夏のブログリレー4日目の記事です。
はじめに
23Bの非常識です。
この前、メインPCを自作した記事を出したのですが、実はそれと同時にそこに繋ぐオーディオ環境も一新していました。
オーディオ環境を見直すきっかけは、てるしゃんの「イヤホン・ヘッドホンをPCに直刺しちゃダメな理由」という動画でした。
要は、ヘッドフォンとPCの間にDACなどを挟まないとちゃんとした音は聞こえない、ということです。当時Razerのヘッドセットをモロ直挿しで使っていた私ははっとしました。確かに今まで音に拘ってきたことはありませんでした。しかし、「お前の聞いている音は本物ではない」と言われたらもう気になって仕方がありませんし、デバイス好きの血も騒いできます。
私はなにも音を生業としている訳ではありませんが、活動の一つとして動画制作などをやっているのでちゃんとした音を聞ける環境はメリットになります。それ抜きにしても、単に普段の音楽体験をより良いものにできるのは魅力的です。
そこで、今回はヘッドフォンとDACを新しく購入しました。とはいっても、オーディオにかかるお金は青天井という話も聞いたので、お財布と相談し、予算は4万円としました。
購入したもの
オーディオテクニカ ATH-M50xWH ホワイト
執筆時価格: 20,718円

オーディオ界隈で最近業界標準となっていると噂のオーテクのヘッドフォンです。その良い噂とオーテクなら間違いないだろうという期待により購入に至りました。
自作PCの記事を読んだ人なら分かると思いますが、私のデスクのデバイスは白で統一しています。なので、白いというだけでもう選ぶ理由になります。
このヘッドフォンはモニターヘッドフォンという種類で、DTMや録音、放送などの現場で「正しい音」を聴くためのものです。これは私の動画編集においても助かりますし、あらゆる音をしっかりと鳴らしてくれるでしょう。
audio-technica モニターヘッドホンとリスニングヘッドホンの違い──モニター用は音楽鑑賞に使える?
しかし反面、作り手の音が味付けされずに送られてくるので、一般的なリスニング用のヘッドフォンと比べて素っ気ない音に感じることもあります。特に、私は重低音で評判のRazerのヘッドフォンを愛用していたので、普段使い用として考えるのならば正確な音ではなくドンシャリな音がいいなという思いがありました。
そこで、この問題は同時に購入したDACと合わせることで解決することにしました。
Sound Blaster G8
執筆時価格: 22,800円

USB DACです。DACアンプはLogicoolのG ASTROやYAMAHAのZG02などが有名で、それに比べるとSound Blasterはややマイナー寄りです。しかし、これを選んだのは逆張りではなく、ちゃんとした理由があります。
具体的には私はDACに以下の特徴を求めていました。これを全て満たして尚且つお手頃な値段だったのはこのSound Blaster G8しかありませんでした。
理由1: 専用ソフトでイコライザーをかけられる
まず大事なのが、接続したオーディオデバイスにイコライザーをかけられることです。先ほど、モニターヘッドフォンの音は正確故に素っ気なく感じると言いました。それならば、イコライザーで前もって自分好みに加工した音をモニターヘッドフォンに流せば良いではないか、という発想です。音の正確性が売りのモニターヘッドフォンの尊厳を破壊する感じがして気の毒ですが、これなら脳が震える重低音マシマシの音をモニターヘッドフォンのスペックで聴くことができます。
理由2: イコライザーのオンオフをボタン1つで切り替えられる
このDAC本体には、イコライザーの有効無効を切り替えるボタンがついています。そのため、動画編集や音作りでちょっと正確な音を聞きたいというときに、瞬時にモードを切り替えることができてとても便利です。
理由3: スピーカーとヘッドフォンをボタン1つで切り替えられる
このDACには、前面の3.5mmの他に背面にライン出力も備えていて、そこにスピーカーを繋ぐことができます。そしてその出力の切替を本体にあるボタンですぐに切り替えることができて非常に便利です。
理由4: PCと同時にSwitchやPS5などにも接続できる
背面にはライン出力の他にライン入力もあり、これにSwitchやPS5を接続することで、ケーブルを抜き差しすることなく同じヘッドフォンやスピーカーから音を流せます。もちろん、どっちを流すかはボタンで切り替えられます。
理由5: ゲーム音とチャット音を分離して出力できる
本体背面からは、PCに接続するUSBが2本伸びています。これは、片方がゲーム音などのメイン音声用、もう片方がボイスチャットの音声用となっています。これにより、本体のノブでその音声の比率を簡単に調節することができ、とても便利です。また、Type Cなのでチャット用としてスマホを繋ぐことだってできてしまいます。
理由6: サイズがコンパクト
手のひらサイズなので、キーボードの横などに気軽に置くことができ、手元で簡単に音量や比率、モードを切り替えることができてとても便利です。
使用した感想

初めに、今まで使っていたヘッドフォンをDACを通して使ってみました。すると、明らかに音がクリアになり定位が良くなっていると感じました。すごい。それに比べればPC直挿しの音はカスや。
次に、今回買った2つを合わせて音楽を聴いてみるともうなんだこれは。明らかに今まで聞こえていなかった音が聞こえます。脳を直接震わすような重低音はとても心地良く、今までとの差に涙が出るほど感動しました。クリーパーの爆発音ですら、戦車の砲撃音のような生存本能を刺激する大迫真な音になって恐怖を感じます。
やはり、オーディオにはある程度お金をかけた方がQOLが爆上がりしますね。音に金かけてない奴、マジで危機感持ったほうが良い。
とはいえオーディオ沼は底無しなので、程良いところで妥協しましょう。
明日の投稿者は@haruka1012さんです。