2018年8月12日 | ブログ記事

【夏のブログリレー】日刊「作曲入門」Chapt.1:音とは?

OrangeStar

こんにちは。毎日暑い日が続いていますが、お元気でしょうか。夏休みが始まって3日ほどになりますが、こちらはインターンシップの準備でjavascriptを勉強するものの飽きて…を毎日繰り返しています。
あ、申し遅れました、サウンド班のオレスタ(@OrangeStar)です。

夏のブログリレーということで、たまには作曲について語る記事があってもいいよね…! と思ったのですが、なんか作曲って難しいイメージがあるよなあ…ということで、今回は弊サークル内で行った「作曲入門講習会」の資料を一般公開しようかな、と思います。
作曲初心者向けとはいえ、理系の大学生に向けた内容だったので対数が出てくる場所もありますが、よく分からない場所は飛ばしても大丈夫です。特に序盤は。
非常に長いので、何回かに分けて公開します。せっかくなので、毎日17:00に予約投稿する予定です。忘れなければ。

さて、今回は「音について」です。音楽を語る前に、そもそも音とは何か? 音階とは何か? などをしっかりと理解しておきましょう!

Chapter.0 パソコン上での作曲とは?

と、その前に「パソコン上で作曲すること」を知らないと意味が分からないと思いますので、一応説明しておきます。DAWが何か、あるいはmidi、wav、mp3が何か…などが分かれば飛ばしてOKです。

0-1 DAW

※Dominoは厳密にはDAWではありませんが、このシリーズではまとめてDAWに含めることにします。ラクなんだもん…。

0-2 音声ファイル

Chapter.1 音について

1-1 音とは何か?

とは,空気の振動のうち周波数が可聴域(聴覚として認識できる周波数の範囲)内であるものについて,それを知覚した内容のことをいう。

1-2 音の三要素

小中学校の理科、あるいは高校物理でも学んだ通り、音には「大きさ」「高さ」「音色」の3つの要素がある。

1-3 音程

相対的な音高の差(正確には比)を音程という。
(以下、一般的な12音平均律を前提として話を進める)

ルートがたくさん出てくるが覚えなくても問題はない。

1-4 音名・階名

特定の音を表すものとして,音名階名がある。

音名

周波数[Hz] 英語音名
ポップスに多い
ドイツ語音名
クラシックに多い
日本語音名
調の主音を表すのに使う
261.63 C C(ツェー)
277.18 C♯/D♭ Cis(ツィス)/Des(デス) 嬰ハ/変ニ
293.66 D D(デー)
311.13 D♯/E♭ Dis(ディス)/Es(エス) 嬰ニ/変ホ
329.63 E E(エー)
349.23 F F(エフ)
369.99 F♯/G♭ Fis(フィス)/Ges(ゲス) 嬰ヘ/変ト
392.00 G G(ゲー)
415.30 G♯/A♭ Gis(ギス)/As(アス) 嬰ト/変イ
440.00 A A(アー)
466.16 A♯/B♭ Ais(アイス)/B(ベー) 嬰イ/変ロ
493.88 B H(ハー)

階名

主音をドとして,音階でいくつ離れているかを表す。主音を1とする。

主音からの高さ イタリア語階名 日本語訳
Do
Re
Mi
Fa ファ
Sol
La
Si

1-5 音階

ある規則に従って順序よく並べられた音の列を音階という。
以下,Cを始めの音(主音)とする音階で説明する。大事なのは隣り合う音との音程であり,その音程間隔が同じであれば主音が異なっても同じ音階である。

全、半は全音・半音の意。1.5は半音3個分を意味する。
3つの短音階については、多くの場合自然的短音階が使われている。クラシック音楽などでは和声的・旋律的短音階が使われることも時々ある。まずは長音階と自然的短音階を覚えよう。なお、長音階や自然的短音階のように、全音5つと半音2つとで構成される音階のことを全音階と呼ぶ。

★練習1
使っているDAWの操作に慣れるためにも、ちょっと触ってみましょう。
(1) Cを主音とする長音階、自然的短音階をDAWに入力し、再生してください。音符の長さは自由ですが、4分音符1個分くらいがちょうどいいでしょう。
終わったら、同じようにAを主音とする長音階、自然的短音階をDAWに入力してみてください。
(2) 時間が余ったら、和声的短音階、旋律的短音階も入力、再生してみてください。この3つの短音階、聞こえ方はどんなふうに変わってくるでしょうか…?

音程

相対的な音の高さを表す方法には階名があったが、もう1つの方法として音度というものがある。

同音を1度とし、音階に含まれる音1つごとに2度、3度…と数えていく。1オクターブは8度である。Cを基準とした時の音度は以下のようになる。

なお、1・4・5を完全系、2・3・6・7を長短系と区別する。言葉は重要ではないが、「1・4・5は特別」ということは後々大きな意味を持ってくるので頭の片隅に置いて欲しい。

1-6 和音(コード)

複数の音を同時に鳴らして合成された音を和音、あるいはコードという。
和音は、基準となる音(根音ルートという)をもとにどの音階が含まれているのかで区別され、根音の音名を取って「Cメジャーコード」「Gマイナーコード」などと呼称される。よく使われる和音として、「メジャーコード」「マイナーコード」などがある。

他に、「オーギュメントコード」やら「ディミニッシュコード」やら「セブンスコード」やらと多くのコードが登場するが、まずはメジャーとマイナーが理解できないことには始まらない。

★練習2
(1) Cを根音とする2つの和音、「C」「Cm」を鳴らし、どのような和音なのか聴いてみよう。
(2) 同様に、Eを根音とする2つの和音、「E」「Em」を鳴らし、どのような和音なのか聴いてみよう。(1)と合わせて、メジャーコード・マイナーコードにはそれぞれどんな雰囲気があるだろうか?
(3) 時間が余ったら、「Am」「F」「G」「C」という4つの和音を、1小節ずつ続けて入力し、聴いてみよう。このような、和音を続けて鳴らすパターンのことをコード進行と言う。

  • hint:A=A+C+E、F=F+A+C、G=G+B+D

1-7 楽器(インストゥルメント)

音楽を演奏するために用いる道具を楽器(instrument)という。知っての通り楽器にはそれぞれ特有の音色があり、楽器の選び方ひとつで音楽を特徴付けてしまうこともある。例えば、同じ曲でもピアノとオルゴールではかなり雰囲気が変わるだろう。

終わりに

今回は数式が登場する箇所があり、やたらと敷居が高い内容になってしまいましたが、次回以降は数学的知識があまり必要なくなりますので、ご心配なく。
この資料、4月に作成したのですが、大体2週間くらいかかってる中々の力作(自画自賛)なので、作曲が初めてという方にも何かしら得る物があれば嬉しいです!
また明日お会いしましょう!

この記事を書いた人
OrangeStar

traPのサウンド班で作曲をしています! また、個人製作で音楽ゲーム「アイシューター」を制作しています! tw→@hapdap

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