こんにちは、チームDark-rayのDekaです。
前回、「Dark-ray」を制作した時と同じチームでHackUに参加しました。
HackUの詳細 → HackU 東京工業大学 2016
Dark-rayの前回の記事 → ハッカソン参加記 – Dark-ray –
この記事では、HackU当日の話と作品紹介を行いますが、**「HackU当日の話なんて知らん」**という人はここから飛ばしてください。
HackU当日まで
最初、5/24(火)に一度traP全体でチームごとにHackUに向けてアイディアソンを行いました。
ここで、チームメンバーの構成を見ると、プログラマ2、グラフィッカー2、音屋*1。
「ゲームを作るしかない!!!!」
ということで、テーマ**「チーム活動に関する何か」をうまく取り込んだゲームを作ることを考えました。
しかし、チーム活動をゲームに取り込むのは想像以上に難しく、話はかなり迷走していました。
最終的にその日は、「魔王軍で派閥を作って統廃合を繰り返し統一するゲーム」**というよく分からない結論に至りました。
このまま当日を迎えるのは不安ということで、その後も何度か集まり、案を練りました。
その中で、**「チームでないと成り立たないゲームがいい」という意見が出て、「チーム活動に必要不可欠な物」を考え始めました。そこで「チームメンバー同士の仲の良さ」という要素が出てきて、それを実現するための「アイスブレイク」**というものを思いつきました。
というわけで、本番は**「アイスをブレイクしながらアイスブレイクをするゲーム」**を作ろうということにしました。
おおまかな内容は、アイスをブレイクしながら迷路を突破、アイスをブレイクするミニゲームをクリア、というのを繰り返すという感じで決まりました。
開発1日目
集合場所はYahoo本社、開始時間は9:00。
周りの班でちらほら遅刻連絡が入る中、僕達の班は10分前ぐらいに全員集合しました。優秀**(当然)**。
僕のチームは意識が高いので既に全員揃ってる #hacku
— Deka( ˘ω˘ ) (@deka0106) 2016年6月8日
最初の方は、1人が基礎部分を組み立て、その間に迷路、ミニゲームの細かい仕様を決めるという感じで開発を進めていきました。
そして仕様が段々固まってきた後のお昼休憩。
ごはんなう![#hacku](https://twitter.com/hashtag/hacku?src=hash) [pic.twitter.com/Nnb9lTBgpK](https://t.co/Nnb9lTBgpK)— Deka( ˘ω˘ ) (@deka0106) 2016年6月9日
休憩後、本格的に開発を始めました。プログラム側は画面描画の変な挙動に悩まされたり、グラフィック側は垂直方向から見た壁の表現に苦戦したり、BGM側は雰囲気をあわせるのが難しかったり、色々と大変でしたがなんとか頑張りました。
この日は結局、迷路の基礎部分、ミニゲーム1つの基礎部分を作り、まぁまぁ順調という感じでした。
開発2日目
1日目に引き続き、開発を進めました。
1日目が21時まであったということで、自分のチームや周りのチームでも、魔剤に手を出す人が結構いました。
みんな魔剤飲み過ぎィ!!![#hacku](https://twitter.com/hashtag/hacku?src=hash)— Deka( ˘ω˘ ) (@deka0106) 2016年6月10日
ちなみに僕はHackU中1本も****魔剤を飲んでいないし、そもそも飲んだことがありません。
一方開発の方では、マップが正しく表示されない等のバグに悩まされたり、**「真上から見た円形で向きがわかりやすいキャラ」として†可愛らしい†**生物を生み出したり、色々ありましたが、なんとかちゃんとゲームとし遊べる状態まで持っていくことが出来ました。
ちなみに、2日間のチームメンバーそれぞれの担当は、
- Ark - ミニゲーム部分のプログラム等
- yuu - 迷路部分のプログラム、その他プログラム
- Deka - マップチップ、キャラ、タイトル画面等
- Blu-ray - UI部品、ミニゲーム素材、マップ等
- clk - 神BGM(タイトル、迷路、ミニゲーム)、神SE
という感じで開発を行いました。
そしてその夜、次の日の発表会のため、僕はプレゼン資料作りをしていました。疲れからか、あまり集中できず、無駄に時間を掛けまくってしまいましたが、メンバーのアドバイスをたくさん受けながら、なんとかプレゼン資料を作り上げました。その後、ちゃんと3分で喋り切る練習をしたりしていたら、気がついたら6時になっててびっくりしました。
発表会
6時頃に寝た後、なんと目覚ましを掛け忘れていましたが、なんとかギリギリに起床することに成功しました。
発表前、最終調整をして、自分も用意したスライドを用いて3分以内に大体喋り切ることができるようになりました。
とりあえず3分前後でスライドを読みあわせることに成功した(本番出来るとは言ってない) [#hacku](https://twitter.com/hashtag/hacku?src=hash)— Deka( ˘ω˘ ) (@deka0106) 2016年6月11日
そして始まった発表会。
3,2,1,HackTime!!!!!!!!!!
みんな発表が上手いし、制作した物のクオリティも高くて、驚きでした。特に、traPのチームBURItain Kingdomの進捗どうですか?は完成度も高く、面白かったです。そして、その驚きはプレッシャーに変わり、自分にのしかかってきました。また、ニコ生、Youtubeで配信されていると思うと、緊張が抑えられませんでした。
喋り上手い人多過ぎて僕死にそう #hacku
— Deka( ˘ω˘ ) (@deka0106) 2016年6月11日
そして、ついに自分の番。
デモプレイに入るまでは順調でしたが、コードの抜き差しがスムーズに行かず、あまりしっかりとデモプレイを見せることができず、時間ギリギリになってしまいました。
でも、自分としては大きな失敗はなく、ちゃんと喋り切ることができたので良かったと思っています。
その後は、traP1年生チームの発表があり、1日目がほぼ参加出来ていないにもかかわらず結構面白いものを作っていて感心しました。
traP外のチームも結構規模が大きい物を作っていたりして、面白かったです。
その後の展示会では、色々な人に自分達が作ったゲームをプレイしてもらったり、他のチームの制作物で遊んだりしました。
でもニコ生のインタビューが来なかったのは少し残念でした。
インタビュー来なかった [#hacku](https://twitter.com/hashtag/hacku?src=hash)— Deka( ˘ω˘ ) (@deka0106) 2016年6月11日
そして迎えた結果発表では、残念ながら自分のチームは賞を取ることはできませんでしたが、4つの賞がある中で3つをtraPのチームが獲得していたので、良かったです。
中でも最優秀賞はなんとtraP1年生のチームで、すごいなぁと感心するばかりでした。
traPのチームが最優秀賞で嬉しい(小並感) #hacku
— Deka( ˘ω˘ ) (@deka0106) 2016年6月11日
総評では、マルチプレイはチームではないとキッパリ言われてしまいました。僕としては、「チーム活動に関する何か」というテーマを満たしていると思っていましたが、それは求められていたものではなく、ハッカソンにおいては、審査側が何を求めているのかを理解し、ちゃんとそれに応えることが重要なのだと学ぶことが出来ました。
なお、発表日当日の様子が、Youtube、**niconico(タイムシフト)**に上がっているので暇な人は見てください。
もし、来年もHackU東工大が開催されるとしたら、またtraPで参加して最優秀賞を目指したいです。
作品紹介
テーマ**「チーム活動に関する何か」**ということで制作したモノはこちらです。
タイトル画面はこんな感じで、操作説明をすべて載せておきました。
タイトルは**「アイスをブレイクしながらアイスブレイクをするゲーム」ということで、「IceBreakers」**としました。
どんなゲーム?
プレイ人数は2人で、協力して氷の迷宮を攻略するゲームです。
2人でうまく息を合わせないと突破できないような仕掛けがたくさん用意してあります。
普通アイスブレイクと言ったら、屋外で体を使ったり、大声を出したりするものを想像する人も多いと思いますが、そういう類のものが苦手な人も多く、そういう人たちでも気軽に電子ゲームでアイスブレイクが出来たらいいなという思いで制作しました。
ステージ:迷路
2人で、協力して奥にある扉を目指します。
道の途中には片方にしか壊せない氷があったり、片方がスイッチを押している間しか通れない壁があったり、と2人で協力しないと突破できないようになっています。
ちなみにプレイヤーはこの**†可愛らしい†生物を操作します。
その操作方法は、キーボードの左側[W][A][S][D]+[Q]をプレイヤー1**、右側**[↑][←][↓][→]+[Enter]をプレイヤー2**が操作するという感じで行います。
ミニゲーム:壁よけシューティング
2人で、協力して、ゴールを目指します。
片方は迫り来る氷の障害物や雪場を回避し、もう片方は後ろから弾を撃って氷の障害物を破壊します。障害物に当たったり、雪場を通ったり、味方から撃たれたりすると減速してしまうので注意しましょう。
ミニゲーム:囲んでブレイク
2人の軌跡で氷を囲んで破壊します。
このミニゲームは2人の息を合わせないと、結構難しいです。
これらの迷路、ミニゲームを繰り返して、最後の迷路を突破するとゲームクリアとなります。
クリアまでの時間を競い、その時間でもしかしたら2人の相性が分かるかもしれません。
ダウンロード
プレイしてみたいという人は是非ダウンロードしてください。
Javaがインストールされていればダブルクリックで起動します。
最新のJavaがインストールされていない人はここからダウンロードしてください。
クレジット等
- 制作チーム - Dark-ray
- Ark - ミニゲーム部分のプログラム等
- yuu - 迷路部分のプログラム、その他プログラム
- Deka - マップチップ、キャラ、タイトル画面等
- Blu-ray - UI部品、ミニゲーム素材、マップ等
- clk - BGM(タイトル、迷路、ミニゲーム)、SE