こちらの記事は、traP夏のブログリレー21日目の記事です。
はじめに
はじめまして。あるいはお久しぶりです。YHz / イキリ虻です。
突然ですが皆さん、一番最近涙を流したのはいつですか?
私は大人なので、涙を流した記憶は遠く高校2年の春にまでさかのぼります。
高校の学園祭の準備で疲れ切っていた私は、自分の足元に椅子があると勘違いして勢いよく地面に尾骨からダイブ。腰を強打しました。そこまではまだよかったのです。その後、家でしかできない作業をしようと一足先に家に帰ろうとした私は、準備のために床に置かれていたスズランテープに足を滑らせ勢いよく横転。階段を3段ほど転げ落ちました。幸い、打ち所が良く大事には至りませんでしたが、さすがの痛みにさしもの私も涙を流した、というわけです。
さて、ここまで長々と私の思い出について語ってきましたが、一回全部忘れてください。これは私が最後に涙を流した経験ではありません。嘘ついてごめんなさい。最近、導入をたくさん書かないと発作が出る体になってしまいました。誰のせいなんでしょうね。
閑話休題、私が最後に涙を流したのは最近も最近、ヴィジュアルノベルをプレイしている最中です。皆さんもアニメを見たり、小説を読んだりして涙した経験が少なからずあるのではないでしょうか。それと同じです。ですが、ヴィジュアルノベルはアニメと違って自分のペースで読み進められますし、小説と違って声と絵があります。感情がぐちゃぐちゃになってプレイを続行できない状況になったらプレイをやめて楽しいゲームをやればいいですし、背景や立ち絵、BGMやCVがあるので世界観により没入できるわけですね。
というわけで、今回は私が感情をぐちゃぐちゃにされたヴィジュアルノベルを紹介していこうと思います。今回こそは、過去との被りはできるだけ避けます。
ATRI -My Dear Moments-
まずは、2020年にAniplex.exeからリリースされたATRI -My Dear Moments-です。
ポストアポカリプスものの完成形といった感じで、頽廃的な世界観と、主人公やヒロインたちの設定がかみ合って序盤からかなり不穏な雰囲気が漂っている作品です。あと、画像からわかると思いますが、ヒロインがかわいいです。僕はプレイ30分くらいでオチました。
FrontWingと枕の共同制作なこともあり、シナリオもしっかりと練られており、読後感もピカイチです。お値段も比較的お手軽なので、是非プレイしてみてください。
僕も自律人型アンドロイドにお世話してもらいたいんだけど、ダメ?
イハナシの魔女
お次は、2022年にFragariaからリリースされたイハナシの魔女です。
まさに王道を貫いた同人ヴィジュアルノベルです。主人公、ヒロイン、サブキャラの設定どれも高水準に作りこまれており、中にはくすっと笑えるような小ネタまで仕込まれています。
舞台は夏の沖縄。この夏旅行に行けなかった皆さんも、旅行気分にこちらの作品をプレイしてみてはいかがでしょうか。
私事ですが、主人公の着ているTシャツは夏コミで一般入場開始15分後には売り切れてました。
せっかく買って合宿(投稿日翌日から)に着ていこうと思ったのに…!
終のステラ
最後は2022年にKeyからリリースされた終のステラです。とはいっても、
こちらもATRIと似たポストアポカリプスものです。シナリオライターは田中ロミオ。
ヴィジュアルノベルに触れたことがなくても「家族計画」というタイトルは耳にしたことがあるという方はいるのではないでしょうか。そうです。彼はそのシナリオを書いた張本人です。
文章、ストーリー、ヴィジュアルなどすべての面において高水準で、引き込まれる魅力があります。
いつぞやの記事では紹介し漏れましたが、こちらも一生に一度はやっておくべきゲームであるといえるでしょう。
さいごに
以上の3作品が私の感情と顔面をぐちゃぐちゃにかき乱した加害者たちです。
みなさんも感情をかき乱したくなったらプレイしてみてはいかがでしょうか。
さて、今回取り上げた作品はすべて奇しくも全年齢向けのヴィジュアルノベルになっています。
まだ18歳じゃないけどヴィジュアルノベルに興味はある、という方はこれを機にこちら側の界隈に足を踏み入れてみるのも良いかもしれません。
さて、明日はNek0yanag1さんの記事です。楽しみ~