これは新歓ブログリレー2025 40日目の記事です。
はじめに
新入生のみなさん、こんにちは!
23BのvPhosと申します。
いつも曲を作ったり作らなかったりしてます。
新歓コンピって知ってますか?
みなさんの入学を祝して、コンピレーション・アルバムを無料で配信しています!
このブログにあるリンクからダウンロードできます!ぜひ聞いて下さい!

聞きましたでしょうか?
どの曲もとても良かったですね!
私は個人的に「logica - Light Again (nosaerc Extend Remix)」がお気に入りです。
新歓コンピの自分以外の曲のいいところをひたすら語るブログを書きたい気持ちを抑えて、自分の曲についての解説をします。
全体について
今回は主にDropとよばれるいわゆるサビの部分を解説していきます。
抜き出すとここです:
自分の中ではそれなりに気に入っています。
今回は
- Drum
- Bass
- Lead(&Chord)
- その他
にわけて話していこうと思います。
Drumについて
下の動画がわかりやすいので、それをご覧ください。
動画で見てわかる通り、今回のDrumは
- Kick
- Snare
- Open Hihat
- Ride
- Clap
- Percussion Loop 1つめ
- Percussion Loop 2つめ
と7つの音を重ねています。
5~7番は無くてもいいのですがあったほうがDrumだけで聞いても楽しくなれるような感じがして重ねています。
音は無難にUKHC系のものを使っています。KSHMRなどの総合音源系を除けば、サンプルパックは作りたいジャンルを作ってる人がリリースしてるものの方が使える音が多くていいと思います。
Bass
一応解説しますが、正直今回の曲のBassは輪郭がかなりぼやけていて、それでいて芯もなく、良くないものだと猛省しています……。反面教師的に説明していきます。
動画を見てもらえばわかる通り、今回のBassは3種類の音を重ねています。
- Sub Bass
- 広がった音
- 重心高めのぼやけた音
というわけですね。
Sub Bassは100Hz以下の低音ですから、環境次第では聞き取れないかと思います。ただ、良い音響で聞いたときにこの音がないと迫力が出ないので、絶対にあった方がいいです。(特にクラブミュージックでは必須。)
広がった音は無くていいとは言いませんが、今回は明らかに目立ちしすぎですね。こういう音はあくまで補助としてあるべきだと思います。
重心高めのぼやけた音に関しては明らかに何の役割も果たしていないと思います。この時の私は何を思ってこれを良しとしたんだ……?と思います。まあ何を隠そう、この曲は私のスケジュールの関係から実働3日で作られたので、色んなところにガバがあります。実際のところダラダラ進めた時とクオリティの差が大きくあるわけでもないので、私の実力がこのレベルという話もありますが……。
敗因としてはSub Bass以外の音がどちらも芯がなく重心が高め音だったことです。中心に重心をずっしり据えた音にしておけば多少マシになったのでしょうか……?
というわけでマシにしたのがこちらになります。
きっとマシになってる……はず!
こういうのはどうしてもあとから聞くと直したいところが無数に出てくるものなので、ある程度は割り切って新しい曲を進めた方がいいですよ。
Lead(&Chord)
例によって例のごとく動画にしました。
Lead(メロディーを奏でてるやつ)は今回3種類の音を重ねています。それぞれ
- Detuneが(比較的)強いSuperSaw
- 歪んだ芯のある音
- あまりDetuneの強くないSaw波とSquare波
です。
これは1で広がりを、2で強い芯を加え、3でそれらを馴染ませました。
それに対して、メロディーと同じリズムで鳴らしたコードを重ねます。
コードに関しても
- Detuneが(比較的)強いSuperSaw
- Detuneのない芯のある音
- ふわふわした空気のような音
と3つの音をレイヤーしました。
そしてそれらを全てまとめてDelayやReverbなどの空間系エフェクトをかけました。
最後にSidechainをかけて、Kickと被らないようにしました。
Sidechainのかけ方はLFO Toolのようなツールでダッキングさせる方法や、Kickの音をトリガーとして音量を小さくさせる方法もありますが、今回は曲中に音が出ないようにしたシンセサイザーの音をトリガーとしたサイドチェインをFruity Limiterによって掛ける方法を採用しました。
詳しくは以下のページを参考にしてください。(FL Studioでのやり方)

その他
その他の音は下のようになっています。Fx系とアルペジオです。
ないと寂しいので入れています。Fx系に関してはサンプルを張り付けるだけなので、結構手抜きではあります。アルペジオはSin波にBit Crusherをかけたのが好きです。
終わりに
いかがでしたか?曲の構造は思っているよりも単純だったと思います!(私の技量的な問題も少なからず単純な理由ではあるのですが)
私の拙い曲による拙い解説ではあったと思いますが、この記事が何か皆さんの役に立てていれば幸いです。
明日のブログリレーは@Cd_48さん,@enari_Kさんです!
何やら@Cd_48さんも新歓コンピ曲の解説をするらしいですよ……?
明日もお楽しみに!