2017年10月28日 | ブログ記事

北欧神話って知ってる?

yunyun

こんにちは。アドベントカレンダー10月28日の記事を書くことになりましたyunyunという者です。
一応、多少プログラミングやったりUnityいじったりもしていますがその辺は私が書くより適任な人がいっぱいいると思うので今回は技術的なところから離れてアニメやゲームでも題材にされやすい北欧神話の紹介をしようと思います。

北欧神話とは

北欧神話とは北欧、具体的にはアイスランドなどで伝えられていた神話の総称です。九~十一世紀に成立したとされ35篇の詩からなる『古エッダ』とその後にスノッリ・ストゥルルソンという詩人かつ歴史家の書いた『新エッダ』が書物の形で残されました。
神々と巨人族との対立を中心に描かれた物語はその後多くの分野の作品に影響を与えており、現代でもファンタジーの世界でこの神話に登場する神や武具をモチーフとしたものが数多くあります。
...と、歴史の教科書みたいな説明を終えたところで、ここから先は北欧神話の世界観や登場する主要な神々などを時々現代の作品での扱われ方とも比較しながら紹介していきたいと思います。

世界観

北欧神話の中では多くの世界が登場しますが、そのうち人間や神、巨人たちが住む主だった世界は、神々の王オーディンがとても大きな巨人ユミルを退治しその血肉から作られたとされています。なんだかグロテスクな感じがしますが、肉は大地に、血は海に、骨は山々となり脳みそを空に浮かべて雲にしたそうです。この大地の中心に人間の住むミズガルズという世界があり、そのはるか東に巨人たちが好んでいたとされるヨトゥンヘイム、最上界には神々の住むアースガルズ、最下界には極寒の世界ニヴルヘイムがありました。これらの世界は巨大なトネリコの木である世界樹ユグドラシルによって繋がれていました。ニブルヘイムにある泉にはユグドラシルの根の一本が伸びておりここに住むニーズヘッグという魔物がこの木を枯らそうと根をかじり続け、逆にアースガルズの泉に伸びた根をここに住むノルンと呼ばれる3人の女神が世話をすることで世界が維持されていました。他に太陽の女神ソルと月の神マニがいて、それぞれ狼の魔物から逃げるために空を横切り世界に光が降り注ぐようになりました。

キャラクター

ここでは北欧神話に登場する多くの神や巨人たちの中からほんの少しだけ紹介していこうと思います。
名前の部分の表記は「日本での呼称(古ノルド語,英語)」としていますが日本での呼称は多少揺れがありますが個人的に一番なじみのあるものにしています

オーディン(Óðinn,Odin)

北欧神話における主神とされ、彼のもつ槍「グングニル」とともに日本での知名度もかなりある神ですね。実は英語で水曜日を表す Wednesday の語源でもあります。FFやパズドラなど人気ゲームにも彼をモチーフとするキャラクターは度々目にしますが実際にどんな伝説があるのか知らない人も多いのではないでしょうか。
オーディンは片目がなく長い髭でつばの広いぼうしをかぶった姿で伝えられています。片目を失ったのはヨトゥンヘイムにある、その水を飲めば大変な知恵が得られるという泉を訪れた時で、その泉を独占していたミーミルという巨人に「水を飲ませる代わりに片目を置いていってもらおう」と言われて自ら抉り出したのです。さらに、当時使われていたルーン文字を生み出すため、槍で自分を突き刺したままユグドラシルの枝で首を吊り十日間考え続けたという話もあります。世界創造の時も併せてかなりエグイことをだいぶやっていますが、一方で飲めばすごい詩人になれるという酒を持つ巨人に対し「一口だけのませて」といって一口ですべて飲み干すというギャグマンガみたいな伝説もありました。そのほかラグナロク=最終戦争に備えてヴァルハラ宮というところに戦士たちを集めたり、アースガルズに続く虹の橋に見張りをつけたりといった戦神としての側面も持っていました。

トール(Þórr,thor)

こちらは北欧神話上もっとも力の強い神にして雷神。さらに木曜日 Thursday の語源。二頭の雄山羊の引く車に乗って移動し、この時に鳴る音が雷の音とされていました。彼の持つ大鎚「ミョルニル(あるいはトールハンマー)」はRPGなどでも武器の名前でよく耳にしますし人によっては本人よりこちらのほうがなじみ深いかもしれませんね。
そんなトールの風貌はその力の強さを象徴するような大男で、さらにフルングニルという巨人との闘いの時に額に刺さったまま抜けなくなった石片のせいでかなりの形相...とされてますが一つそんな見た目とはかけ離れているともいえる伝説が一つあります。というのも、一度トールは女装をしているのです。
ある日、トールのミョルニルが巨人の王スリュムに盗まれてしまい、フレイヤという女神を嫁に来させなければミョルニルを返さない、と言いました。しかしフレイヤは巨人の嫁になるなんて絶対に嫌だというのでとある神が「トールが花嫁衣装を着てフレイヤのふりをすればいい」と言ったのです。一応、ベールを深くかぶって顔だけは見えないようにしていたそうですが...。結局、スリュムに花嫁として一通りもてなされた後、約束通りミョルニルが返されたところで正体を現し、そのミョルニルを使ってその場にいた巨人たちを皆殺しにしたそうです。果たしてなぜばれなかったのか...。
その他のトールの伝説は世界を取り囲むほどにおおきな蛇の魔物ヨルムンガンドを釣り上げたり、海水を水かさが目に見えて減るほど飲んだりとその強さを示すものがほとんどです。男の娘っだった、というわけでもなさそうですね...。

ロキ(Loki,Loki)

巨人族の血を引いていますがオーディンの義兄弟でありアースガルズに住むとてもずる賢くいたずら好きの神です。その知略を用いて神々の窮地を救ったことも多いですが最終的にはラグナロクで神々の敵として戦いました。
ちなみに北欧神話には他にウートガルザ・ロキ、ロギという巨人が登場しますがすべて別人です。しかも同じ話に3人とも出てきます。なんとも紛らわしい。
ロキは変身術も得意で作中で馬やノミ、アザラシなどに変身しています。なんか変身する動物のチョイスが微妙な気もしますが。前述のトールとは仲が良く、一緒に旅に出たこともあるほどですが、いたずらでトールの妻シヴの髪をすっかり刈り取ってしまい大変に怒らせてしまったことがありました。そのお詫びとしてとある小人に髪を元通りにするためのかつらと、ついでに投げると必中の槍、伸縮自在の船をつくらせました。が、帰りに他の小人を言葉巧みにだましさらに黄金の豚、九日ごとに増える指輪、無敵の鉄鎚を作らせ、これらはその後神々の大切な宝となりました。このうちの槍がオーディンの持つグングニル、鉄鎚がトールの持つミョルニルです。ロキがシヴの髪を刈らなければこれらの宝物は生まれなかったことを考えるとなんともシヴには気の毒な気もしますが。
ところでロキと言えばその子供たちも有名なのでこちらも少し紹介しましょう。

ところでこの神話における終末であるラグナロクでは、フェンリルをはじめとする魔物や巨人たちによって神々は倒れていき、巨人スルトが世界を業火で焼き尽くすこでおわりを迎えます。その後大洪水によって火が消されるとそれまでの世界にたまった穢れが浄化された理想の新世界が現れることになっています。

さて、ここまで北欧神話の世界、3人のやロキの子供たちについて紹介してきました。本当はもっと多くの神や巨人たちが北欧神話には登場するのですが挙げだすときりがないので今回の紹介はここまでとしたいと思います。アニメやゲームで聞く単語もこういった背景知識があるとまた違った楽しみ方ができると思うので今回の記事でもし興味がでたら北欧神話や他の神話、伝説も是非調べてみて下さい。きっと面白い発見ができると思います。
最後に今回、吉田敦彦さんの『一冊でまるごとわかる北欧神話』(大和書房)という本を参考としました。ここで紹介したより詳しいことがかなり読みやすい文体で書かれているので普段あまり本を読まない人にもおすすめですのでこちらもぜひ。

それでは明日はSaltnさんとponyaさんの記事になります。拙く長い文章にここまで付き合ていただいてありがとうございました。

この記事を書いた人
yunyun

ポケモンやったりアニメみたりプログラミングしたりしなかったり

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