったのが少し怖かったですね。
いくら賢人とはいえあまりに人間味が感じられなくて少しゾッとしました。
もしや本当に人間じゃないのでは……? なーんてね。
さて、三賢人のピンチを救って英雄と称えられるだろうと言われたドラえもんとのび太。
部屋に戻ろうとするところでパラダピアの住民であるハンナと鉢合わせます。
真夜中なのに外で会うのは不可解、さらにハンナはどうやら焦っている様子。
話を聞くとパラダピアを襲撃したマリンバの安否を気にしているではありませんか。
ここから物語は盛り上がっていきます。
てんとう虫にされてからドラえもんの道具で中途半端に元に戻ったマリンバが言うには、パラダピアは人を操る光を作る実験施設であると。
表向きは非の打ち所がない理想郷なのですが、その実態は禁忌の研究が行われており、タイムパトロールが取り締まろうとしているのだとか。
パラダピアはユートピアであり、これ以上ないほど理想的な世界であると思っていたのび太はこの事実を受け止めきれずに悩んでしまいます。
それでも心を決めて、ドラえもんとマリンバと共にどうにかパラダピアからの脱出を試みます。
ドラえもんとのび太とマリンバは壊れたタイムツェッペリンと飛行服のプロペラ機を使ってどうにかパラダピアから抜け出すことに成功。
しかしそれを黙って見過ごすパラダピアではありません。
三賢人の命令でソーニャくんはドラえもんたちを捕えようとします。
パラダピアを案内していた時とはうってかわって躊躇なく攻撃をしてくるソーニャくん、友達だと思っていた相手からこんな仕打ちとはなかなか心が苦しいものです。
それでもドラえもんはソーニャくんに攻撃をやめるよう説得をします。
ソーニャくんもドラえもんを少なからず良く思っていたため攻撃をためらってしまいます。
三賢人は葛藤しているソーニャくんに攻撃しろと命令を続けます。
友情と恩人への忠誠の間で葛藤してるこのソーニャくんがね、本当に良かったんですよね。もう一度見直したい。
ソーニャくんの心の動きがしっかりと描写されていました。心を奪うパラダピアに仕えるパーフェクトネコ型ロボットのソーニャくんにも確かに心があったんだなと。最ッ高の葛藤シーンでした。
攻撃をためらうソーニャくんに痺れを切らした三賢人はソーニャくんに「またガラクタに戻すぞ!!」と脅します。
ライン越えです。地雷を踏みぬいてますね。
そうしてトラウマを刺激されたソーニャくんは葛藤を通り越してつい引き金を引いてしまいます。
この一連の流れ何回でも見た過ぎる。リピートしたいです。
本当に、ここのソーニャくん本当に好きで……
葛藤からトラウマ刺激で手が反射的に動いてしまうというソーニャくんの心の動きは本当にたまりませんでした。
感情的なソーニャくんを見せられてだいぶテンションが上がってしまいました。
ソーニャくんの攻撃を受けて三賢人に捕えられたドラえもんとのび太。
ここからが本番です。
パラダピアは世界パラダピアン計画を実行すべく手始めにのび太たちが住んでいた町の上空に移動。
そして三賢人はのび太から得た実験データで作ったネオ・パラダピアンライトの試運転としてのび太を強制的に洗脳しようとします。ひゃあ怖い。
じわじわとパーフェクトな人間になっていくのならまだしも強制洗脳はさすがに怖すぎる、この映画の怖いレベルはここが最大瞬間風速を記録してると思います。
さて、最大強度のネオ・パラダピアンライトを食らって洗脳状態に陥ったのび太くん。
三賢人の命令でひざまずき、挙句には親友のドラえもんに銃を向けてしまいます。
しかし、洗脳されているとはいえさすがの友情。
意識が残っているのかドラえもんの呼びかけで引き金を引く指が止まります。
ここ、本当に激アツです。
友情で強制洗脳にあらがうシーンはやっぱりハラハラしますね。臨場感も相まって思わず呼吸を忘れてしまいました。
そんな激アツシーン、多大なネタバレを含むだけあって予告動画にこのシーンがなかったので三賢人でお茶を濁します。
ところでこの三賢人の動きの一致度、人間にしてはあまりにもシンクロしていて気味悪いですね。やっぱり人間じゃないんじゃ……
銃の力で虫になってしまったドラえもんはそのまま地上へ落されます。
こんな広い世界に虫一匹、砂漠に一粒の塩を落としてしまったかのような途方もない別れに対してのび太は自ら洗脳から抜け出します。しかし時すでに遅し、ドラえもんはもう広大な空の中です。
さらに今度はのび太が狙われる側になります。
洗脳されたままのスネ夫とジャイアンに拘束され、しずかに銃を向けられます。
しかしそんな窮地も友情で洗脳を破ってどうにか脱します。
久しぶりに4人が揃いましたね。こんなに心強いものはない。
さあここで満を持して黒幕のレイ博士が登場。
しかし世界パラダピアン計画を実行しようとしたところを忠実だったはずのソーニャに止められてしまいます。
ようやく初めて自分の心で考えて行動を起こしたソーニャくん、のび太たちの友情に感化されたのかと思うと胸が熱くなりますね。
ソーニャくん、ここからです。
ここで、科学においては飛びぬけた才能を持っていたが、社会になじめなかったレイ博士の過去が語られます。
もともとダメ人間としていじめられてたからこそダメロボットのソーニャくんを拾って改造したのかなと思うと感じるものがあります。
そんな過去があったせいで人を操る禁忌の研究に手を出してしまったと……同情できなくもないですが悪は悪。のび太たちはそんなレイ博士を許しはしません。
マリンバの手で世界パラダピアン計画のカギとなる装置が破壊されました。
ソーニャくんからも洗脳について指摘を受け、自棄になったレイ博士はパラダピアの機能を停止させてそのままのび太たちが住んでる町に墜落させようとします。
さあここからが怒涛の伏線回収です。
パラダピアの住民を避難させるべくタイムツェッペリンを使います。
ここで物語前半の内容を少し思い出します。そういえばタイムツェッペリン内部の空間は「無駄に広かった」な、と……まさかこの内容が拾われるとは思ってなかった。
故障したタイムツェッペリンに住民を避難させてみんなの飛行服のプロペラ機で安全なところまで運びます。
そして無事に地上に着いたところで今があの日──タイムツェッペリンで三日月型の島であるユートピアを探すために出発した日であることに気づきます。
ああなるほど、あの日のび太が見た三日月型の島は世界パラダピアン計画のためにこの町に来たパラダピアで、その日の天気雨は崩壊したパラダピアの海の水が降ってきたものだったと。
序盤に出てきた情報が一気に回収されていきます。
となると、そういえば序盤にさりげなく出された情報がまだ残っていましたね。
裏山で昼寝をしていたのび太を起こしたのは何だったのかと。
ここでのび太がその虫の存在を思い出せたのは友情のなせる技か。
なんと虫になったドラえもんと奇跡の再会を遂げます。
さすがに泣きそうでした。
言葉の通り感動の再会です。
出会えたのも奇跡だし、何よりここでしっかりとドラえもんのことを思い出せるのび太はもうさすがというか……本当に良かったね、再会できて。
感動の再会で涙腺がかなりやられましたが、本番はこれからです。
まだ崩壊していくパラダピアの問題は解決していません。ソーニャくんが抑えているとはいえ、パラダピアは刻一刻と町へ近づいてきます。
無事にドラえもんが復活し、いつもの5人が揃いました。
みんなタケコプターを頭につけてソーニャくんの元へ向かいます。
パラダピアが町に墜落しないようにするため、ここで四次元ゴミ袋が再登場します。
ここで出るんか四次元ゴミ袋!!!
序盤で、壊れたひみつ道具とテストを捨てるために使われてから確かに見かけてなかったけど、いやマジかなるほどここでそれ使うんか……思わず目を見開いてしまいましたね。
ビッグライトで四次元ゴミ袋を大きくしてパラダピアをどうにかしまい込みます。
しかしパラダピアは四次元ゴミ袋の中で熱暴走を起こして爆発寸前に。
このままではみんな爆発に巻き込まれてしまうが、町を思うと逃げることなんてできなくて手詰まりの状況に陥ってしまいます。
と、ここでソーニャはパラダピアで使っていた棒状の万能道具を取り出します。
そのまましずかとスネ夫とジャイアンにそれを向けて、彼らのタケコプターを破壊します。
タケコプターを失った彼らは空に留まることができずパラシュートで地上へと降りていきます。
このソーニャの行動は「君らを危険な目に遭わせることはできない。ここは自分ひとりに任せてくれ」ということを意味していて、つまりソーニャがやろうとしていることは……
ソーニャはそのままのび太のタケコプターも破壊します。
ドラえもんはソーニャ一人に任せられないと彼を止めますが、これは自分の心に従って決めたことだと言ってソーニャはドラえもんのタケコプターを破壊。
そのまま一人で爆発寸前の四次元ゴミ袋を持って上昇していき……
おい、ソーニャ……嘘だろ。なぁ、嘘だと言ってくれよ。
せっかく友達ができたのに。せっかく自分の心で行動できるようになったのに。せっかく、せっかく……
自分の心で考えて出した結論がこれって、そんな、そんなぁぁぁ。
ねぇソーニャ、どうしてそんな顔をするんだ。
君はそんな顔で友達に別れを告げたのか……「君と出会えて、よかった」ってなんだよ、ソーニャぁぁぁ。
このクライマックスシーンは本当にヤバかったです。今思い出してもいろんな感情が甦ってきます。
ソーニャがみんなのタケコプターをひとつずつ壊していくたびに鳥肌が立って、一人また一人と四次元ゴミ袋を持つ人が減っていくたびにソーニャがやろうとしていくことが現実味を帯びてきて。
本当、感情ぐちゃぐちゃです。
ソーニャの覚悟を感じるほどソーニャのことが好きになっていくし、好きになればなるほど予想できてしまった結末につらくなってくるし……この瞬間はソーニャは誰よりも主人公だったよ。
一人のキャラクターにここまで情緒を乱されたのは久しぶりです。
これが映画という媒体の生み出す臨場感と没入感なのか……こちらの期待を遥かに超えられてしまいました。
こんなんヤバいって、もう涙腺が限界でしたよ。
泣いちゃうよこんなん……。
あとはエピローグです。
ソーニャの犠牲と引き換えにパラダピアは処理され、町の平和は守られました。
決して無事とは言えませんが、とりあえずは一件落着です。
なんとか終わったことへの安堵に浸りながら、ドラえもんたちはソーニャとの別れを悲しみます。
彼らの心の整理のための時間であり、情緒ぐちゃぐちゃにされた私が感情を整理するための時間です。
呆然としながらスクリーンを眺めていると、何やら空からの落し物があるではありませんか。
調べてみるとそれはソーニャのメインメモリーであり、何やら未来の工場にてソーニャは新しいボディを得て復活できるではないですか、と。
こういうところ、さすがドラえもん優しいなと思いましたね。
別れたままになるわけではないと、ソーニャはあそこでは終わらないと。
新しい友達ができたところで、自分の心で新しい人生(ロボット生?)を歩めそうってところであんな終わり方をするほど酷ではありませんでした。
そんな優しさによって救われるものだってあるんですよ。
何はともあれ、ぐちゃぐちゃになった私の心はどうにか整理がつきました。
エンディングでも未来の世界でソーニャが元気に過ごしている姿も見れたわけだし。
本当に良かったよ、ソーニャ…………
あ、そういえば0点のテストがありましたね。
あれ完璧に忘れてましたね。
まさかあれが伏線になってオチを飾るとは。
ちょっとしてやられた気分です。
まとめ
ということで、ソーニャに狂わされて幕を閉じた2時間弱でした。
初めてその姿を見せてくれた時は外見とか声とか結構好きだなぁという感じでしたが、最後の最後で大好きになってしまった……
前半は「ソーニャくん」って感じであたたか~い目(ここで例のドラえもんの画像)で見ていたのに、怒涛のクライマックスで「ソーニャ……」って気持ちになってしまいました。
まさか映画のオリジナルキャラにここまで感情を揺さぶられるとは。
来年も映画館でドラえもん見に行きたいなと思ってしまいました。
やっぱり映画ドラえもん好きだなぁ。
話の面白さはもとより、敷いた伏線をしっかりと回収していくまとまりの良さとか、いろいろな形で友情や愛が感じられるところとか、映画ドラえもんの好きなところが期待以上でとても良かったです。
今ずっと予告眺めて、映画で抱いた感情を甦らせています。
予告動画は名場面がダイジェストで流されるから映画見た後に見るのが何よりも楽しいです。
名場面が主題歌のサビと一緒に流されるのを見るのはいつになってもやめられないですね。
最後の最後でちょっと文章がごちゃごちゃになってきましたね。
言いたいことが多くてね……
以上、勢いと衝動で書き上げた『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の感想でした。
文章やら何やらどこか変なところがあるかもしれませんが、まぁそこはご愛嬌ということで。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
明日の新歓ブログリレーの担当は@Suu__uさんです。お楽しみに!