この記事は、12/5~12/12にかけて行われた2021年度冬ハッカソンの参加記事です。
何作ったん
我々のチームは今回のハッカソンで「OneTurnKill」というカードゲームを作りました。カードをうまく組み合わせてより多くのダメージを出して敵を倒すゲームです。このゲームの特徴として、カードを使用するためのコストを今回のテーマ「Draw」から"同じ数だけ山札のカードを引く"ことにしました。
カード左上の緑の数字がコスト、赤が攻撃力です。
上手くデッキを回して敵を1ターン以内に倒しましょう。
敵の種類は4種類、カードは14種類と豊富な品揃え。
ダウンロードリンク
下からダウンロードできます。(windows版のみ)
https://drive.google.com/file/d/1GapQmBrxDiP5HLve0OlekTD7o1bCWTSp/view?usp=sharing
メンバーと担当
チーム名の由来はたまたま全員が弊学の電気電子系所属だったためその略称「電電」になりました。
onkyi(グラフィック・ゲームデザイン)
komichi(プログラミング・グラフィック)
tenya(サウンド(BGM・SE)・ゲームデザイン)
各感想
onkyi
グラフィックとゲームデザインを担当しました。
制作前にメンバーとやるからには最優秀賞を取れる作品を作ろう、という話をしていたのでこのゲームで最優秀賞がとれた時、本当に嬉しかったです。ハッカソン開始前にかなりの時間を取ってゲームの内容についてメンバーと詰めることができたのが良かったと個人的には思っています。
はじめカードゲームを作ろうという話になったとき、見た目や演出までこだわれないと評価されないのではないかという心配が大きく、本当に勝てんのか?という気持ちでした。やはり自分がグラフィックを担当している以上、見た目を左右するのは自分であるという気持ちもありUIは丁寧に作ろうと思っていました。あまりUIを作ったことはないのですが、結構いい出来になったんじゃないかなと自分では思っています。
本来自分の仕事はUIとタイトル画面(イラストとロゴ)だけの予定だったのですが、途中で思った以上に開発が速く進み、カードの追加や、「やっぱクオリティを出すならカードのイラストも自分たちで描くべきでしょ」という話になり結構仕事が増えました。しんどかったです。ですが、その分いい出来になったし、思い入れの強いゲームになったなぁと思っています。
ここまで今回のハッカソンに力を入れることができたのにはメンバーとの作業が楽しかったからというのもあります(話していてかなり口が悪くなりましたが)。一緒に参加してくれたメンバーの二人には本当に感謝しています。ありがとうございました。
komichi
今回プログラミング全部と一部イラスト担当しました。
制作前はどのくらいの速度で実装できるか未知でしたが、二日目にゲームの基礎部分が完成し、一応遊べる状態までできたので余裕を持った開発をできました。
時間があることで当初の予定になかったカード追加やUXのこだわり、カードイラストを描く等のクオリティアップができました。(最初はカードイラストはいらすとやにする予定でした。)
実績機能の実装しているハッカソンのゲームなんてうちだけじゃないでしょうか。
けっこうオタク向けゲームでしたが最優秀賞取れて良かった~になりました。
いつも一人チームで参加していますが、素材面や仕様面でかなり楽だったので今後も機会があれば複数人でしたいね。
tenya
ゲームデザインとサウンド担当です。音ゲーっぽい曲流れたらカッコいいべ笑と言われたので戦闘BGMはそんな感じに作りました。実は誰にもバレてないし内輪ネタっぽいんですが、traPの過去プロジェクトのオマージュモチーフを行っており、FlythmというゲームのImmortal Flowerのメロディをこっそり仕込んでいます(カードイラストもこれのジャケットと似たヤツがありますね)。デッキ編集・ボス選択画面BGMは時間なくて特に何も仕込んでないんですが、1個没にして書き直すぐらい苦戦しました。自分のやっているDCGの曲のイメージが脳裏に浮かんでかなりそっちに引っ張られたのもあるかもしれません。効果音はフリー素材を使ったんですが、多少リバーブかけて曲と一緒に流したときになじみよくしたり、でもあんまり大きくすると単体で鳴らしたときキモいからな~みたいなことを考えて多少手を加えました。もっと引き出しが広けりゃな~~と他の班のBGMやSEを聞くと思ったので、もっと広げたいと思いました:banana_1:
当初色々なゲームの案があり、シミュレーションゲームとか、メイドインワリオに類するミニゲームとか、ポケモンレンジャーとオムライスに文字を書くアレを融合させた謎とか色々なアイデアを出していてそのうちの一つがカードゲームでした。他のゲームの案も魅力的だったんですが、オタクすぎるので、やっぱカードゲーム作りてぇだろ❕wっつってカードゲームにしました。カードゲームを作る点で大きな懸念として、カードゲームの仕様とか面白さとかいったところを詰めきれるかどうかというところがあったんですが、他のカードゲームの紙を使って代用してみることで、攻撃力や効果の調整が手軽にできて、どういう効果を実装すれば面白いのかをすぐに試すことができました。OneTurnKillが成功したのはこういった事前の準備と、Komichiさんの†実装力†によるところが大きいので、実装力に自信がありハッカソン開始前にある程度時間がある場合は、カードゲームを題材にすると最強になれるらしいです。知らんけど