忙しい人のための要約
手っ取り早く売れたい人は真似しないで下さい。 ←3回読んで下さい
あくまで、自分の好きなように表現したい人向けの記事です。あしからず。
頑張らないための指針
- ジャンルは無理に広げない
- 必要ないなら勉強しない
- 大好きな手癖を作る
- 好みのアーティストをパクってみる
理由
- 楽しみたいだけなのに、したくない勉強するのは嫌だから
- 辛い努力をするより、やりたいことをずっとやっている方が上達すると思うから
- 頑張ってパクろうとしても、そのとおりにはパクれないから。
この記事は、traP夏のブログリレー2019 第19日目の記事です。
19のリキッドです(@liquid1224)。
traPではサウンド藩に所属し、主に楽曲制作をやっています。
同じく東工大のDTMサークルtech-nation Recordsにも参加しています。
昨日の記事はもうお読みで?
昨日のブログリレーはサウンド藩の久石譲・カシワデの担当でした。近日公開の楽曲がいかに作られていくか、非常に簡明にまとめてありますので、どうぞご一読あれ。
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さて私とカシワデ、同じサウンド藩所属でもその経歴は全く違います。
まず音楽的素養。彼はピアノが弾けますが、僕はリコーダーも吹けません。←これはマジ
次にDTM歴。彼のYoutubeチャンネルが5年目に突入していることからも分かる通り、カシワデのDTM歴は相応に長いです。一方の私は(実際にDTMをしている期間は)半年ちょっとです。
↑おめでとうございます!YouTubeチャンネル解説から今年で5年目になってたみたいです
— カシワデ (@Kashiwade_music) August 26, 2019
開設日は2014/02/08みたいですね
そうすると必然的に、出てくる楽曲のクオリティは雲泥の差となります。当然ですね。泣いた。
彼に限らず、ごく近いところにガチプロがいる環境は非常に刺激になります。自分の知らないことを知っているので、ただおしゃべりしているだけで知見が貯まります。一人でやるよりみんなでやるほうがっていうのは、こういうメリットがあるからでもあると思います。
僕が「DTMなんもわからん」といっている間にも、彼らは「僕からすれば神曲なのに」という曲を平然と書いてきます(もちろん彼らは彼らなりに「DTMなんもわからん」なのでしょうが)。
日常的に神曲が量産される場で、自分だけ何もしないというのは非常に難しいことです。従って、traPにいるだけで「何か生み出さなければ」「もっと努力しなければ」という強い気持ちにさせられます。
努力は、辛い
しかし冷静になると、これは大学のサークル活動であって仕事ではありません。やらなければ死ぬということもないし、世間に対する責任も伴いません。やりたくなければ辞めればいい。
もっと言えば、自分がこのサークルで活動したことによって、直接的に得られる対価は存在しません。もちろん、traPでの活動が就職で活きた、とかそういう話が無いわけではないですが、それはあくまで結果論です。就職で有利になるためにtraPで活動しているのでもありません。
じゃあなんで努力しなきゃいけないんですか?
否、創作活動に努力は必要ありません。
そもそもサークル活動って楽しむものですし、創作活動って自己満足の世界です。対して、努力というのは概して辛くて厳しいものです。楽しいことがしたいのに、どうして辛いことを受け入れなくてはならないのでしょうか?
さらに言えば、「産みの苦しみ」という言葉があるように、創作行為それ自体にも苦しみが伴います。楽しみたい人間に、コレ以上の苦痛は不要です。
頑張らないための指針
ここからはDTMに特化してお話します。
必要ないなら勉強しない
勉強は、心から興味があること以外は、必要になったときにやりましょう。必要もないのに興味のないことを学ぶのは、精神力と時間の無駄です。
創作系のブログなんかを読むと、しばしば「この本は基本だから読め」「日々勉強しろ」などと知の押し売りを怒涛のようにしてきますが、大体は金儲けが目的なので相手にしないようにしましょう。続けている限り、欲しい知識は欲しいときに付いてきます。
派生して言うと、DTMを始める前に理論を学べという人もいますが、私は反対です。理論は実践の結果に名前をつける行為でしかありません。理論を暗記する暇があったら手を動かしましょう。手を。[1]
ジャンルは無理に広げない
作りたくもないジャンルの曲を作るのは辛い作業なので、作りたいな、と思ったときに初めてやり始めましょう。いろんなジャンルの曲を作れるようになることが美徳であるかのようにされることが多いですが、それはあくまでプロの世界での話です。自分の作りたいジャンルの曲も作れないのに手を広げても仕方ないですからね(特大ブーメラン)。
大好きな手癖を作る
コレ大事です。どんな些細なことでもいいので手癖を身につけると、そこを切り口に作曲が進みます。手癖をストックしているうちに、作風は広がっていくのではないかと思います。
例えばこれは僕の手癖です。
これを鳴らすだけで手軽に安定感が出せる+このパートを変化させるだけで展開を設計できるという手軽さが気に入っています。このような単音の譜割を作って、そこから曲想を広げるというやり方が、今のマイブームです。
これは後の項目にも関連する話ですが、実はコレ、パクリです。よく音楽を聞く人なら、「あぁ、あの人がよくやる手法だ」とピンとくるはずです。[2]
好みのアーティストをパクってみる
パクらないように、パクらないようにと気をつけていても、影響を受けたアーティストの片鱗はどうしても出てしまいます。そこで逆に考えて、あえてパクリにかかってみると面白いです。どんなに頑張ってもパクリ元と完璧に同じものにはなりえないことが、割とすぐに分かります。1フレーズであったり、1チャンネルであったり、好きな音色でもいいですよ。なにか全力でパクリにかかるのはい経験になると思います。
頑張らないでいると、頑張りたくなる
頑張らないためにどうするべきかということを書いてきましたが、人間はやはりわがままな生き物なので、ずっと頑張らないでいるとだんだん頑張りたくなってきます。実際僕は今とても頑張りたい状態なので、次に何を頑張るかを記して終わりにしたいと思います。[3]
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またこんど!
明日の予告
第20日目の明日は、temmaさんの記事が出るそうです!