お前は誰だ
はじめまして.2022夏のブログリレー30日目を担当する学部1年のtax_freeです.
traP料理班です(訳 : traPで何かをするタイミングがわからず前期を過ごしていたら,どの班にも参加していない(と認識している)状態になっていた人).
モチベーション
もともとフレンチトーストが好きでした. が,2Qから急に練習し始めたのは,今年の6月にHotel'sのフレンチトーストを食べて「うーん,私が好きなフレンチトーストとはちょっと違うかなぁ... 自分で作ったらどうなるんだろう」と思ったからだったと思います.
Hotel'sのフレンチトースト : 出典
私に刺さらなかった要素と理由は,
- イチゴがたくさんのってる
- 厚切りのフレンチトーストを切るとイチゴが落ちるから食べるのにストレスを感じた
- 付属のクリームをのせるとさらに面倒だった
- キャラメリゼされていた
- ちゃんとキャラメリゼされたフレンチトーストを初めて食べたから,美味しく感じる食べ方ができなかった
- ちゃんと火は入っていたがアパレイユがパンの中までちゃんと入っていた
- 初めて食べる厚さだったので,慣れてないだけかも
- 小麦粉を固めた食べ物から液体っぽいものが出てくるのが好きじゃない(たこ焼とか)
でした.これは個人の感想なので,興味を持った人がいたらぜひ食べに行ってください.最近は平日が和朝食,休日が洋朝食なので注意してください.予約ページ
私が好きなフレンチトーストってなんだ
先のセクションで書いたことから自分が好きなフレンチトーストを考えると
- フルーツをたくさんのせない方がいい,もしくは一口サイズに切ってからのせる?
- クリームやメープルシロップで甘さを出すのではなく,パン自体に甘さを加える?
- キャラメリゼしない,そのままの状態が好き?
- 厚切りのパンを使うならアパレイユに浸けない方がいい,もしくは強く火を入れる?
になりました.これを目指して作って行きます.
開発環境?
- ガスコンロ
- テフロンフライパン
- ステンレスボウル
- バット
- ホイッパー
- シリコンスパチュラ 等
アパレイユの材料を考えよう
まず,卵と牛乳です.卵は全卵使います.この2つは絶対に必要でしょう.
問題は甘みをどうやって加えるかです.砂糖が少ないと甘さが弱くなり,逆に多いとシュガートーストのようになりフレンチトースト?になります.そこで,卵の風味を加えるためにもプリンのカスタード部分を混ぜて甘みを作ります.また,丸さを出すために生クリームも入れます.
以上をまとめると,材料は次になります.
- 卵(全卵)
- 牛乳
- 砂糖
- プリンのカスタード部分
- 生クリーム
プリンのカスタード部分と生クリームは必要性を考察するために,それぞれ入れてあるアパレイユとそうでないアパレイユを作って仕上りを比較しました.
作り方
先のセクションでアパレイユの材料を考えたので,ここでは具体的な量と焼き方等を考えます.
砂糖のみ/プリンあり,生クリームあり/なしの組み合わせは次です.
砂糖のみ | プリンのみ |
---|---|
アパレイユ-1 | アパレイユ-2 |
アパレイユ-1と-2を比べた時,-2の方が美味しかったので生クリームの比較はプリンを加えて行いました.ただし,分量は異なります.
生クリームなし | 生クリームあり |
---|---|
アパレイユ-3 | アパレイユ-4 |
それぞれのアパレイユの分量をまとめます.
アパレイユ-1
- 卵(全卵) 150g
- 牛乳 100g
- 砂糖 50g
アパレイユ-2
- 卵(全卵) 105g
- プリン 95g
- 牛乳 115g(計量ミス,本当は100gにするべき)
アパレイユ-3
- 卵(全卵) 45g
- 牛乳 50g
- 砂糖 8g
- プリン 45g
アパレイユ-4
- 卵(全卵) 45g
- 牛乳 50g
- 砂糖 8g
- プリン 45g
- 生クリーム 50g
どちらも食パンは4枚切りを半分にして使用しました.使用した食パンは,
浸けた時間
- アパレイユ-1 と アパレイユ-2 : 両面5分ずつ
- アパレイユ-3 と アパレイユ-4 : 両面12時間ずつ
焼き時間
どちらも2枚ずつ(半分を2枚なので食パン1枚分)焼き,バターを10g使いました.
- アパレイユ-1 と アパレイユ-2 : 弱火で両面5分ずつ,側面を2分程度
- アパレイユ-3 と アパレイユ-4 : 弱火で両面8分ずつ,側面を2分程度
注意 : フタをして火を入れると蒸気が逃げず,アパレイユがスクランブルエッグのようになる場合があります.火入れは細心の注意を払いましょう.
比較
先のセクションで書いたレシピでそれぞれ作りました.まずは,-1から
次に-2
-1は,砂糖を入れすぎたのもあってかシュガートーストみたいな味になってしまいました.比較対象にはなっていないですが,軽く生クリームを加えると砂糖の甘さは丸くなった気がしました.
-2は,プリンの風味を感じることができて良かったです.
-1と-2を比べると,私は-2の方が好きでした.
最後に-3と-4です.手前が-3,奥が-4です.
私の舌では,これらの差を感じることができませんでした.少し入れた砂糖のせいでこげやすくなっていたので,こげの味で細かな味の違いが消されてしまいました.
また,弱火でじっくり焼いたので中のアパレイユが生のままということはありませんでした.
まとめ
今回の記事で得られたことをまとめると
- 砂糖を入れるとこげやすくなるので,甘さは主としてプリンで出す.砂糖は入れるとしても少量
- 生クリームは入れるものじゃなくて,上からかけるもの
- 火入れは頭を使って丁寧にやる
です.
蛇足
余った生クリームどうするか問題ですが,適当にチーズを買ってきてカルボナーラ作るといいですよ.私は,家で作ると水分調整が上手にできなくて重くなりがちですが,オイル系よりも味が作りやすい気がします(アーリオが難しいだけ説はある).
最後に
音楽聞きながらダラダラ書いたので,時制がおかしい箇所があると思いますが許して...
ぼちぼち美味しいと思えるフレンチトーストを作ることができたので満足です.そして,今週末に,またHotel'sの朝食を食べに行く予定です.
みなさんも夏休みは時間があると思うので,フレンチトーストに限らず自炊してみてはどうでしょうか.けっこう楽しいですよ.
明日は,図学でお世話になったdogwood_floさんが担当みたいです~