皆さんこんにちは!19BのNWSです。もうすぐ大学生活が始まりますがこの季節になるとアレに悩まされる方も多いのではないでしょうか。
そう、花粉症です
講義中でも鼻をかむために頻繁に手を止めなければならず、また教室は音が響き人目もあるので思い切り鼻がかめないなどといった深刻な問題が起きます
僕の場合は特に症状がひどく市販の薬も効きづらい体質だったのですが、今年ついに克服することができました!
今日はその治療法である『舌下免疫療法』を紹介します
舌下免疫療法とは
2014年から保険適用となったアレルゲン免疫療法の一つで、病気の原因となるアレルゲンを微量に含む錠剤を1日1錠(液体のタイプもあるみたいです)、舌の下に1分間保持し、それを毎日続けて少しずつ体を慣らしていくというものです。
服用後5分間はうがいや飲食ができず、服用前後2時間は激しい運動やアルコール摂取や入浴はできません。
味はほんのり甘く、飲みやすいです。
どのくらい効果があるのか
花粉症を完治できる可能性のある唯一の治療法だといわれています。
飲んだらすぐに効果が表れるわけではなく、根気強く何年も続ける必要があります。また、体質によっては完治する人や症状が軽減される人もいる一方、効果がない人も一部いるようです。
副作用について
この薬の副作用としては、
- 口内炎ができる
- 耳がかゆくなる
- 蕁麻疹が発生する
- 鼻水、くしゃみ、目のかゆみなど花粉症に似た症状が出る
などがあり、これらの症状は薬を飲み始めた時期に起きますがしばらくすると収まっていきます。
また、体質によってはごく稀にアナフィラキシーショックが起きる可能性もありますが初回の投与時に病院内でしばらく経過観察し重度の副作用がないかチェックするため心配する必要はありません。
治療の流れ
まずはスギ花粉に対するアレルギーがあるかどうかを確かめるためにアレルギー検査を受ける必要があります。採血して39項目のアレルゲン検査を受けましょう。ついでに自分でも気づかなかった他のアレルギーも判明するかもしれません。
スギに対するアレルギーが認められたら治療を始めましょう。ただし舌下免疫療法を受けられる病院は限られているので事前に調べておく必要があります。(全国でこの治療を行える病院はこちらから探せます。)何度も通うことになるのでなるべく行きやすい場所を選びましょう。
また、花粉が飛んでいる時期に治療を開始することはできません。今年は我慢して、来年から苦しまないために今夏から始めましょう。遅くとも11月から始めるのが推奨されています。
最初の1週間は通常よりも量が少なく調整された錠剤を飲んで経過観察します。先に述べた通り初回は病院内で飲み、以降は自宅で飲むことになります。1週間経ったら通常の錠剤を1か月分もらい、その後は月に1回病院に行って簡単な経過観察をして1か月分の薬をもらうだけになります。
花粉が飛び始める時期になっても市販の薬と併用することができるので大丈夫です。
気になるお値段
この治療にかかる費用ですが、僕の場合だと(保険込みで)月に1回の診察代で580円、同時に1か月分の薬代で1910円なので毎月2490円でした。
これを毎日飲み続けるので年間で3万円近くします。
ちなみに最初のアレルギー検査の費用が5000~6000円くらいです。
決して安くはないですね...
一般には症状が大幅に改善されるには3年以上かかるみたいです。
最後に
最初のタイトルを見て今年の花粉を乗り切れると期待した方がいたらごめんなさい。
僕は市販の薬をいろいろ試しましたがあまり効かない体質で、藁にも縋る思いでこの治療法を試したところ半年ほどで劇的に改善しました。
もし同じような境遇の方がいれば是非試してみてください。逆に市販の薬だけで十分乗り切れるという方には必要ないかもしれません。
花粉症はつらい人にとっては本当につらいです。皆さんもこれを乗り越えて素敵なキャンパスライフを過ごしましょう。ではでは~
明日の記事の担当は0214sh7さんです。お楽しみに!