どうも、18のAltlandというものです。本サークルtraPの活動において大きな割合を占めるものの一つに「デジタルゲーム制作」というものがあります。そしてゲームの根幹をなすものといえばプログラミング。ある日突然「自分でゲーム造りたい!」と思っても、これが出来なければ成す術ありません。かといって、新しくナントカ言語を勉強するのはちょっと気が重い...。そんな僕みたいな人のために、今回は小学生ですら簡単にゲームプログラミングが出来てしまう「Scratch」を紹介します。
Scratch?擦るの?
Scratchの由来はディスクジョッキーがレコードを手でこするスクラッチと呼ばれる技術であり、DJが気軽に曲をミックスすることと、Scratch言語によって簡単にプロジェクトをミックスすることを関連付けたことによるそうです。その名の通り、いちいち難しい構文を覚えることなく、直観的な操作でプログラムを作ることができます。
使えるようにする
いちいちインストールせずともweb上で動かすことができるので、手っ取り早く体験するためにもまずはそちらをお勧めします。方法は簡単で、scratch公式サイト(https://scratch.mit.edu/)の左上にある「作る」を押すだけ。
実演
どれだけ簡単なのかは実物を見てもらったほうが早いでしょう。起動すると大体こんな画面になります。
さっそくオレンジの猫と、何やら怪しげなブロックが出てきました。このブロックを並べることで猫を動かすための命令、「スクリプト」を作っていきます。例えばこんなふうに
ブロックを並べた後、緑の旗を押すと、
猫が傾きました。簡単ですね。
このようなスクリプトはいくつも並列させることができ、例えば
これで上下左右に移動ができます。
さて、画面上に猫一匹だけでは少々寂しいので、犬を呼びたいと思います。画面中央左下の「新しいスプライト」を押して
犬を選択します。
無事に犬を召喚できました。ここでもう気づいたでしょうが、現在画面上に出ている猫や犬のような個体を「スプライト」と呼びます。先ほど猫で作ったスクリプトは、犬も同様に、個別に作成できるため、こんなふうに
スクリプトを組むと、緑の旗を押せば犬がどこまでも追いかけてきます。さきほど猫は4方向移動を覚えたので、もうこれで簡単な鬼ごっこゲームの完成です。
以上。
いかがでしょうか。ここで紹介したブロックはほんの一部にすぎません。スプライトの見た目を変えるものや、プログラミングらしく計算を行うものまで様々です。ぜひあなたの創造力を生かして、素晴らしいゲームを作ってみてください。