この記事は、新歓ブログリレー2021 39日目の記事です。
はじめに
はじめましての方ははじめまして、すーと申します。
普段はiPad10.2インチとApplePencil第1世代、Procreateでゆっくりまったりお絵かきをしています。
traPブログでは自炊の人としてよく知られています(?)
実を言いますと……
約一年前は元気にこんな記事を書いていた筆者ですが、全科目オンライン開講の引きこもり大学生活を送るうちにゆるゆるとメンタルをやってしまい、結果なんと一切自炊をしない人間になってしまいました!!!
毎晩ラーメンやら唐揚げ弁当やら、野菜なんて知ったこっちゃない、おまけに正月帰省もあって明らかに体重計の値が今までと違う……ちょっとまずくないか……?
と思っていた矢先、ふと次のブログ記事を拝見いたしました。
蒸し野菜、天才なんですよね。
食生活の崩壊した全人類に今すぐ真似してほしい。そこまで行かなくともせめてこの記事に一度目を通してほしい。純粋に読み物として面白いので。
といっても、この記事だけで蒸し野菜生活を真似するのは、ちょっと心もとない気がします。自分なら他にも書きたいことがたくさんあります。せっかくならあらゆる蒸し野菜に関する知識をまとめ上げて、あらゆる人間が即座に真似できるように掲示しておく必要があると思います。どれくらいの文量になることやら。
そもそも、毎晩蒸し野菜食べるのって飽きたりしないの?一切自炊をしなくなるような人間でも続けられるの?貧乏でも大丈夫なの?
……こうなったら実証するっきゃないですよね!!!
ということで、唐突ですが新歓ブログリレー2021を一週間お借りして、蒸し野菜生活を実際にやってみた日記を書かせていただきます[1]。
みなさまこれから一週間のお付き合いよろしくお願いいたします。
蒸し野菜生活ルール
せっかくなので今回の蒸し野菜生活をどのように行うか、(ゆるふわ)ルールを決めておきましょう。
- 夕食に蒸し野菜を食べなければならない
- 蒸し野菜とは、元記事に従い、鶏肉と野菜複数種類などを食材として作られた料理とする
- 野菜とは常識的な範疇のものとする(ラーメンは野菜!wとか言わない)
- 蒸し野菜の味付けは不問とする
- ただし、万一蒸し野菜に飽きた場合、蒸し野菜と同程度に野菜が摂取できる別の料理を作ることが可能な場合は、それで代替してよい *1
- 夕食には蒸し野菜に追加して次のものを食べてよい
- 白米などの主食
- 主食に付随するおかず(梅干し、海苔、ふりかけ、納豆など)
- その他野菜を主な食材とするおかず
- 朝食、昼食には制限を設けない
- 新歓ブログリレーであることを考慮して、食材は原則大岡山周辺のスーパーから調達することとする
- 大岡山周辺のスーパーとは同筆者のスーパー紹介記事に従う
要するに「一日一回蒸し野菜を食べたら他は何でも好きに食べていい」ルールです。
*1 については、「蒸し野菜を続けることができなくても野菜を食べることはできる」可能性に配慮して、先に逃げ道を設けておこうという算段です(野菜を食べることを目的に蒸し野菜生活をするので)。
一日目 本編
本日の予定
筆者の当日の大雑把な予定を開示しておきます。何時まで用事があって、何時から調理を始めたのか、参考になると思われるので。
ちなみにこの日は蒸し野菜生活初日と決めていたので他に予定はありませんでした。調理を始めたのは19時ちょい前くらいです。
買い出し
最近全く自炊をしていなかったので冷蔵庫がすっからかんです。酢と醤油はあります。ということで買い物に行きましょう。
野菜がメインなので、向かうのはイチバンとヒルマです[2]。
スーパーで野菜を見るの、楽しいんですよね。特に春は期間限定の野菜がたくさんあっていいなあと思うわけです。ふきとかわらびとか、上手く調理できれば美味しいので手を出してみたいのですが、前処理がとんでもなく大変な子たちなので難しいですね。ブログ期間中に余裕があれば……。
蒸し野菜には入れるべき野菜と入れてはいけない野菜があります。
入れてはいけない野菜の例としては、まず野菜に明るくない人が見てなんやこれ?どうやって食うんや?となるもの。それこそふきとかわらびとか。これどうやって皮剥くんや?となるもの、たとえば里芋も入れてはいけない基準として使えるかも。あと、筆者の経験則から言うとかぼちゃはやめておいたほうがいいです。煮崩れて(蒸し崩れて?)蒸し野菜が真っ黄色になります。味は別として見た目が悲惨になります[3]。単品で煮物にして美味しい野菜は大人しく煮物にしましょうね、というのが総括でしょうか。あと、サラダに入ってそうで、かつ蒸した状態を想像できない野菜はやめておいたほうがいいです。トマト、きゅうりなんかはだめです。大人しくサラダにしましょう。
入れるべき野菜は、元記事に挙げられているものと思って差し支えありません。
今回はメインとしてキャベツを買いました。本当はイチバンに安い白菜があってかなり惹かれたんですが、本当は白菜メインで蒸し野菜をするのが一番美味いんですが、新入生が落ち着いてきて自炊を始める頃には白菜の時期が終わっているだろうと思って、より入手しやすいであろうキャベツにしました。もし後期頃にこの記事のことを思い出したらぜひ白菜を買ってみてください。
栄養価の観点から人参とブロッコリーは入れることをおすすめします。緑黄色野菜ってやつですね。どちらも単体でいい感じの料理にするのが難しいので、手っ取り早く蒸して食べてしまいましょう。きのこはなんでもいいですが初心者にはしめじが馴染み深くておすすめ。人参はイチバンが安いです。ブロッコリーとしめじは場合によりますが今回はどちらもイチバンで買いました。
ここからは好きな野菜を追加していくターン。シェフのセンスが問われています。
イチバンに素敵な新玉ねぎがありました。もやし枠といいますか、なんか白くて水分量多くてかさ増しに使えそう要員です。あとアスパラ。アスパラ大好物です。野菜で一番好き。茹でたやつそのまま齧る程度には好きです。美味い。ちょっと割高ですが、ヒルマで衝動買いしてしまいました。野菜なので許される。
最後に鶏肉。
元記事ではささみが推されていますが、筆者はもも肉派です。筆者はまだまだ若いので、脂身があった方が幸せになれます。あと、大岡山周辺のスーパーで安いささみを見かけたことがないので諦めていたりします。大抵100g90円程度かそれ以上です。たまたま遭遇していないだけと言われればそれはそうなのですが、2年も生活してそれなりの頻度で買い物して「見かけたことがない」と感じる程度の遭遇率のもの、毎日食べるほど入手できるわけがないので、大岡山でささみ蒸し野菜はたぶん無理です。もも肉の方が安い。あと、鶏肉だけはヒルマよりイチバンの方が安定して安いというライフハックがあります。今回のこれもイチバン。
これだけ買うと、野菜に関しては三、四日は確実に持つかなといったところ。量の調節めんどくさくてもも肉一日一枚食べちゃうので、四日目には鶏肉買い足さないとですね。
調理
大雑把な流れは次のとおりです。
- 野菜を切る
- 肉を切る
- 肉と水を鍋に入れる
- 野菜を入れる
- 蒸す
- 完成
蒸し野菜は調理が楽です。食材を切る他に特殊な技術が必要ありません。さらに、炒めものと違って蒸す時間で別の作業ができるので優秀。
まずはひたすら切ります。食材全体の体積がちょっと深めの26cmフライパンに入り切る量を目標とします。これが慣れるまで難しい。
なぜかブレていたブロッコリーと玉ねぎ。人参は一本全部入れると多いので半分はラップにくるんで明日使います。しめじは3/4パックくらい。ブロッコリーは四房くらい適当に切り落としました。
これらをいい感じに切ります。ぶっちゃけ食えればなんとでもなるので適当。ただし人参は注意すべきです。厚さが5mmを超えないように気をつけましょう。さもなくば、鶏肉に火が通りきったタイミングで人参がまだ生という悲しい事態になってしまい、どちらかを諦めなければいけなくなります。
切りました。ちょっと多かった。めんどくさくて玉ねぎ一玉使ったのが敗因。ブロッコリーの下にしめじがいます。
キャベツまたは白菜は、枚数で小刻みな量の調節が可能なので、いつも最後に切ります。こういうタイプの野菜は、外からちまちま剥いてちびちび使うのがおすすめです。今回は一番外の面積の大きい1.5枚くらいを使いました。蒸すと縮むのでざっくり大きめ。
鶏肉も切ります。まな板は野菜と分けたほうがいいです。たぶん。「もも肉 下処理」とかで検索するといろいろヒットしますが、無視してざくざく切るだけでも十分食べられます。鶏肉切るのに時間がかかりがちなので雑にいきましょう。火が通れば大丈夫。
フライパンに入れる順番ですが、鶏肉→人参・玉ねぎ→その他→最後にキャベツです。火が通りにくい順です。水は底全体に5mmくらいの深さまで入れれば十分。これより少ないと鶏肉の一部に軽い焦げ目がついて食感が変わります。いずれにしろ野菜から水が出て蒸したことになるのでお好みでどうぞ。
今日はフライパンぎりぎりって感じですね。玉ねぎのかさが減るのを祈りましょう。
これに蓋をしてあとは蒸します。まずは中火くらいで、様子を見ながら火を小さくしていきます。詳しい火加減は別日に説明するつもりです(長くなっちゃうので)。
この間に調味料の準備をしておきます。小皿に醤油と酢を入れます。安いやつでいいです。足りなければ足せばいいので量は大雑把ですが、たぶん各45mlくらいです。大さじ三杯。
というわけで……
完成しました。写真を撮りながらゆっくり作ったので19時45分くらいにできました。
写真だと伝わりづらいですが、見た目は野菜そのまんまです。初めて作ると料理に見えなくてびっくりするかもしれません。ただ蒸しただけなのでまじで切った野菜そのまんまに見えます。これ食べるの?修行?餌?拷問?罰ゲーム?って感じ。ぎょっとします。気になる人はやってみてくださいぜひ。
ただ、食べるとびっくり美味しいです。餌とか言ってごめんなさい。酢にたどり着いた元記事の筆者さん天才だと思います。適度に酸っぱい味が絡むの、めちゃくちゃ箸が進むんですよね。蒸したての野菜がこんなに美味いってまじ???になれます。鶏肉も美味しい。鶏肉最強。他の畜肉どうでもよくなれます。あと、新玉ねぎ買ってきた数時間前の自分天才だと思う。甘い。美味い。
……どうなんでしょう。筆者は元々野菜が好きなので美味しい美味しいと言って食べますが、野菜が苦手な人からしたら本当に罰ゲームの類なのかもしれない。残念ながら筆者にはわかりません。野菜って美味しいので。少なくとも、蒸し野菜は野菜が苦手な人でも魔法のように食べられる!なんて代物ではないと思います。野菜オタク向け。おいおい喋りますが、蒸し野菜って万人におすすめできるものではないんですね、実は。
でも、もし野菜が苦手でも、蒸し野菜やりたくなくても、新玉ねぎは甘くて美味しいので一度食べてみるべき。それだけ覚えて帰ってください今日は。いや待って本当は蒸し野菜やってみてほしい。ぜひ。
というわけで、これをあと六日やります。
毎日少しずつテーマを決めてまとめていくつもりなので、一週間続けて読んでいただければあなたも蒸し野菜マスターになれるはず……!
ちなみに、ご飯は食べないんですか?はい、ご飯も食べました。
これは……???🤔
長くなるので明日お話ししましょう。
明日の担当者も @Suu__u です。どうぞよしなに。