この記事は、12/5~12/12にかけて行われた2021年度冬ハッカソンの参加記事です。
チーム紹介
メンバー
チーム名
全員が某系に所属していることから当然
"JC(清純派)"
になりました。
企画
今回、メンバーにモデラーが二人おり、またpixiv様の御厚意により、VRoidSDKを使わせて頂けるとのことだったので、真っ先に3Dゲームを作るということが決まりました。
また、テーマの「Draw」に合わせて、線を引くといったことをゲームに組み込むこともすぐに決まりました。
つくったもの
今回のハッカソンでは、「Hurry Berry Carry」という3Dオンライン対戦ゲームを作成しました。
ゲームルール
このゲームは、相手より早くインクを溜めることを目標に、3体のキャラクターを操作して、インクの元となる3種類のきのみを集めるゲームです。
オブジェクト紹介
ゲーム中には
- キャラクター(VRoidSDKを利用し、VRoidHubから好きなキャラクターを持ってくることができます。)
- きのみ
- ミキサー
- ノード
などが登場します。
システム
プレイヤーはキャラクターを画面左下に存在するMove、Jump、Pipeという3つのコマンド選択し、ステージ上で線を引くことによって操作します。自陣のミキサーと木を線で結ぶことによって、きのみを回収します。
Pipe
- ミキサーから木まで線を描くと収穫を開始します。
- パイプとパイクをつなぐ中継地点(ノード)からもパイプを引くことができます。
- なお、一つの木から回収することのできるきのみには数があったり、他のパイプや障害物を跨いで線を描くことはできなかったりします。
Move
- 描いた線に沿ってキャラクターが動きます。
- 相手のノードにキャラクターが触れると、ノードを壊すことが可能であり、きのみの回収を邪魔することができます。
Jump
- 描いた線に沿ってキャラクターがジャンプできます。
- ジャンプをすることによって、パイプを飛び越えます。
視点操作
- WASDで上下左右の移動ができます。
- マウスホイールで映す範囲の拡大縮小が可能です。
相手に勝利すると自分のキャラクターが最後に登場します。
実際に操作してみないとイメージはつかみにくいと思いますが、今回は配布することができないため、ぜひ動画を見てみてください。
発表
当日の発表では、ハッカソン系Vtuberのハッカソンちゃんがプレゼンを行いました。スパチャがたくさん流れてきて盛り上がりました。
ハッカソンちゃんとは、ハッカソン中に生まれたキャラクター。語尾は「はかそ~」。時々語尾を忘れちゃうお茶目な女の子。
ハッカソンちゃんのダウンロードはこちら
感想
N
主にPhotonを用いたネットワーク部分とVRoidSDKの組み込みを担当しました.マルチプレイ用のVRoidSDKと通信用のミドルウェアとしてPhotonを使用し,VRoidアバターの同期を実装することができました.アニメーションの同期がやや不安定ですが,方針を立ててから実装まで割とスムーズにできたのでよかったです.もう少し時間があればVRoidアバターが自分のいいねしたもの中からランダムに選ばれるのではなく,サムネイルなどを表示してそこから選ぶというのも実装してみたかったです.誰かがVRoidHubにあげたモデルがゲーム内で動くというのは想像以上に面白く,開発中も楽しむことができました.またVRoidSDKが広まるようにブログ等で今回の知見を残していきたいと思います.一週間おつかれさまでした.
Renard
私はプログラムを担当しました。楽しんでハッカソンを終えることが出来て満足でしたが、ゲームとしては幾つか課題が残ってしまったなと思いました。私個人の失敗ですが、開発初期に見積もりが甘く雑なコードを書いてしまい、後半につれて仕様が固まっていく段階で既に保守性、拡張性がゼロのスパゲッティコード+バグが出来上がってしまったので、次回はもっと強くなってその点を改善しよう、と自戒しました。一緒に開発をして下さったチームの皆さんには感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。ハッカソンお疲れさまでした!
Z
主にデザインを担当しました。ついでに発表も担当したはかそ~。HurryCarryBerryというタイトルは三単語が後方一致しているのでテイストの違うものを三つ合わせました。Berryの肩に乗ったberryと色みがお気に入りです。
isak
3Dモデルを担当しました.Unityを使った共同開発で正直不安でしたが,他のプロジェクトでの経験をうまく生かして,スムーズに作成したモデルの共有ができてほっとしています.作ったモデルもしっかり果物に見えて,素早くクオリティの高いモデルを作ることができるようになったなと,成長を実感できた1週間でした.自分はモデルを作っていただけなので,プログラム担当の皆さんには頭が上がりません.お疲れ様でした!
Asumar
今回はモデラーが二人いたということもあり、ハッカソン恒例のモデリング終わらない地獄にならずに済んだため、エフェクト等の他のクオリティアップに時間を使うことができたので良かったです。シェーダーを自作するところまでできたのは、前回、前々回からの成長を感じました。一方で、プログラムがきつそうな時に手を差し伸べることができなかったのは、申し訳なくなりました。これからも精進したいと思います。おつハカソ~!!