この記事は 夏のブログリレー 31日目の記事です。
はえー もう前回のブログから2週間も経ったのか…
また会いましたね、むつご(@mutv625) です。
前回のあらすじ
初めてのブログでバ畜となり果てていたことを、皆さんは覚えていますか?
あれからワンマンソン (やべ、ブログ出してねぇ) やイラストの締め切りに追われたりして、夏休みずっと忙しかったのですが、
やっとこさ一段落ついて最近は夏休みらしく(?)くねくねして日々を過ごしています。
しかし、そんな夏休みも残りわずか! 9月も折り返しを迎え……
折り返し?
そういえば給料ってこのぐらいの時期に入ってくるよな


なんという大金!いやまぁ労働時間的には順当ですが……にしても自分が得た、自分が自由に使えるお金としては見たことがないレベルです!
社会人-3年目名乗っていいですか!?
(と、同時に……アルバイトでの130万の壁って結構高くないか???とも思っています。毎月こんだけ働かないといけないとなったら普通にしんどいぞ……)
自らの体力と時間を削り、稼ぎきったこのBIG MONEYで、自分へのご褒美を買ってあげたいじゃないですか。
と、いうことで
スマホ音ゲー大好き、絵も描く、ノートもデジタル…

そんな自分が夢にまで思っていた †iPad Pro† を入手する千載一遇のチャンス!
これは、いける!!!!

皆様お待たせしました!!今回紹介するのはこちらの
Android タブレット です!!
なぜに泥タブ??
スマホ市場においては、iPhone派とAndroid派の2勢力に分かれているにも関わらず、
タブレット市場ではiPad一強となっているわけですが、
その大きな要因がやはり「iPadの完成度」といえるでしょう。
iPad 無印は廉価機種でありながら、ノートを取ったり(重量級タイトルでない)ゲームをすることにおいては十分な性能を持ち、
(実際私の使っている中古で購入したiPad 第8世代ではArcaea,Phigrosはコマ落ちや無反応もなく快適に遊べる)
iPad Proに関しては M1以降オーバースペックなチップが搭載され、120fpsも出るという最強の布陣。
(というか逆になぜ iPad Air は 120Hzに対応しないん?性能は十分なはずでは)
そして動作が安定しており、サポートも長い。近年の iPhoneは値段こそ高いものの、これから先 6年は使えると言っても過言ではないでしょう。
(実際、iOS 26 は 2019年発売の iPhone11まで、iPadOS 26 は iPad 第8世代まで対応しており、なぜか全然機種変更してない私のApple端末も理論上すべてアップデートできる…ってマジ?)
正直タブレットを買うなら (動画見るだけなら Amazon Fire HD 10 もかなりアリだが) よほどのこだわりが無い限り、iPad (しかも中古) で十分なんです!!
―――
では、その「よほど」とはなにか。
スマホゲームが作れない
Appleはクソです!!(暴言)
わたしは当然 Windowsユーザーなのですが、
iPhone iPad 向けにゲームを作るとなったとき、
App Storeでの公開ならまだしも、実機テストすらできない
なんで iOS向けのアプリ作りたいだけなのに Mac持ってないといけないん???? Xcodeを Windowsにもくれ!!!!!!!!
(一応Unity Cloudなどで月額料金払いながらiOS用にビルドできるらしいですが)
Unityでスマホ音ゲーを作ることを夢見ているわたしからすれば気になってしまうもの。
せっかくだしいいタブレット選びたいけど iPadじゃあ気に食わない
そんな中での、あえてのハイエンドAndroidタブレットの購入に至ったわけです。
性能・スペック
私が購入したタブレット、特筆すべきスペックはこんな感じでしょうか
- SoC : Snapdragon® 8 Gen 3
AnTuTu 210万点!最強格!!
正直、原神やゼンゼロみたいな重量級タイトルは遊ばない人間なのでオーバースペックな気はするんですが
- ストレージ:256 GB
他に選択肢がないのが惜しいか。SDカードスロットがないのも…
まあでも…今使ってるiPhoneですら64GBで止まってるので普通にたくさん使えて嬉しい。
- お値段(セール時)8.7万でいい感じじゃん…
と思いきやそのうえでペンが付属している!
- ディスプレイ: 3K(2944x1840) (比率 16:10)
- リフレッシュレー:144Hz
- 明るさ:最大900nit
- サイズ:12.7 in (本体サイズ 291.0 x 188.3 mm)
やはり特筆すべきはここ。
いやもうね、デカい。3K解像度で色味もきれい。そして明るくてくっきりしていると。
横幅に関してはiPad Pro 13' モデルよりもデカいですからね!?
画面比 16:10 もiPadとは違った強みを持っていまして、
横画面動画が画面いっぱいに映り、縦画面にしてしまえば Twitterが超大画面でドーンと!!!!!!
その上、スピーカーが良すぎる!!イヤホンいらないレベルで透き通った、重厚感ある音が、クアッドスピーカーから、立体的に襲いかかってきます



(逆にiPadの 4:3 は縦にしてもノートが取りやすい、持ちやすいという利点がありますが…)
そして、わたしは †音ゲーマー† なので、プロセカやArcaeaなど主要音ゲーがしっかり120~144fpsで遊べるというのも素晴らしいポイントです。
(144Hz端末だとプロセカと相性悪い説があったりしたのですが、この端末においては普通に120fpsで動作してくれました)
スペック時点では正直かなり満足してしまったのですが、問題はここから。
Androidという選択をした以上、動作の安定性やバグに関しては自分で、細かい調査とかをしたうえで対処しないといけないという事態が発生します。
Apple製品であればそこら辺のクオリティは保証されてますし、トラブルシューティングも割とあっさり行きます。
さて、ここからがクソデカハイエンドAndroidタブレットを選んだわたしを待ち受ける試練です。
試練たち
1 無反応??
音ゲーを遊んでいたある日、縦連や連打に反応しない症状が発生。
まずい。音ゲーにおいて無反応ほど理不尽なものはありません。
必死に原因を探しながらLenovo公式サポートセンターにも問い合わせ。
その結果…まず症状の原因を自力で探し出すことに成功しました。(なんかデバッグ作業自分の性に合う気がする)

ここからのやり取りを要約すると
ワイ「ペンを使用した後に連打すると、連打同士がOS側でつながってると認識されて鋭いフリックになっちゃう」
会社「あ~でもこっちの検証機じゃあ確認できなかったよ。引き取って修理するか?」
ワイ「ほんまですか!?じゃあお願いします」
――― 検査終了後
会社「君の端末なんの問題もないわ。同型機種と同様の挙動で、ハードウェアの故障ではないよ。」
ワイ「え!!?じゃあやっぱりそっちの検証機で同じ症状見られたんじゃないの?」
会社「技術班いわくそうらしいね。ちょっとソフトウェアの改善頑張ってみるわ。」
と、いうことで。なんか普通に新しいバグを報告した事になりました。
Lenovoの技術部門の皆様におかれましてはこのバグをきちんと直してくださると
安心して激しいゲームが遊べるようになるので……お願いします!!
なお、現在この症状に悩まされている方は次の方法のいずれかで一応発生を抑えられます。
- ペンを使わない
(なお、ペンを使うというのは、接続するまでは関係なく、ペンをホバーさせたり、実際に書いたりすることを指します) - ペンを使ったあと、一度スリープ状態にしてから再度起動
- 設定の「誤タッチ防止アプリ」から、無反応にさせたくないゲームで有効にする
このブログ唯一の為になるポイントですね。拡散希望です。
2 ペン使ってるときタッチ反応しない??
ちょっとペンに関する不具合多くないですか??
見出しのとおりです。iPadだと全然そんなこと無いです。
これ、描いてる最中は完全にタッチを受け付けないだけならパームリジェクションLv.100かな?で済むのですが、
問題はペンを浮かせている(つまりホバー機能)ときも一切タッチを受け付けないこと。
ペンのホバー機能はたしかに面白いですが…
ペンを4cmぐらい浮かせててもホバーで認識され、あらゆるタッチを受け付けなくなるため、
ショートカットのダブルタップが認識されないことがあるのが普通に苦しいです。
これもサポートに問い合わせたのですが…ペンを交換してみて、結果だめだったのでまた報告しないといけないですね。(Lenovoさんまたバグ修正お願いします!)
あ、同じタブレット使ってる人で共有できる情報ございましたらコメントください。僕が助かります。
3 画面でかすぎね?
さて、これは端末は一切悪くないポイントですね。
「横幅に関してはiPad Pro 13' モデルよりもデカい」この端末で、音ゲーをするとはどういうことか。


指が届かない
プロセカでは端っこのレーンに指が届かず、そもそも4鍵さばくのにも「俺今チュウニズムやってんのか?」ってぐらいに手を広げないといけない。
Arcaeaに関しては腕の動く範囲がでかすぎて抜ける。
PhigrosはAndroid版だとiOSと同期できない!
正直これやらかしたって思いましたし、一瞬購入を後悔しました。
――― しかし2週間後。
楽しい。
何なら凝り固まってたポテンシャルが伸びたし体力ついた。



画面がデカいため強制的に腕を動かす力がつき
144fpsで譜面がくっきり見える。
なんと機種を変えてみるだけで実力が伸びるというおもしろ結果になりました。
今でもこの端末で音ゲーするのは楽しいですよ!!
4 液タブの代わりにはならない??
で、でっかいAndroidタブレットってことは、
なんかすればPCと接続できて、
サブモニター、あわよくば液タブ化できるんじゃないかって

ということで、有線でPCと接続でき、サブモニターとして運用は、ちゃんとできます。
が、どうしても50fpsを上回ることはあまりなく、画質を上げるともっとカクカクするためせっかくのディスプレイを活かせません。(タッチ入力には対応してるけどね~)
そして、最も関心のある液タブ化ですが…実はこのソフトでできます!!
付属のペンもクリスタ側の設定をいじってやれば筆圧感知つきでそのまま使えるという衝撃。
(詳しいことは知らないのですが Windows Inkとして入力されてるとかそういう話?)

で、使ってみた結果は……普通に描けます。(なんと)
画面を拡張も複製もどっちもいけるので、拡張を使えば作業スペースがすごく広がるのですが、
どうしても80msぐらいの入力遅延と低いfpsが気になります。
なんか画面細かくてきれいなのにもっさりしたPCで絵を書いている感覚に近いです。
しかもわたしは5年は板タブで絵を描いてきた人間のため
画面を見ながら手の感覚で描くのに慣れてしまいなかなか液タブになじめず…
これはこれでいつか再チャレンジしたいですが、液タブ化はどうしても「体験版」みたいな感じで終わってしまいましたね…
あれ?でも君ゲーム作りたかったんじゃないの?
ええ、そうなんですよ。
というかこのままではこの端末はコンテンツ消費用で終わってしまうんですね。
私がiPadを見捨て泥タブに逃げてきた理由を、そして泥タブの本領を見せる時が来ました。
Unityでスマホゲームは作れるのか
結論から言いましょう。


やり方は超簡単
- UnityにAndroidビルド用のモジュールをインストール
- Unityのパッケージに Android Logcat を導入
- PCとAndroidを接続
- この時、通信のモードを 「ファイル転送」以外 にする
(接続の確認はadbでdevicesコマンドでも打ってください)
(ちなみにファイル転送モードにすると別のソフトが走るのかadbが認識しなくなります) - Build and Run !!
ちょっと頑張るだけで夢の「タッチパネルで操作できる」ゲームを開発する、そのスタートラインに立つことができます。
そしてこれに味を占めた私は…



「「ボタン音ゲー」」の良さを残しつつ、とっつきやすいように開発されたセニレを、
スマホ音ゲーに還元するというド畜生みたいなことをついにやってしまったんですね。
(出典:https://trap.jp/post/2085/)
これを許してくださった非常識先輩(@hijoushiki)には感謝しかありません。
結論
で、結局。
一般の人であればわざわざAndroidタブレットというひねくれた選択肢を選ぶ必要はないに等しいのですが、
ロマンを追い求める人であればこれもまた一興なのかもしれませんね(?)
ということと、この "Lenovo Yoga Tab Plus" というタブレットをここまで実用的にレビューしたのは私が初ではないでしょうか
…さすがにタイトルに商品名入れるか?
というかLenovoさんのYogaシリーズって何ですか?ヨガ?ダルシム?
ああ、ちなみにスマホゲーム作りたいって人はそれが音ゲーでもない限り普通にそこそこ性能のAndroidのスマホを買ったほうがいいと思いますよ。(たぶん)
以上!閉廷!というか文章長すぎ!(文字数計測したら4000字で横転)
その上またこいつ25時投稿してるんだが????
明日の投稿者は @kavos です。