この記事は、2026年度新歓ブログリレー 44日目の記事です!
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(ポストイメージ→柴崎-国領間 野川にかかる小橋梁から)
初めましての方は初めまして、科学大デジタル創作同好会所属の学士 4 年になりました@Alt--erです。traP では主にGame 班及びGraphics 班動画部で活動しています。最近は個人制作のゲームがアツい。詳細な自己紹介は前篇記事をご覧ください。
なお、前篇記事は、千歳烏山まで23区区部の散策記事となっています。後篇だけでも大体読めるとは思いますが、興味があれば前篇もぜひご覧ください!!

後篇はじめに
京王沿線の市域部分は、調布市/府中市/多摩市/日野市/八王子市 の5つの自治体で構成されています。特に調布市、府中市については、京王線が市内を横断する重要な交通路となっています。今回の終着地、高幡不動は日野市で、ギリギリ八王子市には届きませんでしたが、こちらも運行上の拠点となる大きな駅です。

賑やかさのある主要駅の駅前と、その間を繋ぐ静かな住宅地、そして徐々に増えていく自然とその調和、それぞれの味を噛み締めつつ、後篇の筆を執っていきます。
仙川駅周辺(調布市)

前篇で、市域のスタートとして紹介した仙川駅は調布市。特急や急行にはスルーされる駅ですが、その中では需要が多いのか区間急行が停車する設定となっています。各駅停車化する終点付近を除き、このような停車駅設定になってるのは仙川駅のみです。
駅舎を過ぎると、3分クッキングやマヨネーズ等でお馴染み、キューピーの建物が。ほのかに駅から聞こえる電車接近音も、よく聞くと3分クッキングのBGMアレンジとなっています。

次のつつじヶ丘駅は、急行の止まるやや大きな駅。都心部では土地の制約上、主要駅でも小さな駅舎が多かった(明大前etc)のですが、この辺りから駅ビルを持つ大きな駅が増えてきます。
一方でその次の柴崎駅は、大通りから商店街を抜けた中にあり駅舎も23区内の駅を思わせる風貌。踏切も頻繁に鳴動しており、市域侮るなかれといった感じです。



ちなみに、日中の新宿駅を発車した列車は全て調布駅までたどり着きます。そのため、郊外のエリアとて列車の本数は新宿近辺と同じであり、電車が高頻度に行き交う様を見ることができます。そして土日の日中にこの本数でも、特急には立ち客がたくさんでこれまたびっくり。
柴崎から少し進むと小さな川があるのですが、この川べりが綺麗に緑で覆われていてとても鮮やか。春らしい気温と晴れ間も相まって、見惚れる景色を作り出していました。

そのまま進んでいくと、京王線の線路は再び地下へ。ここから調布駅までは、2012年に地下化されており、それに伴って地上の線路は撤去、遊歩道化されています。つまり、この遊歩道に沿って歩いていけば調布までほぼ最短でたどり着けることに。
遊歩道を歩きながら市域1つ目の拠点、調布駅を目指します。
調布駅周辺(調布市)

もう15年ほど経つとはいえ、地下化された区間の駅舎や駅前には新しさを感じます。先述した通り、国領から調布の区間は遊歩道になっており、また駅間によってそのコンセプトがさまざまにある様子。

新宿寄り最初の区間である国領駅から布田駅は、健康器具や植物が並ぶさながら公園のような区間。布田駅から調布駅では、調布市の様子や発祥の文化を描いたイラストが並ぶ、屋外展示のような区間となっていました。
この辺りまで来ると、駅間は閑静になりますが、土日ということもあり子連れのファミリー層とも多くすれ違い、街としての「生」はたっぷり味わえます。



さて、歩き進めていくと大きなビルの背面が。そのビルの脇を抜けていくと、4つ目の特急停車駅 調布 に到着です。

地下化され広い土地ができたこともあり、駅前の広場は開放感を感じるほどに広々。新宿からずっと狭い土地が続いていたのもあって、その感も一層強いものです。


このように、市域のエリアは駅間こそ静かではあるものの、主要駅近辺は商業施設等が集中し活気が見られる、歩いていて変化に富んだ楽しいエリアになっています。ちょうどRPGで次の街を目指すような、そんな感覚に近いものを味わうことができます。
軽く足を休ませたら、さらに先へ。線路の地下区間はまだもう少し続いており、地上には「鬼太郎ひろば」と呼ばれる、妖怪漫画のキャラクターをモチーフにしたオブジェが多く設置された公園が。ここ調布周辺は、漫画家水木しげる先生が長年住んでいた場所であり、そのゆかりでこの広場も設置されているよう。



線路が再び地上に出てきて、しばらく歩いて西調布駅。そのまま沿線の道路を直進していくと、これまた特徴的な駅舎を有する飛田給(トビタキュウ)駅に到着します

大きな屋根と吹き抜けがあり、さながら大ターミナル駅の様相を呈する飛田給駅ですが、平時は区間急行以上の種別は全通過。ただ、近隣に味の素スタジアムや京王アリーナ等、スポーツ/イベント施設が複数立地していることから、広いコンコースが設置されているといった駅になります。大型イベントや試合の時には、最速種別である特急も臨時停車し、さぞ多くのお客さんで賑わうことでしょう。

ここ飛田給は調布市の西端の駅ともなっており、次の武蔵野台からは府中市に入ります。日も少しずつ傾いてるのか、空もほの橙色に。日が沈むまでにたどり着きたい場所があるので、ペースそのままに進んでいきます。
府中駅周辺(府中市)

武蔵野台駅駅隣に植っている花盛りを右手に先へ。しばらくすると、横切る線路が登場します。

この線路は、西武多摩川線のもの路で、武蔵野台駅からそこまで離れてない場所に駅もあります。一方で、同路線の駅数は少なく、地域輸送に特化しているのもあり編成長は短め。経営元こそ大手私鉄の西武ではありますが、ローカル色の強い路線となっています。
線路をこえ、再び京王線の線路沿いに戻って歩きます。多磨霊園駅を過ぎたところで、足の疲れも出てきた頃合いなのもあり府中の一個手前、東府中駅で休憩を取ることを決めました。


足を休め、お腹も軽く満たしたところで東府中駅を出発。東府中駅は、すでに府中市中心部のエリアに入っているのか、周辺にもそこそこの規模の商業ビルが多め。主要な通りであろう道沿いは、23区内と比べても遜色ない活気があります。
とここで、ちょっと道を逸れて南側へ。少し歩くと駅のホームが見えてくるのですが、どうやら終点駅の様子。

こちらは、府中競馬正門前駅。京王競馬場線の終点(とはいっても東府中から1駅のみですが)となっています。府中競馬は、現在「東京競馬場」として知られており、競馬開催シーズンの休日には多くの人で賑わいます。ちなみに、大きな競馬場が立地することからも、府中エリアは擬人化競走馬育成ゲームの聖地(舞台)として有名だったりします。
再び通りに戻り、西進するとまもなく5つ目の特急停車駅 府中 に到着。駅前は大きな歩行者デッキがあり、複数の大型商業施設へアクセスできる動線になっています。

歩行者デッキを降りると、並木が整備された駅前通りに。通りに降りて左手を見ると、荘厳な神社と鳥居が。「府中」の地名の由来は、かつてここに武蔵国の国府があったことにありますが、その国府を護るように建立された神社なのでしょう。また、神道式の結婚式も執り行っているそうです。

神社に向かって右手に歩いていくと、商店街が途切れぬ間に次の駅へ近づきます。駅前が整備された駅が多い中、次の駅は細い道を抜けた先に。
たどり着いたのは分倍河原駅。6つ目の特急停車駅で、JR南武線との乗り換え駅になっています。府中と2駅連続で特急停車駅となっています。


分倍河原駅をすぎると、景色は再び郊外の住宅地へ。ただ、この辺りは歩道も広く綺麗に整備されており、歩きやすい区間となっていました。

線路沿いからは少し離れつつも、道なりにひたすら進んでいきます。中央道の高架もくぐり、大通りに合流するとそこを横切るように中河原駅が出現。

さて、分倍「河原」、中「河原」と続いたことから察されるように、京王線の線路は段々と大きな川に近づいています。
この中河原駅と、次の聖蹟桜ヶ丘駅間で、都内有数の大型河川 多摩川 を渡り、府中市から多摩市へ移ろいます。
雲が少し出てきてしまいましたが、時間帯はいい感じの夕刻。多摩川に映える線路と聖蹟の街並みが、さぞ秀麗に見られることでしょう。
聖蹟桜ヶ丘駅周辺(多摩市)

大通りからちょっと脇に逸れ、公園を抜けると目の前に堤が。川沿いの道路を横断し、堤の上に登ると歩道が敷かれており眼下に多摩川の河川敷が広がります。
川に向かって左手には大通りの橋(関戸橋)が、右手には京王線の鉄橋と夕陽、そのさらに奥にも特徴的な形状の橋梁(府中四谷橋)がうっすらと。川沿いの景色っていつ見ても美しい。

一通り写真を撮ったら川を渡り多摩市へ。多摩川沿いのエリアが全体として綺麗に整備されており、駅前を横切る大通り(川崎街道)に入ると、そこからは立派な街並みが続きます。
大通りをしばらく歩くと、7つ目の特急停車駅 聖蹟桜ヶ丘(せいせきさくらがおか)に到着です。名前強い、惚れる。

駅を挟むように百貨店の建物が立地しており、入線する列車はさながら建物の中に入っていくよう。以前、電車に乗って通り過ぎた時も、川を渡り曲線を描きながら建物に入っていく景色をみて気分が高揚したような。京王電鉄の本社も駅付近に立地しており、京王のお膝元って感じです。

その気になればこの駅付近の散歩だけでもブログ1本書けそうなところですが、百貨店で休みがてら散策していたらすっかり日も暮れてしまったので、今日のところは先に進んで行きます。
ちなみに、聖蹟の街は数々のアニメ/ゲーム作品の舞台となっています。有名どころでいえば、挿入歌「カントリーロード」がおなじみのジブリ映画でしょうか。3分クッキングの仙川駅同様、接近メロディが特殊設定となっており、耳をすませばメロディが。

また、アイドル育成シミュレーションゲームおよび同シリーズの音ゲーの聖地にもなっており、周辺の施設や公園、橋梁等が作中の背景イラストやスチル(挿入イラスト)に多数用いられています。著者自身も同コンテンツの1プレイヤーであり、今日の散歩したかった理由も、先述した百貨店でゲームのコラボイベントをやっていたからだったり。

traPから紹介ブログも出ていますので、興味があればご覧ください

駅を出たタイミングでは八王子まで歩き通す予定だったので、ここで夕飯を補給。なんかすっかり夜になってしまいましたが、引き続き先へ進んでいきます。


高幡不動駅周辺(日野市)
川崎街道を西進。暫くは駅前と同様に商業施設が続きますが、駅勢圏を脱すると暗めの道になります。

というのも、向かって左側、地図上での南側は丘陵地となっており、建物も少なくなっているためだったり。右手側もしばらくすると河川敷に。ただ、先述したように、川沿いには特徴的な橋梁も架かっており、遊歩道も整備されています。明るいタイミングなら、河川敷を散歩するのも楽しいエリアでしょう。
道沿いは暗くても、確実に人が住んでいるエリア。車通りは相変わらず多く、少し車が詰まっているエリアが見えてくると、百草園駅に到着です。まさしく「京王百草園」と呼ばれる日本庭園が同駅付近に立地しているのが駅名の由来に。

百草園からも引き続き歩いていきますが、まだ早春の時期であったこともありしっかりと冷えてきました。また、高幡不動駅を過ぎると暫く特急停車駅が無いこと、雨が降り出しそうだったこと等を鑑みて、無念ですが次の高幡不動駅まで歩いたら帰宅することに。もうちょっと新宿駅を早く出ていたら八王子まで歩き通せたかもしれませんが、しょうがない。そもそも新宿まで自転車ってのも脚にきてると思いますが

ラストスパートとなったわけですが、高幡不動駅に近づくと右手に車両基地が見られるようになります。前篇の桜上水駅と同様、こちらにも車両基地が設置されており、桜上水駅のものよりも大規模で、工場を有する基地となっています。



モノレールの線路が走る大通りを横切り、大きい駅ビルの脇を通り過ぎていくと、本日の終点であり8つ目の特急停車駅 高幡不動 に到着です。お疲れさまでした。

終わりに
新宿から高幅不動まで、約11時間の小旅行となりました。書き出してみると手が動いてしまい、特に後篇についてはかなり記事が長くなってしまった...... 要点をもっと上手く絞り込んでいければ。

締めの部分がおざなりになってしまいましたが、歩いた区間のその雰囲気を、可能な限り言語化できたかなと思います。普段電車や車で通り過ぎているあの場所も、自分の足で踏みしめたのならこの世界が地続きに広がっていることを実感できるでしょう。
これからの初夏のシーズン、まさに散歩日和って日も増えてきます。インドアになりがちな僕たちですが、ふと外の空気を浴びたくなったときに散策が思い浮かんでくれれば幸いです。
ブログリレーも終盤に差し掛かってきました
明日は @irinoirino さんの記事となります。 お楽しみに
