この記事はtraP Advent Calendar2018 12月6日の記事です。
初投稿になります。owlです。
今回はiGEMがどんなことをやっているかや今年の東工大チームがどんなことを行ってきたかについて説明したいと思います。
今回iGEMについて話そうと思った経緯
どうして自分がiGEMについてこのAdCという機会で話そうかと思った経緯は友人などに"どんなサークルや活動をしているの?"と言われた時に"iGEMに入ってるよ~"というのですが、皆???となってしまうのでこの機会にiGEMの活動に知ってもらいたいという思いでこの文章を書かきました。(人数が少ないからといって決して怪しい団体ではありません!)
iGEMとは
iGEMはthe International Genetically Engineered Machine Competitionの略称で、日本だけでなく海外の大学生、大学院生なども参加しています!
大会に参加するチームは独自の生態的デバイスを作成しています。
今年の東工大チームはデングウイルスの4つの血清型全てを少量の血液のみで確認することができる装置を作りました!
他にも様々な大学のチームが知恵を振り絞って様々なデバイスを作成しています!2017年のHeidelbergのiGEMチームの内容ですがwikiが格好いいです!是非興味のある方はiGEMはこういうものも作っているんだと是非見てみて下さい!
デングウイルスとは
デングウイルスというと"よく分からない…"と思う方も多いと思いますが、実は2014年(平成26年)の8月25日に海外渡航歴がなく都内の公園等で蚊に刺された方からデング熱患者が発生しています。(詳細はこちらから)このように本来日本には存在しないデングウイルスなどといった感染症は日本でもグローバル化によって海外での感染や感染していなくても蚊などを媒介として次第に増えていく可能性があります。
(このデングウイルスは既に2014年の9月25日以降に収束しています。)
東工大チームがどのようなことをやっているか
東工大iGEMチームは主に2つのチームに分かれています。
それは、
1.wet班(実験などを行う班)
2.dry班(モデリングやソフトウェア開発を行う班)
です。
今回はtraPの人(?)らしくdryについて話したいと思います。(本当は自分はwet担当であまり働いていないのですが…)
東工大iGEMチームのdry班では、4つ存在するデングウイルス血清型にかかった感染者のモデリングを行いました。(詳細はこちらから)
この推定には2つの要素(被験者のデータ、気候)を含めた上でsimplex injectionを行いました。
この目的として、血清型の推定をあらかじめ行い、私たちのチームが作った血清型を推定するキットと併用することで、4つの血清型の内どの血清型が流行しているかを確認し、個人単位では"この血清型に感染したからこのワクチンを接種しよう!"といった対策だけでなく、大きな機関単位などでも"今年はこの血清型が流行しそうなのでこの血清型のワクチンを増産しておこう!"といった対策を行うことに非常に役立つのではないかと考えています。
まとめ
iGEMについて少しでも分かっていただけたでしょうか。(こんなことやってるんだねと思ってくれるだけでも非常に嬉しいです)現在、東工大のiGEMチームではメンバーを募集しています!!!
関心・興味がある方はiGEMチーム(@igem_tokyotech)か僕(@owl_titech)(どちらともTwitter垢です)に連絡をして貰えれば嬉しいです。
※写真の画像が内容と一切関係がないのはご了承ください。
明日はsirono-raさんとGmmさんです。