こんにちは。25ワンマンソン9班です。1か月で映像作品を作りました!!今回のブログではその制作過程などについて語っていきたいと思います。
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そもそもワンマンソンとは
ワンマンソンは正式には1-monthonという名前です。1-month hackathonの略称で、つまり一か月のハッカソンというわけです。夏休みの前半一か月を使って何か作品を作る企画です。それはゲームだったりWebアプリだったりします。
今回私たちは映像作品を作ることにしました。元々3DCGやイラストや音楽をやりたい人で構成されていたし、ikawaが動画編集も出来るということで、なり行きでそのまま決定。
役割分担
Ida-ji...3DCG、デザイン、音楽、動画編集 あとリーダーもやってます。
renkon...3DCG
ikawa(イカワ)...3DCG、動画編集
Carroto...音楽
T_shiro(てぃばーしろ)...イラスト
元々Ida-jiは音楽だけの予定だったのですが、思ったよりも3DCGや動画編集の仕事が大変だったのでそっちらへんもやりました。メインというよりかは他のメンバーの補助みたいな人員です。
準備期間
まずみんなで一回集まって自己紹介&どんな作品にするか決めました。今回のワンマンソンのテーマが「てん」と「せん」だったのですが、そことはあんまり関係がなくポストアポカリプス系の物語にしようと決めました。終末世界を一人主人公が歩いていく映像ですね。そこで徐々に記憶を取り戻していき、「点と点が線で繋がる」という展開にしていきます。
そのあと、3DCGとイラストと音楽の3回に分けて打ち合わせを行いました。主に必要な素材の洗い出しとその担当決め、素材の優先度(どの素材を早めに完成させるか)などを決めました。

制作開始~中間発表まで
みんな着々と素材を作っていきます。



3DCGはみんな思い思いの作風で作っていきます。特に雰囲気の統一とかはしてないですね。Blenderで作っていたのですが、Blenderkitという素材を検索してそのまま使えるとかいう神サイトがあり非常に役に立ちました。(Ida-jiとかはほぼそれ)
T_shiroは先に線画を全て終えてから一気に色塗りをするタイプの人だったのでこの期間は線画をずっと描いてました。
音楽の方では、Carrotoがシェルター(映像の一番最初。主人公がシェルターで目覚める)と探索(廃れた街を主人公が歩くシーンの音楽ラフを作り、Ida-jiがコケ(主人公がコケるシーン)と研究所(地上・地下)、残像(培養装置の鎖が崩れ落ち主人公の残像が装置に反射して映し出されるシーン)、現実(主人公の回想が終わり現実に戻った後のシーン)の音楽ラフを作りました。
中間発表日の時点で、3DCGは素材をほぼ作り終え、イラストも線画は大体描き終え、音楽は半分くらい作り終えた状態でした。また、絵コンテも完成させました。(T_shiroとIda-jiが共同作成)

中間発表~製作終了まで
3DCG方面で製作していた人たち(renkon、ikawa、Ida-ji)はカメラワークの作成へと移っていきます。ここが一番しんどかったですね。途中で鎖が落ちるところとかはrenkonが担当しましたが、物理演算の実装が大変でした。8月の終わりぐらいまでには一通り仕上げました。
9月の頭になってT_shiroが20枚ぐらいイラスト素材を投下していきます。ここから動画編集が本格的に動き出します。

動画編集がかなり大変なパートが二つほどあった(主人公がコケるシーンと主人公の回想を映し出すシーン)ので、そこを動画編集の経験があるikawaが担当し、残りは全てIda-jiがやることにします。
3DCGで作った培養装置にイラストの残像を映し出すのはrenkonがやりました。すごい。

音楽は秒数の調整に入ります。動画の尺に合わせて少しずつラフから変化させて提出。それと効果音(風が吹く音や雷の音や足音)も動画に合わせて入れていきます。動画が完成したのは制作終了日の午前3時。

制作終了日の当日11時頃からもさらに改善を重ね、改良版を発表することが無事に出来ました!!

追記:ASRとは"Artificial Serving Robots" (人工給仕ロボット)の略称です。主人公はASR研究所で造られたアンドロイドだったというわけです。そして、廃れた世界で自分を造ってくれた研究者についての記憶が蘇ります。(回想シーン)
感想!!!!!!
Ida-ji
リーダーをやらせていただきましたIda-jiです。今回が初めての映像制作でしたし、それなりに大変だったこともいくつかあります。でもなんとか完成にこぎつけてとても嬉しかったです。元々映像作品に強い関心があり、ずっと前から映像をいつか作ってみたいと思っていました。それが叶って大満足です。どうしても完成させたかったので、メンバーのタスク管理とか絵コンテとかの作成には時間をかけました。やっぱり絵コンテが早い段階で出来上がったのが大きかったですね。絵コンテがあると一気に製作しやすくなります。
いつかもっともっと成長してもっともっとクオリティーのある映像作品を作れたらと思います。日々精進していきたいですね。まずは自分もイラストを描けるようになりたい!!!!!こんかいのワンマンソンでも思ったのですが、映像はイラストがかなり主役ですね。イラストの素材を少しでも増やせるようになりたい!
renkon
3Dの作品作りを担当しましたれんこんです。「圧倒的成長!!!」できたと思います!まずは大満足。ハッカソンは共同制作ということで、進捗は中途半端でもいいからコンスタントに共有することを強く意識しました。その結果、3DCG側のイメージのすり合わせがスムーズになったり、他のメンバーの進捗の促進剤になれたかな(?)と思っています。そして何より、一緒に制作してくれたメンバーには本当に感謝しています。さらに、リーダーのタスク管理と声掛けが神がかっていて、チーム全体をしっかりと引っ張ってくれたのがとても心強かったです。次のハッカソンでは、さらに つよつよ になって帰ってきます!!!ではまた
イカワ
3DCGと動画編集を担当したイカワです。3DCGの制作やストーリー形式の動画を作ったことがなかったりと初めてのことだらけのハッカソンでした。その分多くの知見を得られ、成長できたと思います。一緒に制作をしてくれたメンバーの人たちからは良い影響を受けたので本当に感謝しています。特にIda-jiもrenkonもblender経験ないのに進捗産みすぎ! 例によってハッカソンを経てモチベ爆上がりしてるので、次の制作に繋げていきたいと思います。
てぃばーしろ
イラストを担当しました、てぃばーしろです。
班発表され自己紹介をしているとき、動画班なのに一人しかイラスト担当がいないのかと結構びっくりしたんですが、3DCGできる方が3名いらっしゃいましたね!よかった!!3DCGをがんがん使う動画を創ることになるのも必然ですね。春ハッカソンのボカロMVとは違って、3DCGに合わせてイラストを描くのが新鮮でとても楽しかったです。ただちゃんと大変ではありました。イラストどうやったら浮かないのかい??にずっとなってます。何はともあれ、およそ1カ月という長い期間、メンバーと走り切れてよかったです。リーダーが引っ張ってくれてとても助かりました。
進捗部屋や中間発表行けなかったのに最終発表日にCOMITIA153に行かせてくれたメンバーの皆様にでかでかありがとう!!
Carroto
サウンドを一部担当していたCarrotoです。まずは反省点から。映像と音楽形式の作品をチームで作ってみたいという意欲があったのでモチベーションはとても高かったのですが、1-monthonに参加を決めた時からずっとうっすらあった不安が的中してしまいました。今までの私の制作の状況を考えた時に、絶望的に進みが遅いことと、100以上はあるであろうラフ・原案に対して完成した曲が1つしかないという致命的な問題点があり、それがチーム制作で響いてしまったらいけないというものです。で、響かせてしまいました。イントロ曲はかなり初めの段階で完成していたのですが、回想曲やAメロ(探索)を出すのにとても時間がかかってしまいました。8月までに回想曲を出さないといけなかったんですが、それを過ぎてしまってIda-jiくんに助けを請うたときがありました。そこで彼が出してくれた案から拡げてなんとか完成できたので、彼には感謝してもしきれないです。それにIda-jiくんが神の速度で進捗を産んでて本当に凄かったです。あと普通にめっちゃ迷惑かけてて申し訳ない…(スケジュール管理ちゃんとしようね)
創作あるあるではあると思うんですが、「完成」は自分で決めるもので、「完成」することは絶対にないんですよね。脳内には完璧なイメージがあるばかりにとてももどかしいです。また衝動に身を任せて案を書いたりDTMをいじったりしていると自律神経が死にますし、その原案もメンタルの波で聴こえ方が如何様にも変わるということをちゃんと踏まえないと大変なことになってしまいます。ということで今後は、健康的で持続可能な創作を目指そうと思います。スケジュールをちゃんと立てる、夜はちゃんと寝る、制作の順番を工夫する(音色にこだわり過ぎて、曲の体をなす前から狼狽えることをなくす)…などなど。
私はチームで創作をするということをしたことがなかったこともあり、今回の1-monthonはとても貴重な体験になりました。あと私はグラフィックのことが全くわからないんですが、3DCGができるの素直にとてもすごいと思います。私はBlender講習会で、あこれ無理やとなってそのままになっています。また、発表で作品を流してくれた時に#gps/onairでピアノが良いとの声をそこそこ頂いたのがとてもありがたかったですね。今後はいろんなジャンルで音楽を作っていけたらなあと思っています。サウンドが上手くいったら、3DCGやイラストを学んでいきたいですね。次のハッカソンまでにいっぱい精進してきます。一緒に制作に関わってくれた皆さん本当にありがとうございました!