こんにちは、vPhosと申します。
準備期間1ヶ月、制作期間1ヶ月で制作を行うイベント、1-Monthonに1人で参加し、テーマ賞を頂きました。ありがとうございます。
作ったもの
以下の動画を参照してください!
これは実際の制作物と違い、声をそれぞれゆっくりに置き換えています。
最終発表自体が制作物、というものです。
この記事では制作中に考えたこと、やったこと、参考にしたものなど、動画内で書けなかったものを書いていきます。
準備期間
自分のできることは以下のとおりです:
サウンド: 電子音楽であればそれなりに作れる、劇伴系と歌ものは無理
3DCG: やったことはありますが……。
動画編集: 音声波形の出し方だけわかります
プログラム: Unity触ってゲーム作ったことはあるが、楽しいと思えなかった
イラスト: 無理!
これでどうやって戦えばいいんだ?
まあ順当に動画編集の神になって動画を作ることに決めました。
というわけで構想を練り、ストーリーのプロットを考え、リファレンスを用意してどのような映像を作るかも決めました。
そこで私は気づいたのです!
これ、作れるわけなくない?
何をどう考えてもまともな絵描きと3DCG人間が必要で、なおかつ自分の得意な作風の音楽にならない、ということに気づきました。
どういうものを作ろうとしてたかについてめちゃくちゃ書きたい気持ちは大いにありますが、似たようなコンセプトで冬ハッカソンなどで人を集めてやりたいな、と思っているのでここでは内容を控えさせていただきます。震えて待ってください。今年は卒論あるし無理かも
結局この案は没にして、代案を考えなければいけませんでした。
制作1~2週目
今回1人で参加した理由の1つでもあるのですが、私はB日程での院試がありました。
ワンマンソンは8/8制作開始、9/5に最終発表という日程でしたが、院試は8/18に筆記試験、8/25に口頭試問という日程でした。
すなわち基本的にはワンマンソンの前半は基本的に何も出来ません。無謀ですね。
このような状況でチーム参加して他人に迷惑をかけるわけにも行かなかったので、一人で参加しました。
というわけでこの時期は院試勉強して院試受けてました。筆記試験を受けた感じまあよほどのことが無い限り通るだろって感じでした。
口頭試問はあまり重くないので、筆記試験終わってから作り始めました。
このあと口頭試問全然答えられず痛い目に遭いました。結果受かったから良いんですけど。
制作3週目
ここでは残り2週間でも間に合うよう、テーマ「あい」→藍として藍色メインの動画を作りたいと思っていました。世間一般(私が見ている周りのこと)での流行りとして#0000FFをメインにした動画があるなと思ったので、そっち系に寄せたいなという気持ちがありました。
参考:
まあこういう動画どうやって作ってるか未だにわからないんですけどね!!!!!
見ていただいた制作物に上の動画群のかっこよさは全然載せられてないんですが、少しでも要素を感じていただければ嬉しいです。
ただこのような動画を作るうえで、少し葛藤もありました。
とある部員のこのような投稿が頭の片隅に残っていました:
ワンマンだったら別にイベント関係なくやれば良くないって考えちゃったり
全くもっておっしゃる通りだと思います!
自分でもこの段階では、「こりゃあ個人制作で良いですね」状態でした。
勿論締切が設定できたり、発表の機会が設けられたりする点は個人制作では実現できない魅力なのですが。
そうはいっても、自分の作品は何かワンマンソンであることに意味を持つ物がいい!という思いがありました。
そんなことを考えているうちに、発表自体を制作する、というアイデアにたどり着きました。
最近のtraPのハッカソンでは、動画を制作する場合、完成品の動画を垂れ流すだけの発表は禁止されていて、必ずこだわりポイントやツールなどについて触れる必要があります。
この制約から、逆に、動画だけを流しても、それらの説明さえすればルールに触れないのではないか?という発想が生まれ、このような1発ネタ発表の構想が立ちました。
ルールの穴を突くって魅力的ですよね。
コンセプトから要件定義がしやすいというメリットもあります。
というわけでなんとなく考えた要件が
- 普通の発表のように始めること
- 道中でコンセプトなど説明をすること
- 藍色に合う音楽
- 発表時間2分を厳密に守ること
という感じです。
最初は音楽から作り始めました。
電子音楽らしさが欲しいと思い、Complextroというジャンルを主軸に作りたいな、という目標で作り始めました。また、そのとき、Sharks, Chime - Water Elementalを知りSharksにドはまりしていたので、SharksのようなColour Bassに寄り道したり、映像表現として面白いだろうと思い、Chiptuneを混ぜようと思いました。多分発想の大本はlitmus* - Flashdanceらへんんだと思います。
このブログを読む人の大多数はComplextroを知らないと思いますので軽く説明すると、ComplextroはElectro Houseというジャンルをより複雑に、色んな音を混ぜたりしたジャンルです。(名前の由来もComplex + Electro)
有名なもの、好きなものを貼っておきます:
実際に作ってみると、Complextroか微妙な感じになりましたね。特にウワモノがあんまりうまく作れてない感じがします。
メインのベースはうまく出来た気がします。
どこかで見かけた、PhaserのRateを0にしてFrequencyをS&Hで動かすやつが大活躍した感じですね。ベースの元はなんか適当なFMとかSpectral系にSine Fold系のDistorotionをかけて、最後Disperserで質感出した感じです。多分シンセいじってない人には呪文にしか聞こえないと思うんですけど、普段僕らもプログラムできる人に「プログラム人間しかわからない単語を唱えられるハラスメント」通称プロハラをされてるのでお互い様ってことで。
Colour Bass地帯は自分の中でかなりできが良いなと思ってます。大体Chromaのおかげ。
あとは水の音を作る再考のチュートリアルのおかげでもあります:
無料で導入できる最強シンセであるところのVitalで作られてるのがいいですよね。
制作4週目
曲が完成したので、動画を作っていきます。
Adobeに払うお金はないので、Aviutlを使いました。
さて、私は動画編集初心者です。どうすればいいでしょうか?
考えたこととして、オブジェクトが少ないとよほどのセンスが無い限り初心者感が出る、ということがあります。
作曲と同じで、情報量を増やさなければと考えました。
というわけでFL Studioの画面録画を擦り続けました。ありがとうFL Studio。
FL Studioの垂れ流しって世界で一番かっこいいと思うんですよ、どっかの生きてるDAWよりもずっと生き生きとしてます、異論は認めません。
ちょっと前から名前に騙されて死にに行く人が増えて悲しかったんですが、最近Bitwigってのが出来てから皆そっちに移動しているイメージがあってざまあみやがれって感じです。
というわけで基盤ができました:

他にも極座標変換したものもariiolっぽくていいですよね

文字は大体全自動リリックモーションというものを入れてなんとかしてます。結構歌詞MVだと定番らしい?
初心者なので許して〜みたいなクオリティです。まあスライドアニメーションの拡張だと思えばこんなもんという言い訳ができます。

この立方体はAviutlの立方体(3D制御)を使ってます。本当はもっと色々したかったんですけど、パソコンのスペックの問題と普通にカメラ制御と仲良くなれなかった関係であんまり大したことしてないです。Aviutlってなんか結構3Dで色々できるらしいんですけどね。
参考:
AviUtl Onlyの動画を再掲 pic.twitter.com/fgMR51zF2m
— DJ Raisei (@DJRaisei) July 8, 2025
最後は全部まとめて終わり!
構成もシンプルですね。
動画の構成の都合上見た皆さんの反応が見れなくて悔しかったです。
テーマ賞をいただいたときは驚きました。今回は「あい」「まい」のそれぞれに賞があるのではなく、テーマを回収できていたか?みたいな部分での評価でしたので、そこが有利に働いたのかなと思います。このへんの賞はプレゼン自体の印象に左右されますし。
何にせよ楽しかったので良かったです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!