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2026年9月12日 | ブログ記事

なぜかスポンサーになったGo Conference 2026に参加してきた

タイトルの通り、2026年9月11日に開催されたGo Conference 2026に参加してきた。酒の勢いに任せてガっと書いているので変な文章になっていると思う。

参加までの経緯

僕は今までこういったカンファレンスに参加したことがなかった。文化として存在することは認識していて、参加するきっかけがなかなかなかったのだが、ここデジタル創作同好会traPは変なサークルなので変な形でチャンスが訪れる。

traP は Go Conference 2026 に協賛します!
本記事はジョブボードに掲載する広告の代わりとして掲載しているものです! SysAd 班班長の Takeno_hito と SysAd 班の ikura-hamu です。 東京科学大学デジタル創作同好会 traP は Go Conference 2026 にブロンズスポンサーとして協賛いたします!本記事では協賛への思いなどを紹介させていただきます。 協賛への思い 本サークルは 2015 年に設立されたデジタル創作の総合サークルです。設立してからゲーム制作・イラスト・競技プログラミングなど様々な分野のメンバーが集まって進歩を続けており、現在のメンバー数は 812 名(2026/8/5時点)、11年間で traP に所属したことがあるメンバーの総数は 2509 名(2026/8/5時点)と、国内でも最大級のデジタル創作サークルとなりました。 そんな本サークルでは、サークル内での内製の連絡ツール traQ を始めとした、メンバーを支える基盤システムの全てを 2017 年から現在に至るまで Go で開発しています。

なぜかサークルとしてGo Conferenceのスポンサーをすることになったのだ。traPの会計担当は僕だが、各班の班長の裁量で使える班予算と有志の出資で賄われているので僕は一切関与していない。いや嘘、出資者としては関与している。本当に面白いサークルだと思います。

とまぁそんなわけで、せっかくお金を出したので得られるものは得ようということで現地参加することにした。最近はRustに浮気気味だけど、初めてまともに書けるようになったプログラミング言語ということでGoには思い入れもあるしね。あと学生チケットがお手頃な値段で参加しやすかったというのも大きい。

セッション感想

あまり企業ブースなどは回れず、ほぼずっとセッションを聴いていたのでその感想だけ。たくさんの応募の中から採択されているだけあってどのセッションも面白かったが、特に星一さんのEbitengineに関するセッションが印象深かった。

Go におけるコンソールゲーム開発最前線 〜非対応環境でランタイムを動かす技術〜 - タイムテーブル | Go Conference 2026
# 概要 Go はサーバーサイドや CLI ツールで広く使われています。しかし、 Nintendo Switch や Xbox などのゲームコンソールには対応していません。そんな中、 Go の 2D ゲームエンジン「Ebitengine [1]」は Nintendo Switch 及び Xbox への対応を果たしました。 2026 年 5 月時点で、発売予定を含め 10 本以上のコンソールゲームに採用されています [2]。 本セッションでは、本来非対応であるコンソール環境で、どのように Go ランタイムを動かしているのかを解説します。 Ebitengine の開発者であり、 Odencat 株式会社の CTO として実際にゲームをリリースし続けている立場から、その技術的な裏側と実装について詳しく説明します。 [1] https://ebitengine.org[2] https://ebitengine.org/ja/showcase.html # 主なトーク内容 * Go ランタイムの仕組みとコンソール対応の現実* `-overlay` フラグを使ったシステムコールの書き換え* グラフィックスライブラリの対応* プラットフォームごとの対応* 開発からリリースまでの流れ* 今後の課題 # 対象聴衆 * Go のランタイムや低レイヤ、システムコールに関心がある方* `-overlay` などのビルドオプションに興味がある方* Go によるクロスプラットフォーム開発や、ゲーム開発の可能性を知りたい方

以前星さんの記事でNintendo Switch向けにGoのネイティブコンパイルを成功させたという話は目にしていたので内容自体はう〜っすら聞き覚えがあるような感じだったが、実際にご本人の言葉で聞くとただの事実だけでなくそれまでの苦労も垣間見えたような気がする。

Nintendo Switch™ ネイティブバイナリへの Go コンパイルを成功させた話

技術記事は成功した部分にフォーカスを当てて書かれがちなのでどうもものすごい技術力を持った人が書いているような印象を受けてしまうことが多い。実際技術力はすごいのだが、しかし、最初から全てを見通している超人というわけではなく、なんというかちゃんと人間が裏にはいるんだなぁと感じた。

他に印象に残ったセッションといえば、catatsuyさんのものだろうか。

Goと一緒に育つCLI — 9年のOSS保守で見た標準ライブラリとtestingの進化 - タイムテーブル | Go Conference 2026
標準入力を受け取り、チャットサービスへ通知する小さなGo製CLIを、約9年にわたって保守してきました。 この発表では、そのCLIの実装と変更履歴を題材に、Go本体・標準ライブラリ・testingの進化が、小さなCLIの設計と保守をどのように変えてきたかを紹介します。 初期の実装では、goroutine、channel、timer、signal handlingを手組みし、非同期処理のテストも `runtime.GOMAXPROCS(1)` や短い `time.Sleep` に頼っていました。また、ホームディレクトリ取得やエラーのwrapなど、今では標準ライブラリで自然に書ける処理にも外部パッケージを使っていました。 そこから、`os.UserHomeDir`、Go 1.13のerror wrapping、`signal.NotifyContext`、`context.WithoutCancel`、`T.Setenv`、`T.Context()`、そして `testing/synctest` へと移り変わる中で、コードは少しずつ「外部依存や偶然に頼るもの」から「Goの標準機能で意図を表現できるもの」へ変わっていきました。 特に中心に置くのは、非同期処理のテストです。かつてはruntime schedulerの挙動に依存していたテストが、`testing/synctest` によって、goroutineの停止状態を明示的に待てるテストへ変わった過程を、実際のコードの変遷をもとに紹介します。 Goの互換性と標準ライブラリの継続的な進化は、大きなプロダクトだけでなく、個人が長く保守する小さなCLIにも届いています。この発表では、ひとつのツールを9年保守してきた経験を通じて、Goと一緒に遠くまで進むとはどういうことかを具体的に示します。 ## 参加者が得られるもの * goroutine / channel / timerを含むCLI処理のテスト設計* `runtime.GOMAXPROCS(1)` や `time.Sleep` に頼る非同期テストの問題点* `testing/synctest` による非同期テストの改善例* `signal.NotifyContext` を使ったCLI shutdown設計* `context.WithoutCancel` を使うべき場面と、timeoutを戻す注意点* `os.UserHomeDir` やGo 1.13 error wrappingなど、標準ライブラリの進化による外部依存削減* `T.Setenv` / `T.TempDir` / `T.Context()` などによるテスト保守性の改善* 小さなOSSや社内ツールを、Goの進化に合わせて長く保守していく考え方 ## 対象者 * GoでCLIや小さなツールを書いている人* goroutine / channel / context を使った処理のテストに悩んだことがある人* 社内ツールやOSSを長く保守している、またはこれから保守していきたい人* Goの標準ライブラリやtestingの進化を、実例ベースで知りたい人 ## 対象レベル **中級者** goroutine、channel、context、testingの基本を知っていると理解しやすい内容です。ただし、個別のAPIは背景から説明するため、CLIやテスト改善に関心がある初級者にも役立つ構成にします。

題材となっているCLIは小規模なもので、おそらく当初はご本人が自分用に作ったものなのではないかと思う。ならば自分の用途だけ満たせるように雑に作ってしまってもそんなに困らなそうだが、Goの進化に合わせて丁寧な改善を続けているというのがエモかった。標準ライブラリに何がいつ追加され、どのように使うかというのはググればすぐに分かることだが、これもセッションという形で聞くことで響き方が変わってくるものだなぁと思う。

会場ならではの空気感とかもあるが、技術記事を読んだり配信で観たりするのとは違って、逃げ場がないから話を聞かざるを得なくなるのも現地参加の良いところだなぁと思った。

Official Party

弁当
弁当

学生は確かチケット3000円で懇親会まで参加できた。昼はお弁当も出たので、飲食費だけで元が取れそう。スポンサーの皆様には頭が上がりません。いえいえ礼には及びませんよ(スポンサー目線)。

初対面の人と1対1で話すほどのコミュ力は持ち合わせていないので知り合いと固まっていたが、少しは外部の方とも交流できて良かった。自分が聴いていなかった方のセッションの感想が聞けたりしたのが面白かったです。

おわりに

学生のうちにこういう場で登壇してみたいですね。学生なのに登壇していたらかっこいいので。

書いているうちに酒が抜けてきて恥ずかしくなってきたのでこのへんで。

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akimo

24B。Web開発とかお絵かきとかしてるオタク

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