こんばんは、uynetです。
突然ですが、traPのブログにはAdCの記事は多いけどそれ以外の記事が少なくない...????
という声を受け、サウンド班で毎月1記事出そうという企画を始めました。
...結構遅くなってしまってすいません。
というわけで、1月ぶんの記事はpitchbendについて解説しようと思います。
ピッチベンドって何?
音の高低を細かく指定するパラメータの1つで、DTMでは基本的なものです。
これをうまく使うと情報量の多い表現を作れます。
これは最近とあるゲーム用に作った曲なんですが、まずはその一部を紹介したいと思います。
- A
https://www.dropbox.com/s/ql85hh0gd3cbx7a/A.mp3?dl=0
(リンク直ですいません..)
飛び出ている箇所がクイ↑ってなっているのがわかると思います。
これをすべて消すと単調な感じになってしまいます(少し音程は変えました)
その2
さて、これは何を表現しているでしょうか
そう、笛ですね
....笛??
笛ってビブラートできたっけ???
なんか気づいてはいけない物に気づいてしまったんですが、気にしないことにしましょう。
ここにもピッチベンドが使われています。
後ろで固まっているのは、すごい高速で振動させているものです。
あと、Expression(音量操作)も使っています。
では、順に消して見ましょう。
まずはExpressionをなくしたものです。
抑揚が消えました。でもまだ笛っぽいですね
次にピッチも消して見ます
なんということでしょう....面影もありません
タダの耳が痛い電子音になってしまいました
ところで、こんな感じでトガってるのが生えているんですが、これはアタックを強調する効果が合ったりします。
(何も無い所にあるのは...コピペの名残みたいなものです)
トゲを取り除いたものを置いておくので、聴き比べて見ましょう
少し丸くなった?ような感じがします。
(一体何の楽器だったんだ)
最後にこれら2つをあわせてピッチベンドを掛けたものと掛けてないものを並べてみます。差は歴然
https://www.dropbox.com/s/k1f8q6dflva0xd7/AB.mp3?dl=0
https://www.dropbox.com/s/3qpd4623cqtexcw/AB-2.mp3?dl=0
その3
最後にメロディーを紹介します
これはもう隙あらば揺らして、下ろして、持ち上げて...って感じで、詰めるだけ詰め込んで情報量を高くしましょう
こんな感じです。
なくしたバージョンはこちらです。表現の情報量が減っているのがよくわかります。
まとめ
自然な表現には情報量が必要で、実はこれでもまだ到底足りないくらいです。
でも知っていると知らないのでは大きく違うはずなので、ガンガン使っていきましょう
ところでこの曲...
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