この記事は、traP夏のブログリレー28日目の記事です。
はじめに
人間誰しも自作キーボードを作りたくなるタイミングがあると思います。僕はこの夏休みにそうなってしまい、特にそれまでキーボードに興味があったわけではないのですが、自作してしまいました。そこで、この記事ではどんな感じでそのキーボードを作ったのかを紹介したいと思います。
作ったもの
Corne Chocolate を ble micro で無線対応したものを作りました。自作キーボードキットは種類がたくさんあって迷ったのですが、知識もあまりないし迷ってても仕方ないなと思い、分離型であるということと人気そうだということからCorneがいいな、となり、個人的に背が低いほうが好みだったのでKailh Chocを選びました。
組みたては公式ビルドガイドとこちらの記事を参考にして作っていきました。
Corne Chocolate 本体の組み立て
公式ビルドガイドに沿って組み立てていきます。
まず最初にダイオードの取り付け、TRRSジャック、リセットスイッチ、ピンソケットの取り付け、OLEDのジャンパをやりました。Bluetoothで通信するようにしたことと、OLEDをつけなかったので、TRRSジャック、ピンソケット、OLEDのジャンパは必要なかったかもしれません。
基盤にダイオードを取り付けたところ。赤丸のやつが一つのダイオードで、それがいっぱい付いてます。
TRRSジャック、リセットスイッチ、ピンソケットを取り付けたところ(下の方にあるのはble micro pro)
ble micro pro の取り付け
キーボードを無線化して使いたかったので、もともとキットに入っている pro micro ではなく ble micro pro を使いました。電源にはble micro pro 用電池基盤を使いました。
電池基盤の部品も小さく、さらにCorne本体と違ってはんだ付けするスペースも小さかったためはんだ付けはとても大変でした。
電池基盤(左)とble micro pro(右)
組み立ての続き
ble micro pro をつけた後はガイド通りにKailh PCBソケット、キースイッチ、キーキャップなどをつけていきました。LEDは難しそうなのでとりあえずスキップしました。
Kailh PCBソケットのとりつけ
キースイッチのとりつけ
完成
ファームウェア
ble micro pro の作者の方が手順を公開してくださっているのでそのとおりに勧めていきました。
特に詰まることもなく設定できたのでとてもやりやすかったです。
サイト上にも書いてありますが、AD_WO_L
キーとENT_SLP
キーなどは設定しておくとペアリング設定やスリープができて便利です。
使い心地
両手が分離してるので、自分の好きな場所に置くことができ今まで使っていたキーボードと比べてとても使いやすくなりました。また、Bluetooth 対応したのでケーブルが引っかかったりケーブルの長さが足りないなどのことがなくてとても快適です。一方で、自分の設定が悪いのか接触不良等があるのかpcと接続されづらい時があり、そのときはキーボードの電源をつけ直したりする必要があるのでそこが少し面倒です。しかし、全体として以前使っていたキーボードよりも使いやすくなり、組み立てるのも面白かったのでとても満足しています。
最後に
何事も自作してみるのは面白いですね。自作キーボードはキーマップを書き換えて自分の好みにしたり、キーキャップを変えて見た目を自分好みにしたり、キースイッチを変えて打鍵感を変えたりと様々なカスタマイズができます。もし興味を持ったら実際に作ってみてはいかがでしょうか。
明日はRenardさんの記事です。お楽しみに!