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2024年9月14日 | ブログ記事

ダイスを振ったり振らなかったりしろ

こちらは、traP夏のブログリレー2024 26日目の記事です。

はじめに

みなさん、はじめまして。YHz / イキリ虻です。
早速ですが、TRPGという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
YouTubeなどを見ていると流れてくるという人もいるかと思います。
私はTRPGに魅入られているタイプの人間なので、隙あらば卓[^1]を立てようとし、隙あらば私ではない何かになりきっています。今回は、TRPGとはなにか、またその魅力について取り上げていきたいと思います!

TRPGとは?

TRPGとは、テーブルトークロールプレイングゲームと呼ばれるテーブルゲームのことです。
一般的なコンピューターRPGでコンピューターが処理することを人間の力で、行動の成否などの乱数はダイスやトランプなどを用いてすべてをテーブル上で処理できるようになっています。
プレイヤーは自分が作ったキャラクターを演じながら、「システム」と呼ばれるルールに従って「シナリオ」と呼ばれるストーリーをクリアしていきます。
以降、ゲームを仕切る人を「ゲームマスター(GM)」、プレイする人を「プレイヤー(PL)」と呼ぶことにします。

日本での勘違い

さて、日本で「TPRG」というと、「ああ、クトゥルフってやつ?」と返されることが良くあります。
違います。
TRPGといっても複数のシステムがあります。以下では、いくつか私の好きなシステムについて紹介していこうと思います。

クトゥルフ神話TRPG(6版、7版)

とはいっても、クトゥルフ神話TRPGもTRPGの一種であるのは確かです。
クトゥルフ神話TRPGは、日本では最も主流なTRPGでYouTubeなどにリプレイ動画も多くアップロードされていますが、世界的には一番人気というわけではありません。
世界的に最も人気なTRPGは、私側に造詣がないので今回は紹介しませんが、DnD(ダンジョンアンドドラゴンズ)というものです。
閑話休題、クトゥルフ神話TRPGというTRPGの特徴についてお話します。
クトゥルフ神話TRPGは、コズミックホラーを扱うのに長けたTRPGで、その元ネタはその名の通りH.P.ラヴクラフトが執筆したクトゥルフ神話と呼称されている小説です。
さて、見出しでもわかるように、こちらのシステムには新版と旧版があります。これらは、おおむね同じではあるのですが、戦闘システムや判定システムなどが微妙に異なっており、基本的には新版(7版と呼ばれています)の方がユーザーフレンドリーになっています。
しかし、旧版(6版)の理不尽な仕様もいまだに愛されており、どちらの版も根強い人気を誇っています。
このTRPGの最も特徴的な要素は正気度(SAN値、Sanity)と呼ばれるステータスです。よく聞く「SANチェック」ってやつですね。正気度が一度に大きく減ったり、一日のうちに一定以上減ったりすると、キャラクターは狂気に陥り、プレイヤーの思った通りに動いてくれなくなることが良くあります。この狂気の発作によって展開がめちゃくちゃになるのも、このTRPGの醍醐味ですね。

エモクロアTRPG

エモクロアTRPGは、クトゥルフ神話ほど限定的ではありませんが、「ホラー」や「怪異もの」を扱うのに長けたTRPGです。
こちらのTRPGはルールブックが一般公開されており、誰でも無料で遊ぶことができます。
エモクロアTRPGの最も特徴的な要素は、「共鳴感情」、「共鳴」などの要素でしょうか。
キャラクターが怪異と共鳴してどんどんドツボにはまっていく。ついには帰れなくなってしまう。それも一つ、楽しい要素といえるのではないでしょうか。

シノビガミ

早速ですが、皆さん、ニンジャになりたくありませんか?
なれます。シノビガミならね。シノビガミでは、プレイヤーキャラクターはすべて忍者です。
このTRPGでは、数々の忍法から自分だけの忍法構成を作り、それを使って情報戦や戦闘を立ち回っていきます。
自分が見つけた最強コンボがあっても、すべての忍法の成功率は約83%。想定外の失敗なども考えられます。
その失敗の確率を低くするのか。あるいは、複数の忍法を組み合わせたロマン砲を完成させるのか。全ては忍法構成次第です。

何が楽しいの?

ダイスのドキドキ

何をするにもダイスを振って行動の成否が決まるので、現代人が大好きなガチャを引きまくれます。ダイス目を見てプレイヤー同士であおりあったりするのも醍醐味の一つですね。

ロールプレイ

ロールプレイとは、文字どおり「役を演じる」ことです。自分が作ったキャラになりきるわけですね。TPRGをしている間は、私はケットシーにも、ちょっと擦れたおっさんにも、美少女にも、変な格好をした不審者女にもなれます。これは私がこれまで実際に演じてきたキャラクターのひとりです。

注意点

さて、ここまで記事を読んできて、TRPGをプレイしたくなった!という方もいらっしゃるかもしれません。そんな皆さんに、いくつかの注意点についてお話ししようと思います。

GMもプレイヤーのひとり

よく勘違いしがちなのですが、GMは皆さんをもてなす側ではなく、プレイヤーとして楽しむ一人です。GMにも配慮をしてプレイしましょう。

ルールブックは買おう

近年、動画の情報などを総合すれば、ルールブックを買わなくてもなんとなくプレイだけはできる、ということが多くなってきています。しかし、これに甘えてルールブックを買わずにプレイすると、細かいルールミスや、常用しないルールの確認など、不都合が発生することがよくあります。ルールブックは高いですが、購入してプレイするようにしましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。この記事から少しでもTRPGをプレイしたくなった方がいらっしゃれば幸いです。マナーとルールを守って楽しくTRPG!

さて、明日(今日)の記事は、mehm8128さんとlemonさんです。楽しみ~

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この記事を書いた人
YHz_ikiri

Hgameと音ゲーに人生を破壊されている人。 個人サークル「歪んだ扉」もよろしく(こそせん)

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