概要
有名野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』、通称『パワプロ』
パワプロ(とその派生系)は様々なゲーム機で発売されていて、スマホのアプリにももちろんなっています。
今日はそんなパワプロのアプリでの基本的な変化球について特徴や思ったことを書いてみたいと思います。
なお完全に私個人の意見のため「違くね」とか「そんなことない」と思う方も大勢いらっしゃると思いますが、深く考えないでお読みください。
変化球の基礎情報
パワプロアプリでは変化球が変化する方向ごとにいくつか設定されています。方向としては
『利き手方向横』『利き手方向斜め下』『下方向』『利き手と逆方向斜め下』『利き手と逆方向横』
(例えば右投げの人が投げる左横に曲がる変化球は「利き手と逆方向横」の変化球)
の五種類に加え『ストレート』『第二ストレート』の7種類になります。
ストレート、第二ストレート系以外の5種は変化量が1〜7まであり、数値が大きいほどよく変化します。今回はこれの紹介をします。残り2種は変化量がなく、どのくらい変化するかは固定です。
また、第二ストレート以外の方向にはオリジナル変化球が存在し(厳密には第二ストレートもオリジナル変化球にできる)特殊な変化やエフェクトが発生するものが多くありますが今回はそれについては取り上げませんので悪しからず。
変化球の特徴など
利き手と逆方向横
スライダー
この方向の基本的な球種。現実では菅野智之投手や前田健太投手などが有名。パワプロでは真横にスライドするような変化をする球種で、Hと名前についていない球種としては球速は早め。変化量が3以上だととてもよく曲がる。投手目線としては打者の外角ギリギリに逃げるように投げるのがオススメ変化量が大きすぎるとボールになりやすいので注意。打者目線だと真横の変化なのでストレートを待っていても結構捉えやすいボール。
Hスライダー
高速スライダーとも。現実では伊藤智仁投手が有名。一時期ゲーム機のパワプロで猛威を振るっていた。スライダーより球速が速く変化量は小さい。決め球として使いたいなら変化量は4以上は欲しい。投手目線では球威があるので空振りより詰まらせる目的で角を狙って投げたい。打者目線ではこちらも真横の変化なので当てやすいが流し打ちになると差し込まれやすいので注意
カットボール
カッターや真っスラとも。現実では川上憲伸投手やマリアーノ・リベラ投手が有名。あまり変化せずストレートに近い。打者の近くでキュッと変化する。変化量が5以上で強力な武器にできる。投手目線では打者の内角高めギリギリに食い込むように投げると変化量があればまず打たれない。打者目線では変化の小ささから捉えやすいものの引っ張りを意識して打たないと思ったより飛ばないので注意
利き手と逆方向斜め下
カーブ
この方向の基本的な球種。現実では桑田真澄投手や岸孝之投手などが有名。球速が遅く斜め方向に弧を描くように曲がる。変化量は大きめ。投手目線ではストレートとの組合せで緩急を生かしてタイミングを外したい。打者に近づけるより逃げていくように投げるのがおすすめ。打者目線では変化していく方向に向かって打つ気持ちで振るのがいいかも。
スローカーブ
カーブよりさらに球速が遅い。現実では今中慎二投手や星野伸之投手が有名。変化がとても大きく変化量2〜3でも大きく変化する。投手目線ではその球速の遅さからストレートと相性が良いが変化が大きすぎてストライクゾーンに入らないことがあるので注意。打者目線では当てるのは難しくないがジャストミートしずらい。また変化の大きさからボールになりやすいためイライラすることもある。
ドロップ
カーブより打者の近くで変化しだす。現実では沢村栄治投手や江川卓投手が有名。余り現在のプロ野球では聞かない球種に感じる。カーブに比べると変化は縦の要素が強い。投手目線ではカーブと同じように使うのがおすすめ。さらに低めを狙いたい。打者目線では追いかけて打つと凡打になりやすいため待ち構えて打つように心がけたい。
ドロップカーブ
カーブとドロップの中間のような変化。現実では金田正一投手やノーラン・ライアン投手などが有名。高めに投げてもよく落ちる。投手目線ではドロップとほとんど同じ使い方になるが高めのところからストライクゾーンに落とすという使い方もできる。打者目線ではこちらも追いかけて打たないようにしたい。
スラーブ
スライダーとカーブの中間なのでこう呼ばれる。現実ではこの呼び方で呼ばれることはほぼないがダルビッシュ有投手や石井一久投手のスライダーはこれに近い。個人的に好きな球種でこの球種で空振りさせるととても嬉しい。投手目線では打者から逃げるように変化させたいがパワプロだとどうもCPUはこの球種が得意なようで割と打ってくる。悔しい。打者目線では結構スピードがありながらぎゅっと曲がってくるので強振では打ちづらい。
ナックルカーブ
握りがナックルボールに似ているためにこの名前で呼ばれる。現実では五十嵐亮太投手やマイク・ムッシーナ投手が有名。別に不規則変化はしないがカーブ類特有の落ちる前に一旦浮く、ということがないというカーブにしては少し変わった変化をする。投手目線ではCPUに有効なようで余り打たれない印象がある。打者目線ではカーブだと思って待つと少しびっくりするが、変化自体はわかりやすいのでうまく掬って打ちたい。
下方向
フォーク
この方向の基本的な球種。現実では杉下茂投手や佐々木主浩投手が有名。打者の手前でストンと落ちる。投手目線では低めに投げるとより落ちやすいので低めに投げて空振りを狙いたい。打者目線では変化が思ったより大きく引っ掛けやすいので非常に打ちにくい。が高めにきたときは全然変化しないので思い切って打ってやろう。
パーム
緩やかに落ちていく球種。現実では小山正明投手や浅尾拓也投手が有名。とても変化量が大きい。投手目線では高めに投げてもよく落ちるため使い勝手が良いが球速が遅いため盗塁もされやすい。打者目線では変化の仕方がゆっくりなため当てやすいが強振でジャストミートするのは難しめ。
チェンジアップ
球速が遅く、少しだけ落ちる。現実では様々な投手が使う。ストレートとの相性が抜群に良く、タイミングを外させやすい。投手目線ではとにかくストレートと混ぜて使いたい。CPUにも緩急は通用する。打者目線ではストレートを待っていると無様に空振りする。がチェンジアップを待っていればホームランを打ちやすい。
Vスライダー
フォークに比べ滑らかに落ちる。現実では大塚晶則投手や松坂大輔投手が有名。狙ったところに行きやすい。投手目線ではその制球力の良さからコーナーをついて投げていくのが良い。打者目線では高めにきたものに絞って狙うと良い。
ナックル
ランダムに変化するボール。現実ではR.A.ディッキー投手や大家友和投手が有名。現実ではキャッチャーが捕りづらいので投げる投手は少ないがゲームの中なら投げ放題。投手目線ではその不規則さゆえに簡単には捉えられないので強力な武器である。打者目線では変化量が大きいと難しいが球質が軽いため強振で無理やり打ってホームランを狙うのもあり。
SFF
現代の魔球とも言われる球種。現実では田中将大投手や斉藤和巳投手が有名。変化は大きくないがキレがよく球速が速い。投手目線ではとても強力でどんな場面でも使える球種である。ただこれも低めに投げないと変化しづらくなってしまうので注意。打者目線ではとてもストレートとの見分けがつきづらい。ずっとやっているとなんか違いがわかるようになる。
利き手方向斜め下
シンカー・スクリュー
右利きはシンカー、左利きはスクリューになる。現実では高津臣吾投手や潮崎哲也投手が有名。タイミング外しに使いやすい。投手目線では打者から逃げるような方向に投げるのが強力。下の隅を狙おう。打者目線では変化が余り大きくないのでそこまでうちづらくはない。
Hシンカー
右投手専用の球種。高速シンカーとも。現実では高津臣吾投手が有名。シンカーより球速が速く変化はさらに小さい。投手目線では結構拾われてしまうためやはり外角低めに落としたい。打者目線では球が急に変化するので結構打ちづらいがパワーがあれば強引に打つこともできる。
サークルチェンジ
チェンジアップと似ているが利き腕方向にも変化する。現実にはチェンジアップはこちらのようになりやすく金子千尋投手やグレッグ・マダックス投手が有名。変化量によっては結構大きく変化する。投手目線ではチェンジアップと同様ストレートと組み合わせたい。打者目線では思ったよりも変化するのでストレートを待っていても振り急ぎはしづらいが代わりに変化先に気をつけないといけない。
利き手方向横
シュート
スライダーとは真逆に曲がる。現実では西本聖投手や平松政次投手が有名。変化はスライダーよりは小さいが変化量によってはやはり大きく変化する。投手目線では打者の胸元をえぐるように投げるのがおすすめだがすっぽ抜けるとデットボールになりやすいので注意。打者目線では内角にきたときに力負けしないように引っ張りを意識すると良い。
Hシュート
高速シュートとも。現実では小林雅英投手が有名。球速がシュートより速く、変化が小さい。投手目線ではシュート同様打者の胸元を狙いたいがシュートより変化しづらいため甘く入ると簡単に打たれてしまうため注意。逆に胸元をつけるならシュート以上に強力。打者目線としてはシュート同様力負けしないことを考えたい。シュートよりさらにパワーがあるので振り遅れないようにしたい。
最後に
いかがだったでしょうか。パワプロのアプリではこれらの多種多様な変化球を自由に投げることができます。ぜひ興味を持った方は遊んでみてください。