2017年10月27日 | ブログ記事

【AdC2017】技術系じゃなくても使える「喋る」スキルのお話

OrangeStar

オレスタことOrangeStarです。
アドベントカレンダー、10/27(金)の分です。
クリスマスまで59日です。待ち遠しいね。いや遠すぎるだろ。ハロウィンカレンダーのほうが分かりやすいんじゃないかな。

というわけで、ハロウィンまであと4日です。技術系の記事でガッチガチ感のある人たちが多いんですが、今回はまた違った角度から行ってみます。

(traPメンバー向け注釈)この記事は、先日行われたメンバー集会で私が発表した「プレゼンにアナウンス技術を活かそうの会」の内容に加筆修正を加えたものです。

「喋る」スキルを鍛える

今日のテーマは「喋る」スキルについて。
普段はサウンド担当で、いろんなBGMを作ったり編曲したりといった仕事が主となっているのですが、この記事ではその話題を飛び出して、アナウンス技術やプレゼン技術について書いていきたいと思います。

なぜ喋るスキルが大事なのか

いや、喋るスキルって何だよ、オレスタってコミュ障でしょ? というようなツッコミがあるかもしれません。主にサークル内部から。
ここでいう喋るスキルとは「コミュニケーション能力」ではありません。「情報伝達能力」なんです。先程もちらっと書いた通り、プレゼンテーションやMCなどで必要とされる力ですね。内部の話ですが、traPではチーム制作を始めるときに、自分のゲーム案をメンバー集会でプレゼンする必要があります。というのも、チームを作るためにはどんな人に来て欲しいのかを伝えないといけませんし、自分が作るゲームに興味を持ってもらわないとダメですよね。さらに言うなら、大学の授業の中には、プレゼンを元に点数を決めるような授業もあります。特に文系科目とか、数学や物理の演習とか、英語のスピーキングクラスとかでしょうか。
そんな時に役に立つのが喋るスキル。悲しいかな、ちゃんと喋るかどうかだけで人間の印象って半分くらいは変わります。ぶっちゃけ内容以上に大事な場合もあります。政治家が街頭演説で喋る時、下を向いて喋ってるなんてことはまずありませんよね。新商品を発表する場では、社長やら役員やらはやたら身振りを交えて喋ってたり、プレゼン資料には全然文字が無かったりしますよね。喋るプロであるアナウンサーがニュースを読むときには、原稿を見ると同時に、カメラ目線にもなりますよね。喋る時には、喋る内容も大事ですが、喋る技術、言い換えれば、喋る時の作法が大事になってくるのです。

アナウンス技術とは?

さて、私は普段別のサークルで「アナウンス」を練習しています。アナウンスというのは当然ですが、何か情報を伝えるために喋ることを指します。要は、アナウンスの本質は綺麗に喋ることではなく、内容を確実に伝えることだ、と言えるのです。内容をどうやって伝えるか? というのを考えていきましょう。

声を使い分けよう!

音の3要素、をご存知でしょうか。すなわち、音の高低・強弱・音色のことを指します。人間の声も音ですから、当然、声の高低・強弱・音色(声色)が存在します。

高過ぎる声や低すぎる声は、どうしても聞き取りにくいですよね。高過ぎる声や低すぎる声を出すことでメリットがある仕事は、声優くらいです。一方で、ずっと音程が変わらない喋りというのも不自然で聞き取りづらいです。音程が変わらない読み方と言えば、お経でしょうか。高過ぎず低すぎず、かつ音程はある程度変わる方が聞き取りやすい…さて、どうすればいいんでしょうか。
**アナウンスにおいて、声の高さについては「頭高尾低(とうこうびてい)」という言葉があります。**冬の天気は西高東低、などと言いますがそれになんとなく似てますね。意味は読んで字の如く、「頭が高くてしっぽが低い」。つまり、「喋り始めでは音の高さが高めで、だんだん下がっていくのがいい」と言われています。sample 1を聞いてみてください。あ、著者の生声なので苦手な人は飛ばしてね。

sample 1

声を聴いてみると、話し始めからだんだん音程が下がる傾向にある、というのに気付けると思います。「頭高尾低という言葉があります」の辺りとかは分かりやすいんじゃないでしょうか。それと同時に、ちょっとずつですが声も小さく、弱くなっていく傾向もあります。人間の声ってそういうもんなんです。この音声の波形を見てみると、こんな感じになっています。

赤線を入れてみましたが、喋りだしから見て弱くなっているのははっきり分かりますね。これに関しては、人間の声ってそういうものなのです。むしろ途中で強くなりすぎると、不自然だと感じたり、場合によってはマイクにノイズが入ってしまったりという問題も起きます…。

頭高尾低は絶対なのか?

さて、この音源を聞いてみると「声の高さ」で音程が上がってるじゃん!!! と突っ込みたくなるかもしれません。声の高さを厳密にだんだん低くなるようにやってみた音源が、下のsample 2です。

sample 2

…ね、聴きづらいでしょ? ある程度抑揚も必要なんですね。
sample 1の方では、例えば、「アナウンス」「声の高さ」「頭高尾低」などの単語は強調してゆっくり読んでいるのにお気づきでしょうか。一方で、「~において」「~があります」のような言葉はあまり強く読んでいません。最悪聞こえなくても意味は通じそうですよね。
また、もう1つ大きな違いがあります。間があるかないかですね。2つ目の音源では、間が少なくてどこで区切ればいいのか聴いていてわかりにくい喋り方になっています。より良い喋り方を目指すうえでは、あえて喋らない間をも上手く使っていきましょう!

あ、声色について触れるのを忘れてましたね。
声の雰囲気によっても、相手に与える印象は当然変わります。「今日未明、○○さんが脳梗塞で亡くなりました…」というような訃報を伝えるときに明るい声で喋ってたら流石におかしいですよね。そして、これは声ではないですが、表情もニッコリしていたらダメですね。

最後に

「アナウンスなんて難しい…」
「プロのアナウンサーしか出来ないじゃん…」
なんてお思いのあなた。お伝えしたいことが1つ。

最近のアナウンサー、割と出来てない人多いです。

残念ながら、最近のアナウンサーって顔で選ばれてる人もいるからねえ…

でも、裏を返せば、練習することで誰でも簡単に身に着けられるのがアナウンスの技術なんです。労力のわりにめっちゃ役に立ちます。全く意識してないときと比べたら、プレゼンの評価は多分5割増しくらい良くなります。実際、毎回プレゼンする授業を今履修しているのですが、周りからの評価は割といい感じです。自分で言うのか。

ちなみに、コメントちゃんと見てるので、何か分からないこととかありましたらコメント書いてください! 返信します!!

明日からは1日2本らしい。
yunyunとAlmondの記事らしいです。
おたのしみにしてほしいらしいのです。またねー。

この記事を書いた人
OrangeStar

traPのサウンド班で作曲をしています! また、個人製作で音楽ゲーム「アイシューター」を制作しています! tw→@hapdap

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