はじめに
この記事は2025 アドベントカレンダー 10日目の記事です
11日目に出とるがな…
記事~
これは個人的に歌詞が印象に刺さりまくってる曲を好き勝手に挙げてしゃべる記事です
mirinです
最近は人並み以下の量の本や漫画を読んだり、他には学校に通ってあと食べたり寝たりしています
あとはいらんことをしt4過ごしています
目次
不要
はじめに→中身→締め
です
どういうことや(はじめに)
アップルミュージックありますよね つべでもsぽちfyでもいいですけど
それのライブラリをパラパラ見てってた時にですねざっくり
①メロディとかが脳内に流れ込んでくる…ッ
②歌詞が以下同文
③そうでもない
てあってですね(好き度にはあまり依存しない)
これの②についてです
曲の良さを語りつくそうなんてキリが無く不毛なものですよね、
ただ今回は、そこで歌詞に絞って、その登場のさせ方とかに注目してみるとおもしろいのかなと思ってパソコンのキーボードをペタペタ叩いてます。将来曲作るときとかの参考になるかもやし
と、いうわけでね
お気に入りのをいくつか挙げていきます
私はカスですが挙げた曲のことは好きになってくれるとうれしいです
暇なときでいいので聞けるようにライブラリにぶち込んどけ
タイトル回収のやつ
例えばポップとかで曲のタイトルが「○○」だとして、その曲の歌詞にはまあそれなりの確率でそれが出ると思ってかまわんでしょう
ふと浮かんだやつだとパプリカとかサビの初手パプリカ言うてますしね
やっぱり印象強い曲てのはそういう系統のが多く感じました ので大きくくくりました
真っすぐいってぶっとばす的な超王道スタイルでありますが、その中にも色々ありますでしょう
中央フリーウェイ(松任谷由実)
https://www.youtube.com/watch?v=Wr66ohyVebs
歌詞抜粋 全文:https://www.uta-net.com/song/3068/
中央フリーウェイ
調布基地を追い越し
山に向かって行けば
黄昏がフロントグラスを 染めて広がる
中央フリーウェイ
片手で持つハンドル
片手で肩を抱いて
愛してるって 言っても聞こえない
風が強くて
めちゃめちゃ素敵ですよねこの曲
この曲の歌詞を見るとめちゃくちゃ「中央フリーウェイ」してて、非サビのフレーズすべてが中央フリーウェイ~♪で始まります。
で 全体的には、(なんちゃら主義というかは知らんけど…し、シフォン主義[1]?)現実をそれでありながらかつ詩的に描写している一人称視点のスタイルなんですが、
そこに定期的に、フレーズ頭にカチコまれる「中央フリーウェイ~」がその存在を強く印象づけます。
中央フリーウェイ、○○〜
中央フリーウェイ、××〜
という。
そして何より、この曲は中央フリーウェイの曲ではありません。いや中央フリーウェイの曲なんやけど、ちゃうねん、、なん、なんつーか
言いすぎかも、それだけではありませんと言った方が良いかも つまり、
中央自動車道を舞台としたドライブデート!の曲なんです! っていう。
で、あまりそれの詳細に迫っているのではなく、ひたすら景色だとか風だとか光だとか、目に映り体に感ずるモノをありありと描くのに歌詞が費やされているわけです
そうつまり ドライブデートの曲であり、スポットライトは中央フリーウェイにあるのです
絵に例えると、題材を表現するのに、その周囲や背景を繊細に描くのが効果的、みたいな感じでしょうか。ちょっとズレますが富嶽三十六景ではいつもピントが富士山にあるわけではないというのはよく聞きますね
落ち着く曲調と、この詩的描写的な歌詞が聞く人に自然とイメージを浮かばせます。夕暮れ時、中央自動車道の風景。カップル二人… うちは赤色のオープンカーなんかなーとか思てたりしますが~
人間の持つ想像力を巧みに刺激しては引き起こす、そんな感じがします
子供時代「中央フリーウェイてどんな素敵な場所なんだ…!」とか思っていたものです。
抜粋した歌詞の後ろには熱烈なサビ、ちょっとほろ苦さもある2番と続きます
ぴぽぴぽ(Serani Poji)
https://www.youtube.com/watch?v=_X_tJ712Htw
歌詞抜粋 全文:https://www.uta-net.com/song/346335/
僕は答えるぴぽぴぽ
悲しい時もぴぽぴぽ
笑う時も、不機嫌でも
ぴぽぴぽ、エレクトリックサウンド
(中略)
ママにオムレツ作ってあげたの (僕はぴぽぴぽ)
この司会者のネクタイの模様変ね (僕はぴぽぴぽ)
バラの花ってオキシドールの匂いに似てる
聞いてわたしのかわいいお友達
そんな言葉は無ぇシリーズその2。(一般的な言葉を組み合わせたりした非一般語を曲名にするのはよくありますが)[2]
といっても中央フリーウェイは中央自動車道を効果的に言い換えたものであって。こっちのはそういう明確な由来があるのではなく、ぴぽぴぽって何?と聞かれてはっきり答えられることはありません。いわゆる抽象概念かなんか。
その他の日本語は極めて自然で、その中にそれが無理なく、あまねく織り交ぜられています。ぴぽぴぽ~♪
たとえとして刃牙に出てくるジャックハンマーの噛みつきを例に出すと雰囲気的には全然違うんですけど、割とそんな感じかなって思いました[3]
特異性がその他に紛れて定着して、この曲を支配するに至っている。みたいな
「ぴ」「ぽ」という音と文字のもつ、電子的であったり、ポップであったりキュートであったり無邪気であったりといった、無数のイメージも感じられますね
すいません。なるべくちゃんと喋ろうと思っても無理だったのでここからはとにかく垂れ流します
ナタリー(さよならポニーテール)
https://www.youtube.com/watch?v=luQgVYDJzfM
歌詞抜粋 全文:https://www.uta-net.com/song/119908/
ナタリー
きみに恋した季節は夢
奔放に笑って傷付いて
ナタリー
風が大人のページをめくり
いつかぼくらの自由時間が
終わる日までナタリー
中央フリーウェイよろしく、繰り返し「ナタリー」が登場します。こちらではナタリーという対象に向って語りかけるように、という感じですね。ただし面と向かって話しているというよりは詩のような詞。感嘆詞とかのような立場かも。思慕が伝わってきます。サビのフレーズ頭と終わり。
こういう、細かなコンテクストを前提としないスタイルが、逆にめちゃめちゃノスタルジーを生む というのがよくある気がします。抽象さがあるのが良いのかな?
タナリー
花標(アーシャのアトリエ)
読みは「はなしるべ」ですー
ネタバレで、できれば知らずのまま一度は聞いてほしい
歌詞全文:https://s.awa.fm/track/32701340856887d26748
二番構成。で二番は一番とほぼ同じ形をしています
曲名を歌詞に直接は出さず暗に表現する、という曲もたくさんあるもので[4]、これもそれやなーと思って聞いていました。
ザックリいうと歩く曲ですよね。サビの
遠いどこかへと 辿り着くように
やがてあなたへと 辿り着くように
と、進んでいくその道を誘うものが「花標」なんだなーとわかります
二番、そろそろ終わりかな、というところでエクストラみたいなんに進んで、そこで上の歌詞から「続く花標」と続き、はっきり表現されます。
それがあるからどうだというのではないですが、ラストに来てそれまでの全ての集約であるかのように、タイトルテーマが十分な溜めと余韻をもって現れるという展開に感動しました。曲調もあって感極まるかんじです。
悲しいくらいダイヤモンド(流線形/一十三十一)
https://www.youtube.com/watch?v=aDxsMR62C_E
歌詞抜粋 全文:https://www.uta-net.com/song/292166/
青い渚のカブリオレで 飛び去る二人は
悲しいくらいダイヤモンド やさしく奪って
熱烈で激しくてありながら、歌はゆったりとしたリズム。そして一文字一文字の比重が大きい。(一息で言いきらない、カブ〜、リオ〜レで〜、みたいな)
そしてさわやかでありながらかつちょっと切なさを感じさせる曲調。
独特な歌リズムから繰り出される、二~人は→「悲しいくらい~ダイ~ヤモ~ンド~」が際立つようになっているかんじがします。
ぶっちゃけこの曲を聞いてて、不幸に遭うとか 別離とか そういういわゆる悲しさって全然感じないですよね
青く鮮やぐ海をバックに悲しいくらいという表現がバチバチな化学反応を生み出している感じがします
カラオケで歌うと「潮~騒」のとこがすき
星屑涙(ACKO)
https://www.youtube.com/watch?v=pK5B46telCg
歌詞抜粋 全文:https://www.kkbox.com/jp/ja/song/Km5swzBIR1boP8CS-_
何度つまずいちゃっても
立ち上がってそう笑って前向いて
きっと明日になったら
少し変わっていられる
バイバイ星屑涙
めちゃ明るい。タイトルは涙ですが「バイバイ星屑涙」で内容はむしろ逆、勇気だとか、成長だとか、そういった少年的な前向きなテーマな感じです。
といって涙を排斥するわけでもなく。前に進んでいくのに涙は不可欠なものようなものでもあるかのような。星屑というきらめく言葉表現と、サビの最後のさわやかなテンポ感から、それは否定されているものではないと思う。ゴミみたいなナリをしたしかし幼少期の宝物であるもののような、そんなイメージです
また、ラスサビでの涙はそれまでの印象と違った意味を持っていますよね
タイトルは涙、テーマは涙とは反対で、それでいて涙を輝かせ、健気な涙で終着させる。繊細で不思議な人間の感性とその輝きが眩しい
カラオケで歌うとバチバチにテンション上がる
などなど、やはりタイトルであるところの歌詞にはその曲の支配的要素があるかんじのが多いと思いました
タイトル回収以外のやつ
これまでのはいわゆるところ曲全体でいっての超重要人物みたいなもんで、大砲のいかにデカくていかついかみたいな話やったと思います。それ以外
正解はひとつ!じゃない!!(ミルキィホームズ)
https://www.youtube.com/watch?v=31DrVCK10VE
歌詞抜粋 全文:https://www.uta-net.com/song/103687/
おはようおはよう そこにいるの?
眩しい眩しい 夢があるの?
冒険が挑戦を連れてきた(問題解決!)
謎が謎を呼んでいるよ
生まれたての夢があるよ
忘れないで正解は まだまだいっぱいあるでしょう(いっぱい冒険)
解き明かせもっともっと
サビ部の
おはよう!おはよう! 眩しい!眩しい!
冒険が\ハイ/挑戦を\ハイ/
謎が謎を まだ!まだ!
小気味の良い歌詞の反復とリズムがくせになりますね
あと合いの手がすき
オケヒがべんべん鳴ってるとテンポ感とそれに追随して歌詞のスッと来る感が爆上がりなのかなと思いました
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43169539
このremixと
https://soundcloud.com/tmftake/seikai-wa-hitotsu-ja-nai-happy-euro-mix-tmf-np-edit
このremixのremixがその辺の魅力がまた輝いていてすきです
Lucky Love(CAPSULE)
https://www.youtube.com/watch?v=BD0gv97oykw
歌詞抜粋 全文https://www.joysound.com/web/search/song/87312
運命とか奇
跡とかって ぜ
っんぜん信じて
なかった けどい
~まは
キミがいるから
これもさっき言ったオケヒのやつですね テンポ感は四つ打ちみたいな?
この曲の歌詞の喉ごしというか、がたぶん一番好きで
文字って頭から順に読んでくから、…頭から読んでくじゃないですか(自明のトートロジー)
で、
文章を読むのと曲で歌詞を聞くことの大きな違いの一つが
そのタイミングを向こう側が指定してることで
特にこういう曲は1小節1小節のまとまり感が強く
文が区切られてコンテナで運び込まれてくるような感覚になるんです
メロディーや文章は小節で区切れる形でなく跨ぐんですけど
このまさに順に言葉が流れてくる感じが たまらなくすき
羅列系
そういうやつ 何個かあるからまとめていきます
シュガーブー(Serani Poji)
https://www.youtube.com/watch?v=7NYQNIP65NY
歌詞抜粋 全文:https://s.awa.fm/track/b7acb3041db595868432
フルーツタルト シャーベット
カヌレ エクレア マドレーヌ
(中略)
ストロベリークレープ カフェマカロン
メロンパンナコッタ バナナカフェ
Resurrection(Dormir)
歌詞抜粋 全文:https://w.atwiki.jp/bemanilyrics/pages/1372.html
rusty keys
cute spoon
stuffed animals
toy crown
glass bottles
wooden staff
sharp scissors
pocket watches
Hello(CAPSULE)
https://www.youtube.com/watch?v=AWRYCGefTvY
歌詞抜粋 全文:https://utaten.com/lyric/mi22112235/
Hello
Line
Paint
Color
Design
Address
Brightness
Hello
Line
Paint
Color
Design
Address
Idea
歌詞もとい詩は文章に限らず。
文法を形成せず単語を連ねるのは 時に直球でわかりやすくめっちゃ雰囲気を伝えます
韻を踏む
説明不要ッ いつもじゃないけど踏まれるとうれしい
今宵フェスティバブル(高宮なすの(鳴海杏子))
https://www.youtube.com/watch?v=68KDsc6f1IU
歌詞抜粋
もはやぜんぶ https://www.uta-net.com/song/170887/
てーきゅうは韻を踏んでたりノリの良いかんじの曲が多いんですが中でもこの曲のそれはすごいと話題になってそう
この曲を歌ってるのは金持ち系のキャラで「ですわ」とかめっちゃ言うんですがそういうのも韻に取り入れられるし曲としての統一感にもなりますし
口調を巧みに駆使するてな すごいですね
日をまたいでしまいました
今日中に出すはずだったのに明日になってしまった~たすけて~
なので切り上げます
つづきはまたいつか てかやんないか
画像とか各種リンクとかそのうちなんとかします たぶん
明日のアドベントカレンダーは@mutv625です!
相対性理論がすきなのです 文脈には極めてかんけいありません ↩︎
ゲッタバンバンとかまさにそうですよね 極めてすきです ↩︎
宿禰戦。ジャックといえば噛みつき攻撃のファイター、の印象が強いが、元来フィジカルを活かしたパンチキックとかでもう一線級であり、宿禰戦では「齧り」がそうした「パンチや蹴りに無理なく溶け込んでいる」としてジャックハンマーのオリジナリティになってた ↩︎
程度もさまざま。たいていは歌詞にほぼ等価なものが出てくる(ぱっと浮かんだのは「瞳の住人(L'ArcenCiel)」)、「もじもじ(Serani Poji)」のように歌詞では一切いわれてないけど、なるほどねと納得するメタファとして存在するものもある ↩︎