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2019年11月27日 | ブログ記事

ブラックジャック

こんにちは。19のぼんしです。

みなさんはブラックジャックというカジノのゲームをご存知でしょうか。

今回はブラックジャックについて簡単に紹介しようと思います。

ブラックジャックとは

ブラックジャックとは簡単に言うと、カードの合計を21に近づけるゲームです。

ゲームの形式はプレイヤー対ディーラーという形になるので、プレイヤー同士で殴り合うポーカーとは性質が異なります。

また、カードの数字の数え方も独特で、Aのカードは1または11を任意に選んで加算することが出来ます。

さらに、J,Q,K,の絵札はすべて10として扱います。

手札の合計が21を越えたらその時点で負けで、21以下であれば合計の数字が大きいほうの勝ちです。

ゲームの流れ

ブラックジャックのゲームの流れを説明します。(ブラウザで動くゲームもあるので、やってみたほうが速いと思います。 http://www.othello.org/bj/ )

まず、ディーラーとプレイヤーにそれぞれ二枚のカードを配り、ディーラーのカードは一枚公開されます。この公開されたカードをアップカードといいます。

自分のカードはすべて公開されますが、これによって不利になることはありません。

この時点で手札が21(つまりAと10または絵札)ピッタリになっていた場合は†Black Jack†となり、掛け金+その1.5倍の賞金がもらえます。

カードが配られたらプレイヤーは、「ヒット」「スタンド」「ダブルダウン」「スプリット」の内から好きな行動をすることが出来ます。

ヒット

手札の合計が21より小さいとき、カードをさらにもらうことが出来ます。これをヒットと呼びます。

ヒットは手札が21を越えない限り、任意の回数実行できます。

スタンド

手札の値が十分に大きいと判断した場合、これ以上カードはいらないと意思表示をすることが出来ます。これをスタンドといいます。

ダブルダウン

自分の手が有利だと判断したとき、掛け金を二倍にしてさらに一枚だけヒットすることが出来ます。これをダブルダウンといいます。

ダブルダウンは最初の行動でしか使えません。

スプリット

スプリットは少し特殊で、自分の手札2枚が同じ数字だった場合に使えます。

このときスプリットをすると、手札を二つに分割することができ、手札がふたつできるので掛け金も倍にします。

一人二役を演じることになると思うとわかりやすいかと思います。

プレイヤーがスタンドするか21を越えてバストした後はディーラーの番です。

ディーラーの行動は選択の余地がなく、手札が16以下でヒット、17以上でスタンドと決められています。

つまりディーラーに強弱という概念は存在しません。

カジノの王様

ブラックジャックはしばしばカジノの王様などと称されることがあります。

その理由はある戦略、ベーシックストラテジーというものに沿ってプレーすると還元率が100%に非常に近づくためです。(下表)

BasicStrategy_ExposedHoleCard

この表に従ってプレーした場合、還元率はおよそ99.7%にまで高まります。

宝くじの還元率が約45%、ルーレットの還元率が約95%であることを考慮すると非常に高い値であることがわかります。

しかしながら還元率99.7%では長期的にプレーすると結局負けてしまうということになります。

還元率を100%以上に高める戦略はないのでしょうか?

ラスベガスをぶっつぶせ

注意:以下で説明していることを実際のカジノで行うと出禁を食らう可能性があります。

カジノを題材とした映画に「ラスベガスをぶっつぶせ(邦題)」という映画があります。

この映画では主人公たちがブラックジャックでカジノを潰してしまうのですが、そこではカードカウンティングという手法が用いられています。

カードカウンティング

カードカウンティングとは、すでに公開されたカードをカウントしていき、デック(山札)の中にどのようなカードが残っているかをざっくり見積もる技術のことです。

ゲームの性質上、デックに10と絵札とAが多いほどプレイヤーに有利になります。(ブラックジャックが出やすい、ディーラーがバストしやすい、などのため。)

デックの有利さの状況を数値化するために、以下のルールで出てきたカードをカウントしていきます。

A,10,J,Q,K: -1
2,3,4,5,6: +1
7,8,9: 0

このようにカウントすることでデックの状態が自分に有利な時はカウント値が大きくなり、不利な時は小さくなることがわかります。(実際には残りデッキ数でカウント値を割った値で評価します)

カウント値が大きいときに掛け金を増やし、小さいときに掛け金を減らすことによって利益を大きくすることが出来るのです。

ただし、実際のカジノであからさまにベット額を変化させると警戒されて、出禁を食らうことになります。

このカウンティングをすると還元率は100.2%程に高まります。

さらに高みを

上で紹介したカウンティングはインクリメントとデクリメントを繰り返すだけなので簡単であるように見えますが、実際にやろうとすると案外難しいことに気づくと思います。

しかし、自分の計算力に自信のある方はさらに難易度が高く、かつ遥かに有利になる以下のカウンティングを試してみてはいかがでしょうか。

2⇒+5, 3⇒+6, 4⇒+8, 5⇒+11, 6⇒+6, 7⇒+4, 8⇒0, 9⇒-3, 10(絵札)⇒-7, A⇒-9

このようにカウンティングすると条件によって還元率は101%以上にまで高まります。

とはいえ、カジノは楽しむのが一番ですので多少の損は受け入れて気楽にやるのが良いものだと個人的には思っています。

明日のアドベントカレンダーはshiseiさんの記事です。お楽しみに!

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この記事を書いた人
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情報工学系19 traPイチの常識人です

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