アドベントカレンダー2023 20 日目の記事です.普段から blog を書く人間じゃないので読みにくい文になってるかもです.ゆるして
お前,誰
おひさしぶりです.tax_free です.東工大では情報理工学院の数理・計算科学系に所属しています.traP では何にも属していません.
前回,記事を書いたのはフレンチトーストのときでした.最近はめっきり自炊をしなくなってしまいました.悲しい.
今日はフレンチトーストの話ではなくて,真面目な B2D に関する記事を書こうと思っています.
B2D とは
「早く研究を始めたい!」という学生の皆さんの声を受け、2019年度から「B2Dスキーム(B2D特別選抜)」を開始しました。
これまでは学士課程4年次の「学士特定課題研究」(以下「学士特課研」)で研究を開始* していましたが、B2Dスキームに選ばれた学生(B2D学生)は、学士課程2年次から研究を開始できます。
(* 早期卒業予定の学生は学士課程3年次後学期から学士特定課題研究で研究開始することもできます。)
(公式ページより引用)
ざっくり言うと,普通は 4 年生から研究室に所属して研究を始めていたけど,2 年生からできるよ,というやつです.そして,重要なのは
【お知らせ】2023年4月より、情報理工学院 数理・計算科学系が参加し、学生の募集を開始します。
(公式ページより引用)
です.そんなわけで,数理・計算科学系にも B2D がやって来ました.
メリット
一般に B2D のメリットは以下だと思っています.
- 早めに研究室に配属できる
- 留学の支援が貰える
正直 1 つ目のメリットは理論系の分野だと弱いですが,ないよりはあった方がいいのでメリットとして書きました.生命系とかだと早期に研究室に配属して実験をできるのは非常に大きなメリットだと思います.あと,研究室に所属する時期が早くなることも嬉しいですが,一般の研究室配属とは別のルートで配属することができることも大きいです(これも数理・計算科学系は成績が陽に要求されないのでメリットが小さいけど...).例えば,GPA によって配属が決定される系では,先に配属できることは非常に大きなアドバンテージになります.おそらく B2D の人が 1 年程度早く所属するので同学年の中で最も自由度の高い選択ができると思います.
そして,2 つ目のメリットは留学を考えている人にとっては大体嬉しいと思います(額は小さいですが...).
審査フロー
B2D は応募すれば誰でも参加できるわけではなく,何かしらの審査・選抜があります.まず,公式ページによると応募資格は下のようになっています.
- 研究への熱意がある
- 博士後期課程への進学の意欲がある
- 所属する系が B2D スキームに参加している
- 1 年次終了時での GPA は,原則 3.30 以上が望ましい
- 2023 年度に学士課程 2 年次相当学生であり,かつ過年度生や編入生ではない
この中で一番厳しいのは,というよりも一番どうにもならないのは GPA 3.30 以上ですね.GPA 3.0 でも私にとっては高級品なのに,ましてや 3.30 なんて...
ですが,出すのはタダです.とりあえず出してみましょう.これらの条件を基にして一次審査に通ると,次はより自分が研究したいことや目標に関する内容を審査する第二審査にかけられます.数理・計算科学系の場合は,複数の先生方の前で研究計画についてプレゼンし,それによって合否が決まる仕組みでした.
第二段階に通れば,あとは系ごとの B2D スキームが始まります.
その後は
前に書いたように B2D スキームに通った後は系ごとによってカリキュラムが異なります.私が所属している数理・計算科学系の場合は,初年度ということもあって 3 年生の研プロに混じってラボローテ的なことをしています.その後,つまり 4Q の最後に所属する研究室を選んで,春休みからその研究室で研究を始めるといった感じになると思っています.
最後に
私みたいなカス成績でも通ることがあるので,とりあえず出してみましょう.application の相談だったり,気になることがあれば遠慮なく Twitter か traQ でご連絡ください~
明日の Advent Calendar は 21 日目で vPhos さんです!