本記事はtraP AdventCalender 35日目の記事です。
アイドルマスターシンデレラガールズが本日2018年11月28日をもって7周年を迎えました。おめでとうございます👏。
ここでは主にアイドルマスターシンデレラガールズについて分からない人(私)が分からないなりに解釈して説明しようとした結果を載せます。偏見と自己解釈がかなり多く入っているのでご了承ください。ぶっちゃけなんとなく日付確保したみたいな記事なので適当に途中の動画紹介だけ見てください。
そもそもアイドルマスターシリーズと言うのはなんか2005年にナムコ(現:バンダイナムコエンターテイメント)によって稼働を始めたアーケードゲームを皮切りに現在も展開されている育成シミュレーションゲームおよびメディアミックス作品で、その中のアイドルマスターシンデレラガールズ(通称デレマス)っていうのは2011年11月28日にリリースしたモバゲー内で提供されている「アイドルマスターシンデレラガールズ」というゲームを発端に展開されている新参コンテンツ(偉大なる先駆者765PROALLSTARSに比べると)となります。この辺の事情はあんまり詳しくやってもきりがないので適当に聞き流してください。
どういうゲームなのかというと、アイドルのプロデューサー(P)になったつもりでアイドルとの交流やLIVEバトルなどを通じて様々な目的を達成するというのが全体的な概要になります。特徴としては人数が183人ととても多く、かなりの自由度と情報量があるという点です。それ以外にも年に一度「シンデレラガール総選挙」という、いわゆるアイドルキャラクターの人気投票があることも特徴であると言えます(これについての説明はもう少し後で)。
現在デレマスというコンテンツの手の出し方としてはいくつかあるので一部にはなりますが自分なりに解説していきます。
アイドルマスターシンデレラガールズ
モバゲーのゲームのことを指します。よって通称モバマスと呼ばれています。
人によってはこれをデレマスって言ったりするんですけど私は面倒くさいのでデレマスは「アイドルマスターシンデレラガールズ」のコンテンツ全体のことを指し、モバゲーのゲームに限定する場合はモバマスと表記します。
要するにポチポチゲー、つまり札束で殴り合うゲームです。一応無課金でも立ち回りを勉強すればなんとかなる要素もありますが、その勉強や資金力も含め初心者狩り要素がとても多く、効率よくイベントを回そうとすると株取引やWeb関連の知識などが必要らしいです。(この辺私も初心者なので現在進行形で狩られている)
まず最初に手を出すなら他の小コンテンツの方がいいとおもいます。
なお過去にはガチャシステムなどで数々の伝説(もとい、規制がかけられる原因)を作ったこともあるらしいです。
情報量がとっても多いので色々楽しめると思います。たとえばシンデレラガールズ劇場(5コマ漫画現在1195話公開、すべて条件なしで無料で閲覧可)やアルバム、イベントストーリーなどかなり見ごたえがあるのでまずそれ目当てでインストールするのもアリです。
アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ
通称デレステ、昔中居くんがCMをしていたりしたのを知っている人もいますでしょうか。
いわゆるスマホ音ゲーで、デレマスの楽曲が多く遊べます。基本的に難易度は易し目に作られてはいると思うが、一部の曲に存在するmaster+という難易度は音ゲーマーでも苦戦するレベルのヤバい譜面も存在しています。音ゲーマーではないのでその辺良く分からないんですけど
もちろん売りにしているのは音ゲーだけではありません。MVとか3Dモデリング技術がスマホとしては最高級レベルに発達しています。SSRにはMVで使える固有衣装がついているので出るまでガチャを引く羽目に。またフォトスタジオという機能で様々な用途に使える素材を切り出すことができます。これがとても良い機能で、どのような機能であるかは実際に見てもらった方が早いでしょう。
アニメ
25話+OVA1話の26話分制作されています。
シンデレラプロジェクトとして選抜した14人を担当するプロデューサーとその14人を含めた多くのアイドルのそれぞれの個性ある成長を描いた物語で、いろいろと紆余曲折はありながらもアイドルの個性や輝きについて深めた内容になっています(ネタバレ回避)。
アニメでのメインとしたアイドルが14人もいる時点で一般的アニメのメインキャラとしてはかなり多いが、それを含め多少の心情描写などがあったものは20人強、少しでも登場したのは80人強と、デレマスというコンテンツが初めての人が見ると情報過多となって名前と顔が一致しない危険性があったりする。対処としては分かるようになるまで繰り返し見るというものがあります。なお少しでも登場したのが80人強と、多いように感じるが183人いるデレマスのアイドルの半分も登場していないとも捉えられるので難しい問題です。
これはアニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」の話で、実はもう一個アニメがあります。
「シンデレラガールズ劇場」、通称「しんげき」です。このアニメ第一期が「進撃の巨人」のアニメと同クールであるにもかかわらず公式が発表した通称なのでかなり強気ですね余談は置いときましてこれはモバマスの項で紹介した同名の5コマ漫画をアニメ化したもので、現在3期まで放映されており、さらにモバマスのゲーム内で限定アニメが公開されています(今も無料で見ることができます)。
楽曲
現在だいたい200曲くらいあるらしく、しかもその多くは月額聴き放題サービスなどに含まれていないので自力で聴こうとすると基本的には普通にCDを買うかレンタルサービスを使うかしなければなりません。
幸い多くの場合デレステやYouTubeの視聴動画などで1番のみのショートバージョンが聴けるものが多いです。電波曲からガチ演歌まで様々なジャンルがあり良い曲が多いので聴いてほしいと思っています。
ライブ
アイドルの声優によって楽曲が披露されます。沼にはまってしまう1つの要因ですがこのライブに参加するためにはふつうCDなどを買ってシリアルコードによる抽選を受ける必要があり、一部の人は絶対にライブに参加したいのか同じCDを複数枚購入するという積み行為を行っていたりと「参加するには既に沼にはまっていないといけないのではないか」と指摘を受けることも。
ところでデレマス6thLIVEナゴヤドーム公演が来る12/1(土)・2(日)に開催され、これのライブビューイング(全国の映画館で行われるライブ映像のリアルタイム上映)のチケットが現在好評発売中です。座席が空いていたら直前でもチケットが買えるので興味があればどうぞ。
ニコニコ動画
現在、15秒程度の短い動画から数時間にも及ぶ長いものまで様々な動画がファンにより投稿されています。ファンによるダイレクトマーケティングがTwitterの次に活発な現場ともいえるでしょう。上で紹介したコンテンツを利用して様々な動画が作られるので、ここだけでもある程度のコンテンツ履修が望めるのではないでしょうかね。少なくとも楽曲や知らなかったアイドルに触れ合うきっかけ作りという面ではかなり有意義な使い方ができます。
先ほども触れましたが、デレマスには年に一度の「シンデレラガール総選挙」という、キャラクターの人気投票に近いものがあり、それの結果で上位になったアイドルはゲーム内で非常に優遇されます。これにより単純な共感欲求だけでなく自分の気に入ったアイドルに投票してもらうための二次創作や宣伝行為が活発に行われています。また宣伝が大事であるという理由にはもう一つあり、183人という他に類を見ないレベルの莫大な人数のせいで全体情報量は悲惨なレベルで爆発しており、同じコンテンツのファン同士であっても既に共有している情報というのは平均するとほんの僅かであるからで、それゆえにこの後で触れる「外のプロデュース」が成立する反面、ファン同士がわかりあえないという負の側面も持ち合わせています。いわゆるゲーム内でアイドルと営業活動シミュレーションを行う「プロデュース」と、ゲーム外で同じゲームのファン(同僚)の皆様方に自分のお気に入りアイドルを宣伝・勧誘活動を行うという「プロデュース」、という二層構造があり、2つの意味のプロデューサーを演じることができるというのもデレマスのかなり珍しい特徴とも言えます。(もちろん全員が全員外向きのプロデュースを行っている訳でなくむしろ率先してやっている側は少数派なのですが)
さて、というわけでニコニコ動画では多くのデレマスの動画が日夜投稿され続けていますが、ここで私のおススメ動画をいくつかご紹介します。
全てニコ動へのリンクになります。
全ての元凶。COMPLEXの楽曲「BEMYBABY」の素材にアイドルの顔を貼り、BB素材を配布するといった絶大なインパクトと真似しやすい作法からBBEMYBABY、という伝説的ムーヴメントを巻き起こした。何故かゲーム化までした。
話題になりすぎてシンデレラガールズ総選挙の総合結果に影響を与えたり与えなかったりと噂されている。
全ての元凶2。これを皮切りにいろんな人が「一人合作」に挑戦した。
合作とは本来ひとりひとりがそれぞれ作った短い動画を複数人で繋ぎ合わせて作るものだが、その複数の短い動画をすべて一人で作るという「一人合作」という矛盾パワーワードジャンルを巻き起こした元凶の作品。
言葉狩りに合わせてたのしくデレステのMVが紹介されています。いいですね。
【人力VOCALOID】佐久間まゆ「絶対特権主張しますっ!」【デレステMAD】
別のアイドルの持ち曲である「絶対特権主張しますっ!」を佐久間まゆにカバーさせている。曲のなんとはいわん絶妙なチョイスと高い精度の調声が話題となった。具体的に何をどうやっているかは知らん。
はやみマーケット(10/4よりM@STER VERSION配信中!)
某芸人のネタとデレマスのアイドルをコラボレーションさせている。芸人のネタの骨組みを拝借してデレマスネタに作り変える作品は他にも多く投稿されている。
デレステのMVをそのまま画面録画して投稿している。手抜きかと思われるかもしれないが同じ曲のMVでもアイドルやその衣装ごとに変わった彩色を見せることから、ある種の宣伝効果もあり動画として投稿する行為には一定の価値がある。
小日向美穂MAD...というよりほぼ中の人ネタである。
小日向美穂とその声優である津田美波さんのキャラクター性の違いや、津田美波さんの名(迷)言をネタにしたMAD動画。
【合作】デレマスマイムマイム【音MAD】
アニメ版のシンデレラプロジェクト14人+Pを題材に作られている。悪意(?)も織り交ぜつつ全体的にまとまっている。
余談だがアニメ版Pはかなりの人気があり、実質アイドルとまで言われている。
勉強方法ヴァルキュリア
Z会のCMとデレマス曲「生存本能ヴァルキュリア」をコラボさせたMAD動画。
余談だがZ会のCMに出演してこの動画でもネタに使われている亀井有馬氏は自分がネタにされて話題になったこの曲よりデレマスに興味を持って今では「ゆうまP」としてプロデュース活動をしているらしい。
星のカービィ64のBGM「くものうえで」に合わせた安部菜々のMAD動画。
64という絶妙なチョイスが世代いい味を出してます。ネタだけでなくきちんとアイドル紹介を織り交ぜて得るものをしっかり与えているので非常に宣伝効果も高いMAD動画となっています。BGMとしてのループ構造まできちんと使っている点にも注目。なんとは言わないけど最後まで見てください。
北の国のアレに楽曲「お散歩カメラ」を組み合わせたMAD。今路地カフェ界隈という独自すぎる文化に存在する路地表とかいう意味わからなさすぎるパワーワードも特徴。知る人ぞ知るって感じなのでいろんな人に知ってほしいです。
「S(mile)ING!」LIVE at SSA 2017 島村卯月【デレステフォトスタジオPV】
よくわかんないけどとにかくすごい動画(語彙力)
後述するがデレステは最近のアップデートにより3Dモデルの素材がかなり高精度で取れるようになり、それをふんだんに使って作られた動画だ。まだ一部の曲にしか対応してない(だんだん増えている)が、工夫次第では3Dモデルをそのまま拝借しオリジナルステージが作れるようだ。
動画紹介としては以上になります。
特にBBEMYBABY動画に関しては、最近では技術革新が行われていて、誰でも簡単にBBEMYBABYが作れるキット(リンク)というものが配布されています。説明はリンク先にも書いてありますがAviUtlのプロジェクトが配布されており元動画を別でどうにかしてDLし、2つの生贄(お面)を内部のダミーファイルと差し替えするだけで簡単にBBEMYBABY動画が完成するというものです(うれしいことにBB配布パートまで完璧)。今までは新しい素材でBABYするには中間点を逐一設定し吉川と布袋の顔とにらめっこするしかありませんでしたが、これによりBBEMYBABYの動画を作る敷居と手間が小さくなり、多くのBBEMYBABIERが誕生しました。他にもAviUtlは無料で使える上に動画編集などで使える様々な機能が実装されており、BB素材を切り出すためのクロマキーもワンタッチで使えることができる大変便利なソフトになっています。。
最後に、いわゆる「外向きのプロデュース」活動はだいたい例外なく何らかの著作権保護法に抵触してます。基本的には良識の範囲内であればお咎めを受けることはありませんが、運営側に見逃してもらっているという認識を頭の片隅には置いておきましょう(自戒)。この辺は他の二次創作現場でも同じことが言えます。
まとめ
デレマスは現在モバマス、デレステの2つのソシャゲが運営されています。それ以外にも様々なメディア展開がなされています。
莫大な情報量と総選挙の存在によって二層構造のプロデュースが成立していると感じました。
もちろん自己解釈ですが「ファン同士で共有していない情報の多さ」と「ファンによる宣伝活動の活発性」を結び付けるものとして、共感欲求だけでない何かがあるとした場合それは総選挙の存在なのではないかというように考えました。他に名案があればこの説は撤回します。
ニコ動いっぱい見てください。
でもその前にちょっとデレステをやってください。
最後に同僚のみなさんへ
偏向度たっぷりのやばい記事書いてすみませんでした。
次回やる機会があればニコ動の動画についてさらに掘り下げて記事を書きます。
明日はCさんの記事になります。お楽しみに。