この記事はtraP Advent Calendar 11月13日の記事です。
どうも、とーふとふです。
今年もtraPAdC楽しんでいただけているでしょうか?
毎日たくさんの面白い記事が公開されていますね!
今日はみなさんにtraP発祥の面白い文化について紹介したいと思います。
躍動[名](スル)いきいきと活動すること。「躍動感にあふれる文章」「躍動する若い身体」 -デジタル大辞泉より
みなさんが躍動と聞くと、スポーツ選手が激しく動いたり、駒たちが動いたりすることを思い浮かべるかもしれません。
しかし、traPで躍動というと
スマホで写真を撮る際、シャッターを押す瞬間にカメラを前後に勢いよく振ることによって、手動で得ることのできる(放射状の)ブラーの演出のこと(下の写真を参考)。まるで集中線をおいたかのような存在感、躍動感が見る者の草:w:を誘う!アプリなどを使うことなく手軽に躍動感を演出できる一方で、綺麗な放射状のブラーを得るには、カメラを振るタイミングやその角度を適切に制御する必要があり、見た目以上に難しい。そのため、美しく大胆な躍動感を演出するにはそれなりの熟練が必要になる。一発撮りが美徳とされているらしい。 -traP wiki Dictionaryより
という意味で扱われます。(以下ではyakudoと表記します)
この記事ではtraP部内で発祥し、traP内だけでなくtraP外にまで影響を与えているyakudoの文化について詳しく見ていきたいと思います。
yakudoの例
この記事で初めてyakudoを知るという人も多いでしょうから、まずはyakudoの例を見てみましょう。
上で引用した、traPの部内用語ページ(Dictionary)にはyakudoの説明に続いて以下のようなツイートが埋め込まれています。
— とーふとふ (@to_hutohu) 2017年4月1日
このように、被写体がいかにも躍動しているような写真をyakudo写真と言います。
yakudo写真はTwitter上にアップロードされることが多く、その多くは#traP1yakudoというハッシュタグをつけられツイートされています。
ここからはこのようなyakudo写真が撮られるようになった経緯について見てみましょう。
yakudoの歴史
yakudoの発祥
yakudoの起源は今から約1年8ヶ月前、2016年4月に遡ります。
— ゆい🕊 (@uynet) April 3, 2016
traPのメンバーであるuynetが🍣を食べに行ったときのツイートです。
traP DictionaryではこれがtraP内でのyakudo写真の祖とされています。
しかし、このツイートではそこまでyakudoの文化は広がりません。
躍動感コンテストの開催
そんな下火だったyakudoの人気に火がつく出来事が2016年11月に起きます。
それがtraP内での躍動感コンテストの開催です。
大岡山駅からすぐ近くのとんかつ屋、あたりやで第一回躍動感フォトコンテストが行われたのです!
このときはあたりやで一緒に食べていた7名が、部内SNSのご飯写真を投稿するチャンネルにyakudo写真を投稿しリアクション機能によって1位を決めるというコンテキスト形式で行われました。
記念すべき一枚目の作品
このyakudoの再発見により、yakudo文化は大きく広まっていくことになります。
Twitterへの広まり
その後、躍動感フォトコンテストは度々行われ、yakudo写真はTwitterでも度々見られるようになりました。
Twitterへ広まったyakudoはコンテストの形式を廃し、みなが思い思いの作品を投稿するようになります。
— ますぐれ (@masutech16) 2016年11月7日
躍動感の無い写真には躍動感を求めるような人も出てきました。
躍動感つけておきました pic.twitter.com/DeppFPmMKJ
— チェーンハズレにおん (@UMA76343951) 2017年3月14日
#traP1yakudo の誕生
2017年4月1日、yakudo界に革命的な出来事が起きます。
それが、yakudo写真の統一ハッシュタグ #traP1yakudoの誕生です。
その記念すべき初ツイートがこちら↓
— とーふとふ (@to_hutohu) 2017年4月1日
ハッシュタグの誕生により、ツイータビリティ(ツイートのしやすさ)が大幅に増し、多くのツイッタラーが#traP1yakudoをつけてyakudo写真を投稿するようになりました。
新たな手法の発見
yakudoが頻繁にTLに表れるようになると、従来の手法だけではない画期的な手法によってyakudo写真を撮影する人が現れました。
躍動感で分裂させた#traP1yakudo pic.twitter.com/cFcfohWhGb
— ユー (@uynet) 2017年5月13日
— ユー (@uynet) 2017年4月28日
みりゅぅ氏のこのツイートには実際の写真が添付されていないため、ツイート自体の真偽は不明であるがこのツイートにより被写体自体を動かす撮影方法は野菜炒め式として一気に普及しました。え〜!!
— みりゅぅ (@mi_ryu_chan) 2017年5月12日
カメラを近づけながら撮るとどうしても失敗するから逆に飯側をカメラに近づけながら撮ったら野菜炒め床にぶちまけたよ〜!?え〜!?
— 試験期間〜✌︎('ω') (@_n_ari) 2017年5月12日
また、厳密にはyakudo写真ではないですが次のようなハッシュタグも発生しました。
— 試験期間〜✌︎('ω') (@_n_ari) 2017年7月4日
— うぃにおん (@UMA76343951) 2017年5月21日
— カイヤン (@389jan) 2017年5月13日
東工大内他サークルへの広まり
初めはtraP部内だけでの流行りでしたが、yakudo関連写真やyakudoの話題をTLで見かけることが多くなると、東工大内の他サークルへもyakudo文化が広まっていきました。
— Ker(∃ン㌤)@島流し (@sakigakeph0t0) 2017年9月18日#traP1yakudoに比べて写ってる物が高そうだった…
ごちそうさまでした🙏 #rogy1yakudo pic.twitter.com/NsDfkJP1x6
— しにかけ (@___yvvvki) 2017年10月31日
yakudo pic.twitter.com/4YLXEumUKu
— 誤の字 (@GarlicGingerOil) 2017年9月20日
yakudoの撮り方
この記事では、多くのyakudo写真を貼り付けてきました。
ココまで読んできた皆さんは、「自分もyakudo写真を撮りたい! でもどうやって取れば良いんだろう?」と思っているかもしれません。
そこでここからはyakudo写真の撮り方をご紹介します。
通常
一番ベーシックな撮影方法です。
— とーふとふ (@to_hutohu) 2017年4月1日
被写体に向かってスマホを振りつつシャッターを押します。
シンプルですが、それだけ奥が深いです。
特に最近のスマホは手ぶれ補正の力が凄まじく、初yakudoでは全く躍動させることができないかもしれません。
しかし何度も撮影を重ね、自分のスマホがシャッターボタンを押してから実際に撮影されるまでの間やスマホの動かし方を把握してくるとかなりきれいな写真が撮れるようになると思います。
自分とスマホの信頼関係が大事になりますね!!
連写
通常と同じようなやり方で、撮影しますが一枚ずつ撮影するのではなく連写モードで撮影します。
シャッターボタンを押すタイミングを計る必要が無いため通常よりもかなり簡単にきれいなyakudo写真を撮影することができます。
一部の#traP1yakudo原理主義者からは「traP1yakudoの1は一発勝負で撮影するという意味だ。複数枚撮影するのは邪道だ!」という意見も出ていますが、1の意味自体が不明確であったり、連写モードでもシャッターボタンを押すのは一度だけという主張もあり議論は平行線となっています。
回転
— ユー (@uynet) 2017年4月28日
スマホを被写体に向けて動かすのではなく回転させることで躍動感を出します。
もちろん通常の方法と組み合わせて撮影することも可能です。
野菜炒め式
— うぃにおん (@UMA76343951) 2017年5月13日
被写体自体を動かす方法です。
被写体が手に持てたり、軽い物のときはこれが使われることが多いです。
実際に野菜炒めでこの方法を使ってぶちまけても責任は負いません!
歪み
躍動感で分裂させた#traP1yakudo pic.twitter.com/cFcfohWhGb
— ユー (@uynet) 2017年5月13日
撮影時スマホを激しく動かすことで時空を歪ませ、被写体を歪ませたり分裂させる方法です。
被写体がある程度遠く、前後に動かすことによってぼかすことが難しい場合に使うといいでしょう。
かなり激しめにスマホを動かさないといけないので、周りの人からは変な人だと思われるかもしれません。
プロモード
— うぃにおん (@UMA76343951) 2017年5月21日
スマホのカメラの機能で撮影の設定を細かく変更できるモードが搭載されている人のみが可能です。
設定をいろいろいじって†いい感じ†の写真を撮ります。
パノラマ
ロードに時間かかってる#traP1panorama pic.twitter.com/XFRefHd503
— しぐま (@sigmative) 2017年8月4日
パノラマ機能で撮影中にいろいろすることで芸術的な作品を作り出します。
撮影した本人でも驚くような写真を撮影できるかもしれません。
最後に
少しでもyakudoの世界の魅力を知っていただけたでしょうか?
みなさんもぜひyakudo写真を取ってみてください!
明日はOsa_Pyonさん Keijanさんの記事です。お楽しみに!