こんにちは、こちらは 新歓ブログリレー2020 21日目 の記事になります。担当の@Adwaver_4157です。
始めに
新入生の皆さん、合格おめでとうございます!
当面の間、オンライン授業ということもあって、なかなか入学した感じがないかとは思いますが、4月から晴れて皆さん東工大生です!
改めまして、19のWaverと言います。
この記事では、自分の一年生の勉強を振り返りながら東工大の試験、系所属について紹介していきます!系所属チャレンジ(自分の学院外の系に行くこと)を考えるている方、試験で落単なんてしたくないという方向けの記事になります。ですので、少しまじめな話になりますが、お付き合いいただければと思います!
新入生に待ち受ける壁…
これから東工大ライフをエンジョイ(?)する皆さんですが、入学したと同時に待ち受ける壁が一つあります…それは、勉強です!
せっかく難しい入試を突破してきたのに、またすぐに勉強か…と思われるかもしれませんが、これは入学後ちょうど一年後に発生する系所属というイベントが関係してきます…この系所属とはいったいどんなものなのか以下で説明していきたいと思います!
系所属とは
系所属とは簡単に言うと、一年生から二年生になるタイミングで行われる進振り制度になります。
東工大では、一年生の期間というのはいわゆる教養課程に当たり、様々な学院の人が集められたグループ(ユニットと言います)ごとに大体同じ授業を受けることになります。つまり、一年生の間は学院ごとの専門的な授業はあまりありません。一年生はみんな共通の勉強をし、その中で成績が決まっていきます。
では、どのタイミングで専門的な勉強が始まるかというと、系所属が終わり、自分の進む系(専攻)が決まった二年生からです。そうなんです、学院が決まったからと言って、自分がしたい勉強ができるとは限らないんです。もちろん、所属学院の中で系を選ぶのが一般的な系所属ですので、その学院の専門から大きく外れた勉強をするなんてことはありません。しかし、本当に所属したい系がある方にとっては、系所属というのはとても重要なものになります。
系所属というのは基本的に成績で決まっていきます。ですので時期から考えると、一年生の成績で決まるということになります。一年生での勉強がいかに重要かが分かったところで、具体的にどう一年生の成績が系所属に使われるかみていきます。
系所属の単位について
まず、成績云々の前に、系所属には単位に関する条件が大雑把に2つあります。
1つは修得した単位数が31単位に達していること、そしてもう1つは、その31単位のうち17単位が必修であることです。
より詳細には、文系教養科目や英語科目や理工系教養科目などの科目ごとに必要単位数が決まっています。2019年度版にはなりますが、以下のURLから詳細は確認できます。(https://www.titech.ac.jp/guide/guide_2019/gakubu1/)
ここで述べた必修は、その名の通り、必ず取る科目のことであり、一年生の間で23単位あります(1Q:8単位、2Q:7単位、3Q:4単位、4Q:4単位)。必修に関しては条件が厳しいので7単位以上落とすことがないようにまずしましょう。(そうしないと留年です!)
系所属の点数について
次に、系所属の点数(成績)について説明していきます。
東工大では、各単位ごとに100点満点で成績が評価され、60点以上だと単位修得となります。
系所属では、この100点満点の成績を用いて系所属点というものを算出します。系所属点は、成績上位31単位分の点数の合計点で決定されます。つまり、系所属点は最大3100点です。
ここで、2単位以上ある科目がその上位31単位に入ったらどうなるのかという疑問あると思いますが、その場合は、点数にその単位数だけかけた数字が系所属点として加えられます。ですので、2単位ある科目で高得点を取ると有利になります。
さて、先ほど上位31単位と言いましたが、単に上位31単位というわけではありません。系所属点はまず、必修の中で上位17単位をまず用います。その次に、用いた17単位以外の単位から上位14単位を用います。なので、強制的に使用される必修の成績がとても重要になります。
系所属バトルと言われる所以
系所属制度では、以上で算出できる系所属点が高い順に優先的に希望系に所属できるようになっています。そして、系には、入試と同じように定員が存在するので、系所属点によるバトルが発生します。確実に希望の系に進みたいという人であったら、どうしてもこのバトルに参加せざる負えません。
特に、学院外の系に所属を希望する場合、このバトルはより熾烈(多分)になります。学院外系所属について少し補足しておくと、東工大では、系所属のタイミングで学院外の系を希望することができます(一つだけですが…)。ただし、条件が少し厳しく、学院外を希望できる資格は、所属学院の1/11の人数までと決まっており、その資格は、学院外系所属を志望する人の中で上位から与えられます。この勝負は特に生命理工学院できつい傾向にあります。
これについて例を挙げると、例えば、生命理工学院はおおよそ一学年170人前後が在籍していますが、そのうち学院外を希望できる資格を獲得できるのは15人程度です。
また、学院外系所属にはもう一段階勝負があり、希望する系がある学院とは異なる学院からその系を志望する人同士で定員を争わなくてはなりません。というのも学院外の人が所属できる定員はその系の1/11と定められており、枠が狭いのです。これも分かりずらいので例を挙げてみます。
例えば、情報工学系を志望する情報理工学院外の人が7人いたとします。(ややこしいので確認ですが、この人たちは、もともと情報理工学院所属ではなく、理学院や工学院や生命理工学院などの所属という意味です。)その人たちはとても優秀で、系所属点学年トップ7であったとしましょう。そうなるともちろん、学院外を志望する資格を有していることになります。情報工学系の定員は64名前後なので、晴れてこの7人は全員学院外系所属をできる…と思いきやそうはいきません。もう一段階の選抜があるからです。上で述べたように、情報工学系は、情報理工学院外の人に対しては定員64名のうち1/11の約5名だけしか定員を用意していません。ですので、この7人のうちトップ5人しか情報工学系に所属できないということになります…この場合、学年6位、7位の人でも残念ながら情報工学系には所属できません。
以上をまとめると系所属には2段階のバトルがあり、
1.所属学院内での学院外系所属を希望できる資格を得るバトル(特に生命理工学院で熾烈?)
2.希望系の学院外系所属枠をめぐるバトル
となります。
2019年度での系所属バトルの様子
正直まだ、系所属結果が出てきていないので何とも言い難いのですが、今年は生命理工学院の院外に出る資格バトルが例年に比べて激しいと感じています。昨年度は2840がボーダーだと言われていましたが、今年度は2900くらいがボーダーなのではないかと思っています。また、情報工学系や数理・計算科学系の院外系所属枠をめぐる争いが激しそうだという噂もあります。事実、情報工学系を希望する学院外の人のうち二人は3000点台であることが確認されています。定員の少ないところは、今後も要注意かもしれません。
感想
この記事に割く時間があまりなく(いいわけ)、内容が薄っぺらいのですが、随時この記事は更新していこうと思っているので、思い出したときに参考に見に来ていただけると嬉しいです。今後は、どの科目がよかったかや系所属が判明した時点で実際どういう状況なのかをお届けできたらと思っています。(ちなみに、私は、生命理工学院に所属していますが、情報工学系に学院外系所属を希望している段階です…系所属点は最終的に3011点でした…入りたい…)
他にも先輩方の良い記事があるので一部共有したいと思います。
最後に
成績成績うるさかったと思いますが、系所属の時に参考にしていただければと思います。いい新入生ライフをお過ごしください!!
明日は、Mochoさんの記事です!楽しみ~