こんにちは。
新歓ブログリレーもそろそろ折り返しですが、実は今回で2020ブログリレー3本目の記事でありますところの、リキッドです。
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traPに興味あるなしに関わらず、有用な記事ばかり書いているのでぜひお読みください。もうすでに画面に穴が空くほど読んでいただいたことと存じておりますが。
今回は別にお役立ち記事じゃないです。個人的な記録なので別に読んでいただく必要ないです。回れ右。
じゃあなんで書いたのかって?
うるせえ。
おしながき
2019年度のマイ・ベストアルバム5選はこちら。
- Detached from All Objects / Felix Kubin & Pia Burnette (独, 2007)
- It's Immaterial / Black Marble (米, 2016)
- Debussy:Suite Bergamasque.Pr.C / Monique Haas (仏, 1995)
- F70 "エフセブンオー" / K.Masera (日, 2019)
- С крыш наших домов / Молчат Дома (ベラルーシ, 2017)
Detached from All Objects / Felix Kubin & Pia Burnette (2007)
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先日の『平沢進+会人 会然TREK2k20▲03』で、客入りBGMに使われていたアルバムです。
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しばらく情報が上がってこなかったのですが、Twitterの有志が探してくださったみたいです。感謝。
Felix Kubinの老成された金属的エレクトロニック・サウンドと、表情豊かなPia Burnetteのボーカルとのコラボレーション。緊張感を煽るような曲が顔を揃える中でも、tr1「Boats in the Bedroom」やtr6「Antitank」は非常にノリがよく、開演前から演者を食ってしまうほどに心惹かれました。
言われてみれば核P-MODEL『Gipnoza』や『回=回』なんかは、Felix Kubinらしさがしなくもない?ノイズの効果的な使い方が満載になっており、DTMerとしても勉強になる1枚でした。
購入はこちら
It's Immaterial / Black Marble (2016)
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どストレートなニューウェーブです。一体いつのアルバムだろうと思ったら2016年でびっくらこきました。
tr1「Interdiction」はノイズミュージック的なナニガシかを感じさせますが、tr2以降はホントに素直なニューウェーブ。ベースラインが80年代クサさ満点で、濁ったようなボーカルが乙です。さながら「ひとりNEW ORDER」、どこをどう切り取ってもどストレート。コレを今やってみせる度胸に乾杯!
更に言うと2019年の最新アルバム『Bigger Than Life』も、全くブレない方針でした。tr2「One Eye Open」は必聴です。
販売サイトはこちら
Debussy:Suite Bergamasque.Pr.C / Monique Haas (1995)
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ドビュッシーのピアノ名曲集です。演奏はモニク・アース。
私は全くピアノが弾けないのですが、なぜか『ベルガマスク組曲』の「パスピエ」と、『子供の領分』の「雪は踊っている」の演奏に強いこだわりがあり、このCDのバージョンがもっともしっくり来たと感じました。
レビューを見ると、「教科書的」という言葉が結構見受けられ、この点を良しとするか、悪しとするかで評価が別れているようです。ここでいう「教科書的」の意味がよく分からないのでアレですが、そういう弾き方を好むのでしょう、私は(倒置)。
録音は1970年代とのことですが、古臭さを感じさせないクリアな音質でした。
購入はこちら
F70 "エフセブンオー" / K.Masera (2019)
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邪悪なテクノ。M3-2019秋で売り子をしていたとき、休憩がてらぶらついたテクノ島で目に飛び込んできたキャッチコピーがコレ。
ー魂の開放へ、全てを音に委ねて下さいー
自我の根源、阿頼耶識への到達を可能にする唯一の音楽、それがテクノ。
これはヤバい。音楽以前のヤバさを演出している。
半ばアタリを確信しつつ、一応試聴して、旧譜『Q.』と一緒に購入。音は太くてある意味古めかしいのに、アレンジは非常に現代的で、ノリの良いミニマルテクノといった風体です。
特設サイトはこちら
С крыш наших домов / Молчат Дома (2017)
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バンド名は英語だと「Be Silent at Home」、アルバム名は「From the Roofs of Our Houses」となるらしい。お家で静かにしています...?
旧ソ連。ベラルーシ生まれのガチ共産テクノ。これまたいつのアルバムだってくらい古臭いサウンド。ブリブリのベースや、アナログ感満載のシンセサイザーが気持ちいい。
最近になって観たアニメ「少女終末旅行」が面白かったので、先輩からサントラやらなんやらをお借りして聴きました。特にOPテーマ「動く、動く」はだいぶロシアっぽいサチり方(?)のシンセを使ってるなぁと思ってたところにコレが来たので、僕の中でロシアっぽいテクノの音はこういうキャラ付けであると定義されました。すごく過剰にアナログ臭いと言うか、バリバリに割れるギリギリまでサチらせるというか、軍用真空管を通したような...?
絶妙に下手な歌唱も、コレはコレで味があります。面白いバンドです。
まとめ
ざっとこんなもんです。他にも紹介したいアルバムは沢山ありますが、ここらが潮時。
2020年度新歓ブログリレーではあと2本書く予定なので、今後とも宜しくどうぞ。