この記事は新歓ブログリレー2022の8日目の記事です。
新入生のみなさんご入学おめでとうございます。
入学・入部前のこのシーズン、時間を持て余す方も多いのではないでしょうか?
今回はそうした「なんかしたいけどなんもわからん」「暇で暇で仕方がない」といった方向けに、今の期間にやったほうがいいことや、これから日々を過ごす中で初めに意識したほうがよいことなどを、traP部員から募集してみました。
学業、生活から技術的なことまで幅広く意見を集めたので是非読んでいってもらえると嬉しいです。
授業・学業関連
友達をつくろう
・ユニットは大事にしろ
・同じ系に進みそうな人とは仲良くしておくといいです(系内ぼっち)
・1人でテスト勉強は精神的にきついので、同じ授業受けてる人の繋がりをつくろう
どちらかというと入部後の立ち回りではあるのですが、やはり持つべきものは友達です。ユニットやサークルの繋がりを大切にしていきましょう。東工大では授業や履修関連が死ぬほどややこしいので相談できる存在を身近につくることは大切です。
数学の勉強
・数学はやるだけやっときと思った 数学あまり得意じゃない方は東京出版はやめたほうがいい やるとしたら線形かな、よびのりみるとか
・線形代数と微積分の勉強を少ししておくと、必修4単位で高得点が確保できるのでアド。必修は計算に重きが置かれがちなので、計算だけでもできるようにしておくことがテストの点につながる。 これだけ!線形代数は取っ付きやすく、すぐ終わらせられるのでよかった(論理面の解説に重きを置きたい人には向かない) 微積はマセマがいいらしい。
数学は1年通じて必修科目であることもあり、勉強することの意義は非常に大きいと言えます。筆者も大学数学よわよわマンであり、友人関係を駆使してなんとか1年を乗り切りました。
英語の勉強
・どんどん英語を忘れてしまうので忘れる前に点数取った方がいい気がした
・英語だけやっとけ(一敗) TOEFLで最低限点とっておくと救われるかもしれない
・英語の授業の時間は得意な人にとっては虚無だし課題はあるし点数は来ないのでおいしくない.大変だけどTOEICによる認定を目指して勉強をしておいたほうが良いと思う.
・DeepLで授業である程度の人権が得られるが、ほんとに自分のためにならない
英語は本当にできたほうがいいです(これはガチ)。特にtraPへの入部を検討するエンジニア志望の皆さんは英語テキスト読めないと話にならない部分があるので気を付けましょう。
電子データの扱いに慣れる
・PDFをいじるツールを決める。オンラインだと(そうでなくても)講義資料で大量にPDFが配布されるので。自分はDrawBoard PDFを使っていて、課題提出にも使えます
・iPadとかパソコンでもいいので、電子的にノートをとる準備 (1Qの講義とか受けてて、紙のノートに不満を持ったときに(講義の種類が多くてノートが増えすぎたりして、どこに何を書いてたかわからなくなるとか)すんなり電子化に移行できるように)
東工大ではかなり授業の電子化が進んでおり、テストのときくらいしかシャーペンをらないということもままあります。レポートの際にTeXで書いて出せるようになるとめちゃカッコいいので是非頑張ってください。
勉強法
・締め切り直前までレポート書けない症候群の直し方として、毎日「〇時から×時以外は作業不可」みたいにしておくと毎日緊張感をもって作業が進められる 単純に「〇時から×時に作業する」だと結局だらける(時間外に追加で作業すればええやろってなるので)
・自分が進みたい系についてぼんやりで良いのでイメージを固めておく モチベーションになる.なんなら行きたい研究室・やりたい研究分野が固まっているとなおよいかもしれない
・過去問はあるなら見よう。
過去問については、必修授業であれば大体誰かが持ってますが、傾向を過信せずきちんとテスト期間に勉強したほうが当たり前ですが点数がとれます。
その他いろいろ
・なし、ワクワクしといたらいい
なるようになるのは割とガチだったりします。
・(犯罪以外の)やらかしたときに迅速な各部署への謝罪は身を助く。
一番大事かもしれません。人生とかいうゲームにおける人権スキル。GameWithでもSランクだった。
・焦る必要はないので,学業に困らないようにシステムの把握さえしておけばおおむね問題はない.
系所属やら研究室所属のためにちらっとでもいいので確認しときましょう。
生活関連
周囲の地理を把握する
・最低でも,新居周辺のスーパーとコインランドリーと病院と緊急避難場所を把握する.いつお世話になるかわからないので
・スーパー、銀行、駅、銭湯などの場所の確認。緊急で必要になったとき事前に調べてないと迷います (サンプル1)。
・引越し直後体調を崩しがちなので病院の把握と薬用意しておくこと
実家暮らしの恩恵は1人暮らしを始めてからこそわかるものです。困ったときに対応してくれる親はもういません。すぐに対応できるよう事前の準備を怠らないようにしましょう。
ご飯
・自炊をする場合,大量に作りおけるおかず+ごはんで無限に生きていけるので栄養面の管理をしよう
・簡単なご飯作れるようになっとくと楽
・レトルトは買い込もう
・デリバリーアプリの初回無料クーポンを活用するといいものが食える。引っ越し祝いに寿司を食べろ。
・野菜は大事なのに高い+足が早い。売ってるサラダとか野菜ジュースとかを活用しよう。
食事は体の資本。食いたいもんばっか食ってると速やかに体が終わりを迎えます。なるべく頑張るくらいの意識でいいので頑張ってみましょう。
生活習慣
・入学後2週間から1ヶ月で体調を崩す人が多いので(1敗),入学前は生活リズムを整えて,実家の飯を食いましょう.
・生活習慣壊さずに、ルーティンで生活できるようにしておくと進捗うみやすいよ(自分は朝5〜6時起き、夜24〜25時寝を固定してる)
・早寝早起きしろ 睡眠時間を削るなら後ろから削れ 夜更かししても何も良いことがない
・よく寝る。
規則正しい生活はわかっちゃいるのにできないので、かなりの意識が必要です。特に夜更かしなんてのはこれから先どんどんキツくなり、「老い」を実感しマジで悲しくなります。traPでは限界生活習慣が横行しており、一度その生活リズムに合わせると戻ってこれなくなります。薬物と一緒ですね!
ヤツへの対策
・ゴミ捨てれるようにすること
・ゴミをちゃんと捨てよう。虫が……
・一人暮らしなら殺虫剤買っておかないと奴が出た時に詰む可能性があります。
・ゴミを捨てろ
ゴミを捨てろ。
スケジュール管理
・手帳を買いましょう.スケジュール管理が爆発するので.スマホで管理できる人はそれでも良いけど,僕はできませんでした.
・スケジュール管理方法を決める:スケジュール帳、スマホのカレンダーなど。バイトやサークル、大学の勉強など忙しいです
スケジュール管理はできる大人への第一歩です。特に新歓イベントが多いこの時期はそういった練習にうってつけの期間です。
その他いろいろ
・春休みは高校&中学友達と遊ぶことを中心に大学の子と少し会ったりするのもあり
大学生活が始まると、それまでの友人と疎遠になりがちなので今いっぱい遊ぶのは重要です。
・マイナンバーカードを発行する.嫌ならパスポート.身分証明ができないと色々詰むので.
運転免許証を取る予定があるならばそれでいいとは思います。保険証で済まなかったりする場面もあるの意味わからん。
・給湯器が壊れていないか、古くなっていないか確認する。今苦しんでいます。
・常備薬は多めに用意しておくこと.引っ越したてで薬切らすと面倒くさいので.地元にいる間にかかりつけ医を巡回しておくと良い.
・梅雨の時期の除湿機、台所の食洗機、冬場の布団乾燥機、電気マット、湯たんぽ、加湿器などなくても直接生死に関わらないけどあるとQoLがぶち上がりするものはお部屋の広さと相談してできるだけ揃えておいたほうがいいです。
・酒は飲むな 特殊な場合を除いて入学してもまだ未成年.飲み会は酒を飲まずとも楽しいのでしかるべきときが来るのを待とう.
経験に基づいたアドバイスが一番説得力がありますね。普通に自分も参考になります。
traP部員としてのアドバイス
グラフィックっぽいこと
・描こう。完成させる人が偉い
これは全部に共通しますが、創作物を「完成」までもっていくのは難しく、どんなに拙くても完成させたほうが100倍偉いしすごいです。
・楽しんで絵を描けるようになること、推しを見つける、iPadか液タブ買う とりあえず完成させてもろて
・好きなキャラを描け マジで落書きでもいい 自分しか分からんような絵でも良い 楽しいぞ
好きこそものの上手なれとはよくいったもので、長続きすることに必要なファクターとなります。楽しんでいきましょう。
アルゴリズムっぽいこと
・暇ならAtCoderをやろう!AtCoder Problemsとかで過去のコンテスト問題が見れるので活用するとgood!
・何か一つプログラミング言語を選んで勉強してみる。自分は大学入る前にpaizaラーニングでPythonを勉強しました。
・AtCoderのチュートリアルをやるなどするとよいかもしれない. 基本文法を高速に書くことができるなら問題がない. いきなりプログラムを書かずまずはどんな問題なのかを考える癖をつけるとよいかもしれない.
・ABCの自力で解けるやつ片っ端から埋めろ それだけで基礎体力が付く
・AtCoderの初心者向けコンテンツを埋める - APG4b - 典型90問(のうち、難易度の低いもの) - Boot Camp 茶色~緑くらいまで行くとアルゴ以外の班でも後々強い
APG4bなどは単純にプログラミングそれ自体の入門としても優れているので、なにかやってみたい人はここから始めてみましょう。
サウンドっぽいこと
・CDは実家を出る前に全部リッピングして,ハードディスクとかに移しておくべき.リファレンスは多いほうが良いので.
・初心者はプラグインやDAWを買うべきではない.きっとお金を無駄にするので.traP来ればより良い選び方がわかるぞ.経験者は好きにしてください. お金を貯める算段だけは立てておくべき.本腰入れてやるなら課金は避けられないので.
・Sleepfreaksの音源関係の記事、動画は見るべきでない。DAWの使い方を学ぶ程度にしておこう。ろくでもない音源がたくさん紹介されているぞ。
何かを始めるにあたって、DTMは一番お金をむしり取られやすい印象があります。traPには気軽に相談できる先輩がたくさん在籍しているので安心してください。
・適当なキーボード1台あるだけでちょっと思いついたメロディとか和音とか試せていいぞ
音楽理論というものは存在しますが、やはり感覚やセンスによるところが大きいこの分野。WIPを気軽に投げられる環境を整えるのは重要です。
ゲームっぽいこと
・好きなだけゲームをしましょう.楽しいので.
・デスクトップパソコンを買ってsteamでゲームを買っていろいろなゲームをしよう
・たくさんゲームをするとよいと思う.そのとき,楽しいと感じることがあると思うが,どんな面が楽しいのか,何をしていることが楽しいのかを考えると『自分が面白いゲーム』が作れるようになるのだと思う.
・好きなゲームを「なんでこれこんな楽しいんだろなあ」ってずっと考え続けてると原動力になる あとたまにクソゲー遊ぶと「は?俺の方がもっと良いの作れるわボケ」ってなってこれも原動力になる ちなみに遊んだゲームの本数とかに括りだすと病むのでやめた方がいい
ゲーム制作にあたってアイデアは一番重要です。過言かも。でも「自分は今面白いものをつくっている」という意識がないと完成までのモチベが続かないのでやっぱりアイデアを練るのは重要です。
・競技プログラミングとか、その他どんなものでもいいので、純粋なプログラミングを触っておくといいかもしれない。
実装力が上がると単純にやれることが爆広がりなので、アイデアという観点でも新たなものを得られるでしょう。
・ゲームエンジン自作したい症候群になると永遠にゲーム作れなくなるので気を付けた方が良い いっぺん下のレイヤー学ぶと既存のゲームエンジンに対して「まあ俺が作ってもこれと同じものが出来るな…」になるので、ワクチンとして低レイヤーの勉強はおすすめ
僕はまだこのワクチン打ってないのでそのうち打ちます。
CTFっぽいこと
・SteamのTuringCompleteってゲームがおすすめ。論理回路シミュレーターで最初はAND, OR回路から始まり、徐々に足し算の回路と大きな回路を作って最終的にはプログラムが動くCPUを作るゲーム。
・ある程度プログラミングできるなら、低レイヤを知りたい人のためのCコンパイラ作成入門がおすすめ。プログラミング言語を作りつつ、低レイヤー全体の仕組みを知ることができる。
・Twitterでパソコンに強そうな人をフォローする。
・本気でCTFやりたいって言うならまずはCpawCTFがおすすめ。日本人が運営しているので当然日本語で書かれているし、難易度幅が広いので楽しくできると思う。
CTFを始めるときは、環境構築の難しさや資料の少なさから誰かと一緒にやらないと詰む可能性が高いので、まずは低レイヤーからやってみることが肝要です。
SysAdっぽいこと
・英語の勉強をする:ドキュメントとか英語で書かれてることが多いので... あとHTMLは軽く勉強しておくとよい気がします。最悪メモ帳とブラウザがあれば環境構築なしでもできるし
Web関連は特に技術開発の速度がめざましいので、常に最新の情報を取り入れるにも必須のスキルであると言えます。HTMLは環境構築がほぼないくせに見た目のわかりやすい成果物がすぐできるので初心者向けです。
・面白そうなサイト片っ端から開発者ツールで見てください
・TwitterBOTとか作るとか
インプットを増やすことやとりあえず手を動かすことは圧倒的成長への近道です。
その他
・1年間でやりたいことを決める:積極的に何かをしないとぼーっとしたまま1年間が終わります
これはガチ。後悔しかのこっとらん。
・入部関係ないけど、たまたま地元に生きたい大学がないから東京に来ただけの人なので、そういう考えの地方出身者は「東京で金を出しても食えない」または「東京で食うには大金を払わないといけない」ものが意外とあると思うのでそれを探してたらふく食うといいと思います。 私はホームシックの気が飯から来ました。 あと割と萎えることが多くなる(?)のでなんか適当に気を紛らわせる(=リフレッシュできる)手段を持っておくといいと思います。
家族という支えはきっと想像以上に大きい存在なので、一人に耐えうることができるようになることはものすごく大切です。
・春休みはたくさん遊びましょう
・いっぱい遊んでもろて
割と大学生活は忙しいので今のうちに消化できるコンテンツは消化できると◎。
さいごに
様々なやったほうがいいこと・意識したほうがいいことを紹介してきましたが、そんなにこれから先に心配しすぎることはないはずです。ここに書いてあることを自分は半分もできていません。
大きな失敗をしたとしても結構なるようになります。案外どーんと構えてるくらいがちょうどいいのかもしれません。
楽しい大学生活を送れるよう応援してます。あと入部もぜひ。
質問・感想のコメントお待ちしております。
明日は@toruthiさんです。