この記事はtraP Advent Calendar 2015の22日目の記事です。
ご挨拶
皆様お待たせいたしました。kazでございます。
クリスマスも近くなってまいりました。独り身の男性諸君は今年も女の子の温もり恋しく、悲しみに打ちひしがれているものとご推察致します。
そんな折、思ったことはありませんか?
「寝て起きたら美少女になってたりしないかなぁ」
まぁ、そんな超常現象じみた経験は早々出来たものではないでしょう。当然です。ラノベでも読んどけってカンジです。
「やっぱり女の子になんてなれないのかぁ」
と思ったそこのあなた!!!!あなたですよ!!!!!!!
悲しむことなかれ!
自分が女の子だと思ったその瞬間から、あなたは女の子なのです。
(よって誰がなんと言おうと私は女の子です。)
…………今きっとあなたは、ブラウザの戻るボタンにカーソルを合わせていることでしょうが、いや違うんすよ、どうかもうちょっとだけお時間を下さい。
女の子になる
冗談はさておき、ここ最近の話ですけどこんなプロダクトを目にしました。
誰でも二次元美少女になれるソフト「FaceRig Live2D Module」
「な!?なんだって!!!?!??!?!」
画期的すぎるでしょコレ!!!!!!!!ヤバイ!!!!!!!!!!!!!!コレでボクも女の子になれるじゃん!!!!!!!!!!!!やったぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
…………と思ったら金を要求されたのでやめました^w^
…………というのはウソです。コレ買ったらそれは楽しいだろうけどなんか違うじゃん?せっかくだからAdCの記事のネタにしたいじゃん?ね?
奇しくも、ボクのチームでは今Live2Dを使ってクッソ可愛い女の子がメッチャ動くゲームを企画しています。だったら、Live2Dのお勉強ついでに、コレ自分で作ったらいいじゃん!!!!!!!!!!
作った
ということでまぁ、いろいろ端折るんですけど、作りました。
女の子になって動画を撮ったので、ご覧いただければ幸いです。
(なんか画面左側にクッソ汚い男性が表示されてますが、多分バグですよねコレ。とりあえずモザイクかけておきましたので許してください。)
どうやったの?
clmtrackrというJavaScriptで書かれた顔認識ライブラリと、Live2D Cubism SDK (WebGL)を使って作りました。ウェブブラウザ上ですべて完結しています……が、やっぱりブラウザ上で動かすと結構重かったです。
ソースはgistに置いておきました。動かすにはclmtrackrとLive2D SDKに含まれるjsファイルと、Live2Dのサンプルデータが必要です。
ライブデモもご用意しましたので、みなさんもバシバシ女の子になりましょう!!!!!!!モダンなブラウザじゃないと(当然ですが)動かないです。Chromeが一番軽く動作する?かも。コレ多分スマホでも動きますが、クッッッソ重いのは想像に難くないのでPCから見ましょう。
STARTボタンを押すと開始します。メガネをかけてる人は外したほうがいいよ!
いかがでしたか?正直顔認識の精度が微妙だと思いますが、仕方ないです。やっぱり商用ソフトウェアには遠く及ばないですね。
そのほか
ちなみに、今回使ったclmtrackr以外にも、FaceTracking技術はいろいろあります。
- clmtrackr
- FaceTracker
- Kinect for Windows v2
- Visage|SDK
clmtrackr
JavaScriptで書かれているので、ブラウザ上でも動かせるのが強みです。今回はその点を魅力に感じて採用しましたが……認識精度はイマイチでした。あと当然ながら遅いです。フリーで使えるのが良い。(MIT Licence)
FaceTracker
使ったこと無いので詳しくは知りませんが、精度は良さそう。Python、Openframeworks、Cinderなどから(それなりに)簡単に使えるみたい?
Kinect for Windows v2
traPの工大祭2015展示でKinectを使ったときにちょっとだけ触ったんですが、専用デバイスを使うだけあって認識精度は抜群でした。リベンジするならコレ使う。
Visage|SDK
冒頭で紹介したFaceRigはコレをエンジンに使っています。ブラウザ上で動くfor HTML5なSDKもあって精度も当然素晴らしかったんですけど、お金がないので使えません。(つらい)
おしまい!
Live2Dは初めて触ったんですけど、ホント神ですねこれ。アイキャッチ画像もLive2Dでグリグリ動かして作った娘です。やっぱり二次元の女の子は可愛いなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!
あ、traPでは今Live2Dを使ってクッソ可愛い女の子がメッチャ動くゲームを企画しています。(露骨な宣伝)
ということで、乞うご期待ください。
本日はここまでとなります。長文駄文にお付き合いいただきありがとうございました。traP Advent Calendar 2015企画は、この後もクッソ面白い記事が控えておりますので、コチラもご期待ください。