このページではtraPのSysAd班について紹介します。
SysAdとは "System Administrator" の略語で、直訳するとシステム管理人のことです。この言葉から分かるように、SysAd班は主にサークル内での交流や開発を支援するための活動を行なっています。まずはSysAd班で開発している主なサービスや利用しているアプリケーションについて紹介していきたいと思います。
SysAd班で開発しているサービス
ここでは、SysAd班が一から制作し、運用しているサービスについて紹介します。
traQ
traQは、slackライクなコミュニケーションツールです。traP内部での会話や連絡は基本的にこのツールを介して行われています。現在投稿されたメッセージ数は414万件(2024/03/10現在)ほどです。
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booQ
booQは、サークルの備品やメンバー間の書籍の貸し借りを支援するサービスです。具体的には物品を所有している人を追跡したり、ある書籍を持っている人をリストアップし、その中から借りる人を選んで借りたりすることができます。
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anke-to
anke-toは、サークルメンバーに対して自由にアンケートを取ることができるサービスです。これが開発される前はGoogle Formsを利用していましたが、一から開発することで個人と対応するIDを自動的に紐づけることが可能になり、ID誤入力などのミスがなくなりました。
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knoQ
knoQは、サークルでのイベントを管理するサービスです。iCalにも対応しており予定の管理を非常に行いやすくなっています。
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Showcase (停止済み)
Showcaseは、部内向けPaaSです。後述のGiteaリポジトリのルートにshowcase.yaml
という名前のファイルを置くだけで、静的なウェブページや動的なアプリケーションをデプロイすることができ、プッシュするだけで更新が行われます。
NeoShowcaseの完成をもって、2023/07/02に稼働を終了しました。
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NeoShowcase
Showcaseに代わる、次世代の部内PasSです。設定不要での簡潔な自動ビルドから、独自のDockerfileを使用してのカスタムビルドまで対応しています。現在、500個以上(2023/10/26時点)のアプリがNeoShowcase上で稼働しています。
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traPortal
traPortal はメンバーそれぞれの情報の管理や、招待コードの取得などの traP という組織を管理するような部分を担ったサービスです。
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Jomon
部内の会計を記録、申請する会計補助サービスです。サークル内の収支を一見して確認できます。
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traP Collection
部内ゲームランチャーです。traPで制作した様々なゲームをプレイすることができます。
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デザイン部
SysAd班には部内サービスの開発をサポートするデザインチームが存在します。traQのデザインの運用や、その他サービスのUIの相談役として活動しています。
運用しているサービス
ここでは、サークル内で運用しているサービスについて説明します。これらは一から自分たちで作ったわけではなく、無償で公開されているプログラムを少しカスタマイズして使っています。
Wiki (Crowi)
情報共有サービスです。今まで行なってきたイベントのログや、サークルメンバーが溜めた知見などが公開されています。
Blog (Ghost)
ブログサービスです。今見ているこのサイト自体です。
共有メモ帳 (HackMD)
リアルタイムで同一ページを同時編集できるサービスです。集会の議事録や、講義ノートなどに対して用いられることが多いです。
Git (Gitea)
開発中のソースコードを共有し、効率的に開発するための仕組みを提供するサービスです。
クラウド (Nextcloud)
ファイル共有サービスです。ゲームで使う素材や完成したプログラム、イベントで用いる資料などが保存されています。
なろう講習会
上で挙げたサービス群を運用・開発をするのがSysAd班の仕事ですが、プログラミング初心者には手が出しにくいものとなっています。
そのギャップを埋めるため、SysAd班では『なろう講習会』を行なっています。この講習会では、プログラムなどについて何も知らないがやる気はあるという新入生に、Go + Vue.js[1]でツイッターライクなWebサービスを開発できるまでに必要な知識を身に着けてもらいます。
SysAd班で最も使われている言語とフレームワークなため ↩︎
最新のWeb技術の動向やSysAd班での開発スタイルの変化に合わせて、毎年内容を更新し続けています。
2023年度からは講習会資料を外部公開しています。
参加者の記事
対外活動
SysAd班は、講習会や日頃の活動を通して培った知見を基に、外部に向けた活動も行なっています。このページの最後ではそれらについて紹介していきます。
Tech Book
サービスを運用・開発する中で得られた知識を本にしてまとめ、即売会やオンラインショップで販売しています。
大会に出る
SysAd班として、というよりはSysAd班のメンバーがという感じですが、いくつか大会に出場して、その中でいくつかは賞を頂いています。具体的な実績は次を参照してください
ISUCON
ISUCON7 (2017)
- 本選出場
ISUCON8 (2018)
- 2チーム本選出場
- チーム「NaruseJun」 特別賞・全体4位・学生2位
ISUCON9 (2019)
- 本選出場
ISUCON10 (2020)
- 3チーム本選出場
- チーム「Azeit」 全体2位・学生2位
- チーム「がんもどき」 全体3位・学生3位
ISUCON11 (2021)
- 運営として参加
- 1チーム本選出場
ISUCON12 (2022)
- チーム「織時屋」2位・学生1位
- 4チーム本選出場
- (traP OBチーム「NaruseJun」1位)
ISUCON13 (2023)
- (予選はなく、1回のみの開催)
- チーム「織時屋」2位・学生1位
- (traP OBチーム「NaruseJun」1位)
ICTSC
2017年
- チーム「NaruseJun」優勝
2019年
- 出場4チーム中全チーム決勝出場
- チーム「:thonk spin.ex-large.rotate.parrot:」優勝
2020年
- 出場4チーム中3チーム決勝出場
- 2位、8位、14位
2021年
- 夏の陣 6位 & 8位
- 冬の陣 3位 & 5位 & 9位
CyberAgent Web Speed Hackathon
- Vol.1: 1位、3位
- Vol.2: 1位、2位
- Vol.3: 2位、3位
mixi git challenge
#5 #6 #7 #8 #10 #11 #12 優勝
mixi Bug Shooting Challenge
#1 #5 #6 優勝
NTT Performance Tuning
- 2019 (名称はN-ISUCON): 優勝, 準優勝, 4位
- NTT Performance Tuning Contest: 優勝
情報危機管理コンテスト
2017年
- 経済産業大臣賞(1位)
2019年
- ベストテクニカル賞
- JPCERT/CC賞
UTE-1(学生ITコンテスト)
2023年
- 1位、2位、3位
技育展
2023年
- 「NeoShowcase」ファイナルラウンド進出, GMOインターネット企業賞