この記事はアドベントカレンダー2020 32日目の記事です。
こんにちはhukuda222です。先日、COLING2020という国際学会に参加したのでそれについて書きたいと思います。
会議について
正式名称はInternational Conference on Computational Linguisticsです。隔年で開催されている自然言語処理の分野の会議で、今年はスペインのバルセロナで開催する予定でした。
会議の様子
タイトルで触れているように今回の会議はオンライン開催でした。他の会議は口頭発表もポスター発表もzoomで行われることが多いらしいのですが、underline.ioとgather.townというサービスを使いました。
underline.io
映像を配信したり、ポスターや動画を閲覧することができるサービスです。
発表者が事前に提出した発表動画、スライド、ポスターを見たり、メインステージ、口頭発表を配信するのに使っていました。
口頭発表は従来の15分くらい発表してその後質疑応答を行うというスタイルではなく、30分の枠で5~10人くらいの発表者が発表するというものでした。最初に各発表者が1分くらいで自分の発表の要旨だけ説明して、あとは質疑応答をやるという感じでした。
口頭発表者は事前にスライドと発表動画も上げているので、それらを見てから参加するのが想定されていたのだと思います。当日に発表スライド見ながら理解すればいいかなと思ってあまり調べていなかったので、失敗したなぁと思いました。
gather.town
2次元のレトロゲームみたいな空間で多人数で会話できるサービスです。仮想空間の中で他のユーザーに近づくと声が聞こえるようになり、離れると聞こえなくなります。ポスター発表はgather.town上で行われていました。こういう開発中のサービスを率先して使うのは攻めてるなぁと思いました。
ポスター発表も30分の枠で10人前後の人が1つの会場で発表しました。他の口頭発表と同じ時間にしているので、1つのポスター会場にいる人は(発表者含めて)50人くらいでした。
livetweeting
Twitterで会議の状況を呟く有志の参加者を募集していました。他の会議がどんな感じかあんまり知らないんですが、こういう試みはいいなぁと思いました。
https://twitter.com/hashtag/COLING2020
感想
日本時間で22時から開催ということもあり、割と生活習慣が乱れました。概要の説明と想定質問に対する回答の練習はしていたのですが、それよりも質問を聞き取るリスニング力が大事だというのを非常に感じました。kyashで参加費振り込もうとしてうまくいかなかったり、ポスターの取り違えがあったりとトラブル続きでしたが、無事に終わって良かったです。
海外っぽい写真をとるために近所のスーパーで買ってきた開催地の名を冠したサムネ用ワイン
最初は気になった発表の内容についてとか書こうと思っていたのですが、時間とリスニング力不足によりあまり書けそうにないので断念しました。
明日はreyuくんの記事です。お楽しみに。