19のリキッドです。これはブログリレーの記事ではございませぬ。
感極まったオタクの乱長文、何卒ご容赦を。
「会然TREK 2k20▲03」ってな~に?
平沢進+会人のライブです。今回はドラマーのユージ・レルレ・カワグチ氏もサポートで参戦しました。
平沢進の名前は、もう知っている人も多いのではないでしょうか。自らをステルスメジャーと呼びながら、Twitterのフォロワーは20万を超え、Zepp Tokyoを満員にするアンチ・ギタリストです。
そんな彼が2017年に行ったライブ「第9曼荼羅」から突如現れた異形頭二人組・会人(EJIN)。ギター・ベースはお手の物、ヴァイオリン・チェロもドラムもこなす何でも屋の会人は、今回2度目のメジャーアップデートを経て、ペストマスク型からブラウン管テレビ型に変化して参戦。
ユージ・レルレ・カワグチは、昨年来日したBattlesのジャパンツアーで平沢が前座を務めた際にサポートメンバーとして参戦したパワードラマー。単身飛んだロンドンの地下鉄で突然ドラムを叩き出すなどと言った鉄砲玉的パフォーマンスが特徴。
曲順
3/13
- SPEED TUBE
- ルクトゥン or Die
- 巡航プシクラオン
- ヴァーチュアル・ラビット2
- MOTHER(還弦主義ver)
- Parallel Kozak
- Switched-on Lotus
- LEAK(還弦主義ver)
- 橋大工
- HUMAN-LE
- 帆船108
- 上空初期値
- 白く巨大で
- LOOPING OPPOSITION
- おやすみDOG
- Phonon Belt
- (EN)遮眼大師
- (EN)PLANET-HOME
3/14
- おやすみDOG
- 遮眼大師
- 上空初期値
- 巡航プシクラオン
- MOTHER(還弦主義ver)
- 帆船108
- Parallel Kozak
- Switched-on Lotus
- LEAK(還弦主義ver)
- 橋大工
- HUMAN-LE
- コヨーテ
- 白く巨大で
- LOOPING OPPOSITION
- SPEED TUBE
- Phonon Belt
- (EN)幽霊飛行機
- (EN)ルクトゥン or Die
- (EN)PLANET HOME
以下、読む価値なし。
各公演の感想など
3/13
清々しい陽気の中同行者と合流。番号はA500番台と大当たり。期待を胸に入場すると、レーザーハープがありえん近い距離に!そして舞台後方には階段4段分くらい高いお立ち台が。
(ははん、マントラだな)
などとあーだこーだと談笑しつつ、客入れBGMにノリながら待つこと1時間弱、アナウンスの後暗転。今回は某感染症の影響もあってか歓声は小さめに聴こえました。のでかなり大きめに声を上げましたが、その夜ひどい喉痛に苦しめられましたw
第9曼荼羅を彷彿とさせる重たいストリングスから出囃子はスタート。ライブ『回=回』の「ECHO-233」ブリッジや、大阪公演の「世界タービン」間奏などで使われたようなパキパキのパーカッション、ヒラサワお得意のサイン波などを経て、聞き覚えのある「STONE AGE!」の逆回し!
(これは・・・)と思っていると会人→レ→ヒラサワの順で入場し、「SPEED TUBE」!!!もうね、初手にしてボルテージMAX。悲鳴ともつかない歓声。ハンズアップで踊り狂う最前列。
加えて私は(ヒラサワが生きてる!)(存在している!)(同じ閉鎖空間の空気を共有している!)という、今思えば心底気持ち悪い感動に襲われ半狂乱になっておりました。
間髪を入れず「ルクトゥン or Die」!!!
踊る!「ルクトゥン or Die!」と叫ぶ!2曲目にして開場は過熱状態に。
この2曲は「(昨今のムードに負けず)大いに盛り上がりなさい」という御大のメッセージではないかと、ライブ後になって思いました。ありがとうヒラサワ。
つづけて「巡航プシクラオン」を挟んで「ヴァーチュアル・ラビット2」。
今日ヴァーチュアル・ラビット2 やったの間違いなく「遠くコロナもとどかない」って言いたかったからだろ!!!!!!!!#会然TREK2K20東京0313
— 金烏 (@kinkarasu21) March 13, 2020
ワイトもそう思います。生きてるうちに「ハイ!ホー!」ができて嬉しかったです。ありがとうヒラサワ。
「MOTHER」、「Parallel Kozak」と来て、なんと「Switched-On Lotus」!!!演奏は『LIVE白虎野』以来ではないでしょうか。さすがにサビで双眸より落雷。照明が蓮の花の形になっていて非常に美しかったです。
「LEAK」が来て、「橋大工」。初めて平沢進を認知したのが「橋大工」だった私はもう感極まってしまい、またしても落雷。「橋大工」は私の人生です。ありがとうヒラサワ。
エンディング感丸出しなのに途中に入ってきがちな「HUMAN-LE」や、「帆船108」「上空初期値」「白く巨大で」といった陰の人気曲も織り交ぜつつ、
(そういえばtwitterで言ってた歌詞はどこで出てくるんだ...?)
今日アレンジをガラリと変えた都都逸は文句も変わります。
— Susumu Hirasawa (@hirasawa) March 5, 2020
新しくなった次の文句を見て、どの都都逸か答えなさい。
「あの日 列で撃たれた 本望の花」
と思い始めた矢先、聞き慣れないイントロが流れ始め、よく分からないままノリノリになってしまいました。「おやすみDOG」はタイトルが出てこず、「LOOPING OPPOSITION」に至っては存じ上げないという...。まだまだ勉強不足です。
しかし今までのヒラサワとはまた一風変わった現代的なアレンジでびっくりしました。使っている音色は「回=回」を踏襲しているものの、どことなくクラブミュージック的なサウンドを誤用した感じの雰囲気が出ているとも感じました。
最後は「Phonon Belt」で締め。2020年にZeppでDelay Lamaの声を聴けるとは思いませんでした。合掌。
「ありがとう」と短く告げてステージを去るヒラサワ。短めのブレークを経て再登場すると、
「大阪とは形式をガラッと変えてみました」「あの形式はどこかで再現したい」と発言。馬の骨の期待を煽るもんな~~~~。
レ氏の名前を噛み、会人の数列を噛み、短く紹介すると、
「それではこのメンバーでお送りします」
と言ってギターを構えるも、音がならない。待ってました、と言わんばかりに沸く会場。
「状況を...」
と舞台袖に話しかけるヒラサワ。
「「「頑張れ~~~~~~~」」」
と、ここぞとばかりにヒラサワを苛める馬の骨。再び暗転すると、ついに来ました「遮眼大師」!もうすぐ66歳とは思えない力強い「マントラ!」で観客を一掃。
アンコール2曲目は「PLANET-HOME」。ゆったり目の曲で落ち着かせて放流。馬の骨の扱い方が分かっていらっしゃる...。と思った束の間、ペットボトルを引っ掛けて水をぶちまけるヒラサワ。すかさず舞台袖を睨みつけるヒラサワ。アンタが悪いんだろアンタがw
舞台上で失敗したときは、慌てず舞台袖を睨みつけて、お前のせいだと言わんばかりの態度を取るぐらいでないといかん、みたいなことどこかで言ってたのを思い出して、さもありなん、と思いました。
3/14
相手の手の内が分かった状態だったので、前日よりだいぶリラックスして会場入り。番号はB200番台とまずまずでしたが、前日と変わらぬ好ポジションに陣取ることができ、落ち着いて御大のパフォーマンスを拝むことができました。
(あとは曲順を変えるだけだろう、へっへっへ)
とばかり思っていた鼻先に「コヨーテ」を突きつけてくるとは...。僕の負けです。つい勢いで「コヨーテ!コヨーテ!」と叫んでしまいましたが、周りも乗ってきたので全力で叫ばしてもらいました。朗読の後の「ハイ!」が「ハ゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」ってなっててさすがに面白かった。
アンコールでは「今気づいたんですが、大阪と全曲異なるらしい」「どうも忙しいと思った」などと供述し、レ氏の名前を噛み、会人の名前を噛み、「幽霊飛行機」をぶつけて来やがりましたわね!ニクい!実にニクい!アンコールで再度ぶち上げるのホントにニクい。
てことは次は「アレ」だろうと睨みを効かせていると、案の定始まる「ルクトゥン or Die」。踊らにゃ損損と花見の酒乱で馬鹿騒ぎ。「PLANET-HOME」で放流。
感想
楽しかった。
まさか生きてるうちに生で聴けると思わなかった名曲の数々、現場でしか見られないトラブル、何より目の前で変わらず演奏してくれるヒラサワさんたちの姿。
ありがとう!という締めの言葉も暖かかった。こちらこそ!と何度も「ありがとう」と叫んでしまいました。夢のような時間を本当にありがとうヒラサワ。
2k20▼04が楽しみです!